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当事者としてジェンダーを考えるには弱すぎた
東京最終日、東京ラーメンストリートで食べたラーメン。
東京から帰った日の夜、テンションが上がって久しぶりにインスタの投稿をした。
そもそもインスタ自体、リール動画以外はずっと見ていなかった。
私はジェンダーに関心があるから、関連の団体のアカウントは30近くチェックしていたけど、それも今はお休みしている。
投稿するとき、友だちのストーリーや投稿、ジェンダーの投稿が目に入ると、なんだか心がモヤっとする。
今はだれか他人と自分を悲観的に比較してしまいそうだから、極力見えないようにする。
ジェンダーのことは、過去の嫌な記憶がよみがえるから、やっぱり見たくない。
友だちは大事だしつなぎとめておきたいからともかく、ジェンダーはもう私が見る必要はないだろうと思う。見たくなればまたフォローすればいい。
とりあえず、ジェンダー関連のフォローは全部外した。
ここ2,3か月、外したい、けど元気になってまた見に来ればいい、と思って外さないでおいた。もう煩わしくなった。
自分のしんどい気持ちを生み出した最初の要因だと思うし、なにも良いことを思い出せない。
前までは、ジェンダーの悩みはあれど、それを上回るくらいの強い向上心みたいなものがあった。ジェンダーの問題を少しでも解決に導いて、社会を変えたいと、本気で思って活動していた。
昨秋、自分の無力さを実感したあと、そこから這い上がる気力も残っていなかった。私は無力で、ひどく弱い人間なんだなと痛感した。
ジェンダーを取った私には、何が残るのか。私があれだけ熱を上げて取り組めるものはほかにないんじゃないか。
かといって、今はジェンダーのことは一切考えたくない。
またいつか全力でジェンダーに取り組める日が来るか、それともほかに探した方がいいか。
どのみち私を苦しめることに変わりはないんだから、もう考えなくてもいいんじゃないか。
高校時代、国語、数学、英語、地理、、、こんなことより、ジェンダーの問題を深く考えたい、と思っていた。大学生になって、ジェンダー関連の団体やイベントで出会った仲間が、何度も自分を救ってくれた。
こんな幸せなことはないと思っていたのに、当事者として問題に取り組むには心の強さが足りなかった。
そして今、これまで培った何もかもが崩れてきている。やっぱり弱い私には、なにも残らない。