Day.11 自分の文章の癖の話。
この1ヶ月で、職場の人が書く文章を読む機会があった。書籍化される予定のルポ、刊行物の編集後記、メルマガの原稿、など。(たまたま時期が重なっただけで、うちは出版社でも編集社でもなんでもないので素人の文章だ)
読んでいて面白かったのは、ふとした拍子に書き手の顔が浮かんでくること。そしてそれはその文章の中の単語、語尾、接続詞、構成など、さりげない部分がキーになっている。
その人が意識したわけではなく、これまでの書き方やよく読むものに左右されているのだと思うと、その人の文章の「癖」だとも言える気がする。
同時に、わたし自身もそういう癖があるのだろうかと考えた。
普段じっくりと自分の文章を分析することはほとんどないけれど、個人的に書きやすい構文や使いがちな表現には心当たりがある。
それが悪いということはない。
どんな作家さんやライターさんにもその人の文体があるし、それをなくせば個性がなくなる。ただ、書く練習中のわたしにはまだ「これが自分のスタイルです」と言えるほどのものではない。ただの癖で、表現の狭さだと思う。
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今日はnoteを更新することに加えて、好きなライターさんの文章を書き写す作業をしてみた。自分では使わないような語彙や表現があって、思いの外楽しい。
noteの更新も10日を超えたことだし、他の人のライティングから学ぶことも試しに続けてみようと思う。
表現の幅が広がればいいなぁ。
おわり。