見出し画像

「恋」とはなにか、知りたい私へ

サークルの新歓前に友だちと食べた丸亀うどん。


ここ最近特定のひとりの人が、頭から離れない。

朝起きてから夜眠るまで、ずっと私の頭の中はその人のことでいっぱいで、大学はテスト期間なのにあまり集中できない。

私はこのような状態に陥ると、自分は「恋」をしているんだと認識します。

先日大学の仲間たちと「愛」について考えるイベントをやりました。20人くらい来てくれて、いろんな「愛」のカタチを知りました。

そのイベントで、「恋」って恋しているときじゃないと、恋している感覚とか感情とか自分のことでもよく理解できないよなあ、とふと思いました。

恋をしていないときに「恋」のこと考えても自分でもあまり理解が追い付かないんです。

話は戻りますが、私は今「恋」をしています。だから、今なら「恋」とはなんなのか、自分にとっての答えを知っています。せっかくなので記録します。
(「愛」と「恋」の違いについては面倒なので割愛します。)


まず冒頭でも書いた通り、朝起きてから夜眠るまでず――――っとその人のことを考えてしまう。意識的にではなくて、無意識にずっと。

その人の何かを考えているとかじゃなくて頭の中にずっと居座られているような感じ。

しかし、寝ようとベッドに入り電気を消すと、視覚や聴覚がほぼ遮られてついに思考がその人に占領されてしまいます。

次会うときは何を話そうか、どうしたらもっと距離を縮められるのか、そんなことを想像してあっという間に1,2時間経ってしまいます。

恋をしていない時の眠れない時間って本当に苦痛で大嫌いで、時間の流れがすごく遅く感じるんですが、恋をして相手のことを考えて過ごす時間は幸せしかない。眠れないのは困りますが。

そしていつの間にか眠りについていて、夢にはまだでできたことはないけど、朝起きて昨夜の延長のような感覚で、またその人が私の頭の中を占拠している。

「好きな人」が頭から離れないと、うきうきしてしまう。

例えば、外出した先で偶然会えたりするかもとか、前おすすめされた映画観てみようかなみたいに、自分だけの時間を「好きな人」のために過ごしてしまったり。

恋をしていない時は全く信じないような占いを、ちょっとうきうきしながら見てみたり。自分でもばかだなあって思うけど、恋をするとだいたいばかになる気がする。

ここまでは、私以外の人にも当てはまるような、典型的な恋煩い的なものを書いてみた。

ここからは、私なりの話について。

前にnoteで書いたけど、私はアセクシュアルでフレイロマンティックで、恋愛的に好きな人でも性行為は望まないし、その人との関係が深まれば深まるほどその好きは恋愛的なものではなくなっていしまう。

今私が好きな人は、かなり遠い存在の人で、自分と家族との関係を100としたら、その人との関係は5くらい。一目ぼれとかではなくて、少しずつというかきっかけがあって、気づいたら頭から離れなくなっていた。

「恋」をしていない時には研究テーマのごとく考えていた「好き」の定義なんかもうどうでもいい。それくらい、ただその人のことを考えているだけでいいやってなっている。

アセクシュアルでフレイロマンティックの私として、恋にはゴールがない。

恋人になってしまえば、いずれその人のことは恋愛的に好きではなくなるだろうし、そうでなくとも恋人らしいいちゃいちゃ的なことも全く望んでいない。大抵の相手では、恋人関係はすぐに破綻する。

恋人になるという目標がなければ、その恋にゴールはなくなる。

もちろんその人ともっと仲良くなるとか多少目標はあるけれど、ゴールテープがない以上ただ長い不確実な道のりが続いているだけ。

だけど決してそれが苦痛なわけではない。むしろ、諦めがついた状態でスタートできるから、一般的な片思いよりも苦しいことはないのかもしれない。

経験上、付き合って別れた相手には気持ちがなにも残らないけれど、片思いしたまま縁がほとんど切れてしまった相手のことは今でも少し好きかもしれない。

きっと今好きな人もそんな感じでふわふわしてしまうんだろうなあと思う。


いいなと思ったら応援しよう!