エンドレスヒール#38 -3.11
この物語はフィクションであり、登場する人物団体等は架空のものです。
ノアヒールのエネルギー。
人生のサポートをするエネルギーだ。
努力もせず、ノアヒールのエネルギーを手に入れれば、何でもうまくいくわけではない。
自分の努力、それをサポートしてくれる、助けてくれるのだ。
ヒーリングもできるが、あくまで「ヒーリングもできる」であって、それが全てではない。
ヒーリングするエネルギーは、スピリチュアル系にたくさんある。
しかし、借り物で枝葉に別れたものから自分に流れてきているものが多い。
ノアヒールは、自分自身と同化し、自分自身のエネルギーとなる。
しかも、自分の人生の努力を怠れば、力は弱くなる。
ノアヒールの中で、自分の目的、生まれてきた意味、生きてゆく目標をきちんと定め、努力したものが、どんどんサポートを受け、成長できるのだ。
全ては自分。人がどう、ではなく自分。自分、なのだ。
そして、自分をまず定めた人々は、誰かのために何かをする、ということを、ためらいなく喜びとしている。
人のために何かをすることは、あたりまえのことなのだ。
頑張った人は、頑張っただけ、自分だけではなく、人のためにできることを考えるようになり、実行して行っている。
それが、ノアヒールでは、あたりまえのことだから。
自分のことより、人のことを考える。
最初にノアヒールの講座に参加した時、実はそこまでは わからなかった。
しかし、学べば学ぶほど、和美が生きる目的、考え方とリンクしていることがわかり、そのたび感動を覚えた。
2010年初頭
清水綺羅子(きよみず きらこ)さん のノアヒール講座。
「初めての方も多いようなので、まずヒーリングを体験してみましょう。」
らこさんは、初めて会った人たちを二人一組にし、一人は椅子に座り、一人は肩に手をあてるよう話した。
「座ってヒーリングを受ける人は、自分にとって気持ちの良いことを考えてみましょう。たとえば、温泉に入っているとか、大好きなことをしているとか。」
「それから、後ろに立って肩に手をあてている人、相手に『元気になってほしい』とか『疲れがとれるといいな』とか、相手のことを思ってみましょう。」
「今、ここにはノアヒールのエネルギーが流れている空間になっています。初めての人も、この空間ならできます。」
和美は最初、立ってヒーリングする側になった。
らこさんが、始まりの合図をすると、和美は目をつむり、「あなたの苦しみを全て受けます」と心に祈った。
その途端、体中が揺れてきて、グラグラと自分が回り始めた。
続く
2011年4月24日(日)
エンドレスヒール#38 -3.11
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね
次回 エンドレスヒール#39 へ続く
https://note.com/mizukiasuka/n/n37987443cb4e
前回 エンドレスヒール#37 はこちらから
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https://note.com/mizukiasuka/m/m3589ceb09921