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Love's night #14
携帯が鳴った。
タカネからのメールだった。
『パパったら、すごく変なの。勢(せい)や更冴ちゃんのこと聞いても、何も答えてくれないの。
あんなに 更冴ちゃんのこと かわいがってたのに・・・。
まぁ、すぐにはOKってわけにはいかないだろうけど。
ね、パパ、さっき急に出かけちゃったの。今から そっち 行ってもいい?』
来る・・・と 勢は直感した。 すぐにタカネに返信する。
『ごめん、今日 俺も疲れちゃったみたいなんだ。緊張したからかな。
今日は ありがとう。 タカネの料理、 いつも以上に うまかったよ』
携帯を置いて、体を横にする。
終局の鐘が頭の中で 鳴り響く。
勢は 眠っている更冴の頬に、そっと指をそえた。
それから、どのくらい時が過ぎたのだろう。
部屋のチャイムが鳴った。
勢は けだるい体を起こし ドアに向かった。
拒めるはずが なかった。
ドアを開けた時、そこには拒み続けた現実があった。
ありがとうございましたm(__)m
Love's night #14
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#15へ続く
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