エンドレスヒール#63 -3.11
この物語はフィクションであり、登場する人物・団体等は架空のものです。
2010年 2月
寒い時期ではあったが、ノアヒールの誘導瞑想で出逢った四人は、百香の選んだレストランで食事をした。
ノアヒールが、というよりお互いの話をいろいろした。
まだ会ってまもないのだから、お互いのことは わからない。
だからこそ いろいろな話をした。
それぞれが仕事を持ち、様々な事情を抱えていた。
当たり前のことだが、何も事情の無い人間などいない。
長い人生を歩いてきて、何も無い人間などいない。
皆 大きな荷物を抱えている。
「人の一生は 重き荷を負うて 遠き道を 行くがごとし」
徳川家康の言葉だ。
だから、本来 一度や二度話したくらいで、本当の意味で相手のことなど わからない。
まして 、自分のことも わかってもらうのも難しい。
だから人は言葉を用いて コミュニケーションを はかるのかもしれない。
和美は、もっとノアヒールのことが知りたかった。
自分が所属したNPO.
それは何なのか?
本当に 何に惹かれ そして惹かれたことは真実 良かったのか。
ノアヒールとは 何なのか。
四人と話しながら、和美は3月にある関東での講座に参加したいと、思うようになっていた。
2011年5月19日(木)
エンドレスヒール#63 -3.11
※奇しくも、今年は「どうする家康」
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね
次回 エンドレスヒール#64 へ続く
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前回 エンドレスヒール#62 は こちらから
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