国営放送は世相を語る(NHKのまわしものではありません)
子供の頃から親がマジメなんで(ん?)NHKはよく見ていました。
当時、朝ドラは8時15分から15分間。
学校は8時30分から。ビデオもない時代なので、その時見ないと見れないけれど、見ていったら遅刻する。
当時、私は小学校の隣に住んでいました。
給食はほとんど自校制が多く、なんと!我が家の塀は小学校の塀。
その塀の向こうは小学校のボイラー室でした。
さらに親が共働き、私は鍵っ子だったため、朝ドラの時、私は家に一人。
朝ドラを見てから、我が家の(学校の)塀をよじ登り、ボイラー室に下りて走って行ったのですが、当然毎日遅刻。
たまに母は学校から呼び出されて、遅刻を咎められるも、私は朝ドラを見るのをやめられません。
しかし、悲劇は突然やってきました。
その日、いつものように塀を越えようとして、学校の用務員さんに、見つかってしまったのです!!
当然、通報され あえなくお縄に。
私の朝ドラライフは、そこで途切れてしまいました(泣( ;∀;)
しかし、小6あたりから、やっと「大河ドラマ」観るのを許されます。
日本史好きの私の基礎は、そのへんから作られて行きます。
大河は、当時のテーマなどにより、マジメに見ていないのもありますが、ほぼ現在まで網羅。
朝ドラは、「おしん」あたりから再度観るようになります。
また、ビデオが普及して、仕事をしていても観ることができるようになるのです。
さて、この朝ドラと大河ドラマですが、何年も前から題材が決まり、始まるずっと前から撮影が始まるのにも関わらず、いつも思うに、その時々の世相を反映している、ということです。
そして、時々、名セリフが飛び出します。
今の私達に必要だと思えることが、ずっと前に脚本を書き、ずっと前に撮影したものが、ぴたっと当てはまり、心に沁みる。
ドラマをいかに丁寧に作っているか、そして先を読む優秀な人材を集めている、と思うのです。
CMが無いから、費用を国民に負担してもらうことになりますが、確かに観てない人は払いたくないのでしょうね。
私は、観てるから、仕方ないかな、と思っています。(くれぐれも、NHKのまわしものではありません)
私としては「光るきみへ」も「ブギウギ」も「虎に翼」も、おもしろいと思います。
「晴天を衝け」(ついに新札1000円)
渋沢くんには申し訳ないけど、やはり慶喜が良かった。
私は、鳥羽伏見での彼の行動を批判的にみていたひとり。
全く違う角度から見た幕末維新が、こんなにシンプルでわかりやすいとは。
さらに慶喜はほんとうにこんな人だったかもしれない、と思わせてくれた意味で、歴史の評価が変わるんじゃないか、とすら思わせる、素晴らしい演技でした。
(ツヨポンの芝居のせいかもしれないが)
「とらつば(キャプツバか?)」も、「光るきみへ」も、今につながる権力闘争や女性蔑視など、盛りだくさんの現代を感じる内容。
でも、日本初の小説を書いたのは女性。紫式部。「源氏物語」
(「かぐや姫」の作者がわからないので、決めつけられませんが)
日本初のエッセイ集も女性。「枕草子」清少納言。
これ・・・けっこう気持ちいいね((えへへ(〃´∪`〃)ゞ
長々読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m