ある独白#4
彼は私にやさしい視線を向けた。
「書くの・・・ですか?」
「書き残したいのです」
すると微笑みながら
幾度かうなずいた。
「わかりました。
ただ わたしには 後わずかしか
時間がありません。
わたしの太陽光エネルギーは
大変長持ちします。
だから、光を遮断し
完全にエネルギーのなくなる今日まで
解体を待ってもらいました。
わたしのエネルギーがなくなったら、
明日この屋敷とともに消えるのが
わたしの最後の仕事です」
彼は遠くをみるように目を細めた。
「いいでしょう。
わたしのエネルギーがなくなるまでの時間
あなたに話をしましょう」
「あなたのおっしゃるとおり
わたしは 亡き葛城博士によって
世界最初の人型ロボット
RP7(アールピーセブン)型1号として
作られました」
ありがとうございましたo(_ _*)o
ある独白#4我が永遠の鉄腕アトムに捧ぐ
最新作「駒草ーコマクサー」
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね
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#5へ続く
https://note.com/mizukiasuka/n/n58241a52de66
#1最初からは、こちらから
https://note.com/mizukiasuka/n/nb5ab031cb177
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