ティーンエイジ#1
見慣れない階段を上ると、そこは見覚えのない場所だった。
激しい違和感。
ゆっくりと 首を回す。
ホテルが・・・建っている。
大きい入口。
どっしりと ここは自分の場所だと言わんばかりに建っている。
ここは どこだろう。
私は どこへ来てしまったのか。
「おかあさん、どこへ行くの?」
小学生の息子にせかされ、我に返る。
「おかあさん、まよったの?」
あきれるような 息子の声。
小学校も高学年になると、言うこともやることも手厳しく、
親をきっちり 批判してくる。
・・・いや、迷ったのではない。
わからない だけなのだ。
降りた駅は 間違いなく 仙石線 宮城の萩駅だった。
ティーンエイジ#1
ありがとうございますm(__)m
最新作「駒草ーコマクサー」
かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね
「SIRIUSの小箱」ってなあに?
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ティーンエイジ#2へ続く
https://note.com/mizukiasuka/n/nbccc4565df7e
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