私が笑顔でいられるのは
私が一人でお風呂に入っていると、
次男がトコトコやってきて扉をたたく。
そのあと長男が来て、なんやかんやと言っている。
全然ゆっくりできない。
「もうすぐでるよ!」と声をかけて慌てて身体を拭く。
出ると、二人が裸の私の足元にじゃれてくる。
次男は歩けるようになって日が浅いので、
気をつけないと転んでしまう。
なんとか服を着ると、
長男が「抱っこしてー」
次男が「ぱいぱい!」
まず長男を思う存分抱っこ。
ソファから飛びかかって抱っこが楽しいらしい。
これで最後ね!と念を押して最後の一回。
お待ちかねの次男に授乳。
慌ただしい日常。
でも、今だけ。
すぐに抱っこなんてしなくなる。
柔らかい髪の毛を撫でることも、全身の力を抜いて身体を預けてくることも、彼らの人生のなかでとっても短い時間。
二人が同時に私を求めてきてくれる時間はもっと短い。
こんな日があったことをちゃんと覚えておきたい。
こんな風に思えるのは、
夫が
私を一人でお風呂に入れさせてくれるから、
その間に子どもたちの歯磨きをしておいてくれるから、
子どもたちの保湿クリームを塗ってくれるから、
ソファやジャングルジムから落ちないか見守っていてくれるから。
きっとそういうこと全部を私一人がやっていたら、
今この瞬間を愛しいとは思えないはず。
ただただ、早く過ぎて欲しいと思ってしまっていたかもしれない。
私の心に余裕があって、
子どもたちに笑顔でいられるのはこの人が夫だから。
心からの感謝と愛を。
いつもありがとう。
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