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かげろう奇譚#3(石ノ森章太郎萬画館)

入るとすぐチケット販売機が目につき、大人二枚小学生一枚購入した。

驚いたことに一枚一枚チケットのデザインが違っていて、

夫のは『佐武市』 和美のは『009』 息子のは『さるとびエッちゃん』『星の子チョビン』等

いろいろな 漫画の主人公達が描かれている。

一階ホールは販売機のほかに『がんばれ ロボコン』の人形のスタンプ押し機。

そして『ショップ墨汁一滴』がある。

石ノ森作品グッズだけでなく、里中満智子や

水島新司『あぶさん』『ドカベン』といったものの

グッズが ところ せましと並んでいる。

そのショップを斜めに見て らせん状の廊下を登ってゆく。

階段ではない。バリアフリーに作られている・・・いや、巻貝の中のようだ。

廊下の壁には 様々な作品の絵が飾ってある。

二階の特別展に入ると、「時代を超えたヒーローたち」という題で

石ノ森のヒーローたちのコレクターグッズや、

廃材を利用したとは思えないアイアンドール(鉄のフィギア)が並んでいた。

少し見た後、もう一度廊下を降りて、途中にあった映像ホールに向かった。

そこでは 石ノ森の初期作品『竜神沼』を、石巻市でアニメ制作したものが上映されていた。

彼らしいSF作品で、40年も前の作品とは思えないほどの新鮮さがあった。

デビュー前から あたためていた作品らしく、石ノ森が中学の時に考えていたとすれば、

やはり 天才であることは 疑いようもない。

かげろう奇譚#4に続く
(2002年作品)

かげろう奇譚#3

最新作「駒草ーコマクサー」
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね


※物語の発想&裏話「短編集 白龍抄より”雨夜幻想譚”」編 
☆お話会 7月14日(水)20:00~20:30 zoomオンライン
★お申し込みはこちらからhttps://www.reservestock.jp/events/585674



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