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「巴の龍」考(元祖巴の龍 あとがき)
長い長い「巴の龍」が完結しました。
昔昔に書いたので、話のつくりも文章も甘いし、何より敵が弱すぎ(汗💦
やはりこのような物語なら戦闘シーンは命なのに、全く書けていません・・・。
おもしろい物語にするには、必要なんだと思いつつ、戦闘シーンは今も苦手なんで、難しいですね・・・。
余談ですが、芹乃以外の四人の女性は、昔から私の頭の中にあった名前です。(芹乃は物語を作るにあたって、生まれたキャラクターです)
子供は男だったら夫が、女だったら私が名前を付けると決めていました。
もちろん、生まれる前に相談しました。
最初の子供(長男)が生まれる時、私は「桔梗」と付けたいと希望しましたが、夫と相談の上で却下。「葵」になりました。
次男の妊娠の時は、また「葵」と思っていたのですが、夫が「生まれてくる子は、違う人格だから別の名前を」と言うので、悩んだ末「菊葉」という名を考えました。
そして三番目の時に「桐紗」という名前を考えたのです。
そして、女の子は生まれませんでした。
却下された「桔梗」そして、都度考えた「葵」「菊葉」「桐紗」
彼女たちは、この世に生まれることがなかった、私の娘たちの名前なのです。
(ちなみにすべて「花の名前」です)
原案一九九四年平成六年一月二十四日(月)(ぼんやりとした夢)
思案二〇〇〇年平成十二年十一月一日(水)(先のいくさの後、桔梗と丈之介が逃げる途中で月の三つ巴の龍に助けられる)
二〇〇一年平成十三年十一月九日(金)(この作品、三人兄弟、とりわけ菊之介が主人公)
データ化 二〇二三年令和五年一月二日(月) 完了
この物語を描いた頃、まだ長男ムウが中学生で、次男カアと三男ツンは小学生でした。
この物語の三兄弟は「うちの三兄弟」がモデルです。当時のイメージから兵衛・大悟・菊之介のキャラクターが生まれました。
大人になった彼らは、驚くことに三男ツンは、本当に菊之介のような性格に育ちました。
読み返した(データ化)したのは最近ですが、本当に驚きました。
虫も殺せない・・・「親のいる者は殺せませぬ」・・・なのです。
さらに成長した彼らは、書籍「駒草ーコマクサー」では、長男ツンがヒョウゴ・次男カアがイオリ、三男ツンがサクラとして登場します。
ムウ=兵衛=ヒョウゴ
カア=大悟=イオリ
ツン=菊之介=サクラ
人生の皮肉さを憂いつつ、ツンが応援してくれていた『書くこと』を、やめることは、できないのです。
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