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過去の日記。

去年の10月。コメダ。



スマホのメモを漁っていたら、去年の秋の日記を見つけたからコピペ。

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2022年10月

なんかずっと悲しいきもち。10月上旬にPRIDE SCHOOLの講義受けてから、最近自己肯定感低いなーって感じて。別に高けりゃいいってわけじゃないんだけどね、私らしくないなって思った。そこからどんどん落ち込んで大学にもバイトにも行けない1週間を過ごした。去年もあったし、生理前だったし、その後は頑張って大学にもバイトにも行けた。けど、やっぱりずっと元気にはならない。去年は落ちたあとに驚くほどハイテンションになったし活発になった。そしてきちんと通常運転に戻った。PRIDE SCHOOLもやり切ってたし、人との関わりをすごくもってたと思う。だけど今回はずっとずっと元気が出ない。

その頃ジェンダーに関して取り組むことに絶望感を抱くようになった。なぜかWannaBeMEやSELFの活動が楽しくない。ジェンダー関連の投稿もなにも見たくない。やりたくない。けどやらなきゃ、無理やりインスタの投稿を考えていた時、『学習性無力感』という言葉に出会った。無力感を感じるだけなら、少し活動から離れて休めばいいと思った。けど、ジェンダーの活動に自分のアイデンティティを求めていた私は、活動をやめたところで自分を見失うだけだった。活動していない私なんか、なんのために生きているんだろう。こんな社会、私なんかがどう頑張っても変わらないんだろうなあ。そんな変わらない社会でこれから先何もできずに生きていくなんていやだ。いっそのこと今死にたい。どう転んでも嫌な自分しかいなかった。

それと同じ頃、パートナーとうまくいかない日々。ジェンダーに関することでよく口論になった。恋愛に対する向き合い方に大きなギャップを感じてしまった。私は恋愛より自分のことばっかりなようで、私の気持ちは割と恋愛に振り回されていた。だから鬱陶しくて自分から手放してしまった。時折ひどいことしたなと猛省するけど、後悔もしてないし未練もない。ひとつ大きな大きな悩み事がなくなって、肩の荷が少し軽くなった気がするくらい。

活動への無力感と恋愛。その2つから距離を置いてみた。大学にも行ってバイトにも行った。友だちともご飯を食べた。好きな映画を観て、美味しいご飯を作った。なにも。なにも。楽しくない。1人でいるとなにもせずただぼーっと、考え事をして。いつの間にか深夜になって寝て。朝お風呂に入って大学に行けたり行けなかったり。1人でいても友だちといても、あんまり笑わなくなった。表情筋が硬くなっているのを感じる。口数があからさまに減った。授業にもなにも関心がわかない。友だちと会話してても盛り上がらない。

ある日の放課後、最近しゃべってないなと思っていた友だちと偶然出会った。久しぶりに話したこともあってぎこちなく終わって、けどその日の夜にその友だちからLINEがきた。悩みがあるのか、って。その後電話をして、最近元気がないと伝えた。悩んでいることも全部伝えてみた。その子は、少し休んで新しい趣味とか見つけろとアドバイスしてくれた。2時間ほど、誰にも素直に言えなかったことを話せて少し気が楽になった。

次の日、大学のダイバーシティ推進機構の会議に出るためだけに大学へ行った。たった1時間半の会議。終始苦しかった。息もしずらい。
ようやく会議が終わった頃、最近よく話す先生に疲れてるのかと聞かれた。私は思わず疲れてます、と答えてしまった。途端に涙が目に滲んだ。それほど会う機会もない人から心配されるほどに疲れていた。それをここまでだれにも打ち明けられていなかったことが情けなかった。一方で、疲れてるって言えたことに安心した。

その夜はその先生の提案で、先生3人と友だち1人とファミレスに行って美味しいものをいっぱい食べようとなった。前半はその先生と友だちが食べ物の話で盛り上がっていた。聞いてるだけですごく楽しかった。お腹もいっぱいになって満足だった。デザートを食べる頃、元気になった?大丈夫?と先生が聞いてくれた。あ、はい大丈夫です、と答えるとその声に元気がなかったようで、隣の先生が、大丈夫?って聞いたら大丈夫って答えるしかないじゃないですかと笑ってつっこんだ。じゃあなんて聞いたらいいの?と先生が聞くと、お腹いっぱいになりましたか?ですよ、と笑って答えていた。私はなぜかそのやりとりがすごくすごく嬉しかった。なぜかは本当にわからない。けどずっと、頭の中で噛み締めるように思い出す。そして涙が出る。

その後、私は少しだけ先生たちに打ち明けた。プライドパレードに燃え尽きたのか、好きでやりがいを感じていたはずのジェンダーの活動に疲れていること、休んでも自分には何も残らなくて他にできることがなにもないと感じていること。話していたら涙がこぼれそうで少し抑えめに話した。涙がこぼれるのを我慢していたけどきっとばれてたと思う。その後は私の新しい趣味についてみんなが考えてくれた。私がゴミ拾いサークルに参加しようかと言うと、人のためになることはだめだと言われた。自分が楽しくて誰のためにもならないもの。人のために頑張るのじゃだめ。あー私、そんなこと言われたらよくわからない。編み物、釣り、料理。全部楽しそうだけど楽しめるかな。どれもピンとこない。人のために頑張ることが好きなのに。私、なんも面白くない人間だな。友だちが、この子Noが言えないんですよって。たしかにそうかもしれない。なんだかんだ自分がやりたいって思うし、やりたくなくても経験になるからってギリギリのキャパで引き受けてしまう。最近は頑張って控えているんだけどなあ。私の良くないところなんだと思う。

お家に帰って、その日は早めにベッドに横になった。ファミレスで言われたことを思い出して、涙がぼろぼろとこぼれてきた。つらい。かなしい。しにたい。
次の日は大学を休んだ。

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