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言葉ならべ 詩?つぶやき?

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詩、かもしれない、つぶやきかもしれない言葉あそび
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2024年1月の記事一覧

こねこ ねこ ねこ

こねこ ねこ ねこ このこねこ こねこのこ こねこ ねこ ねこ にゃぁ~  みゅ~ このこの こねこ こねこ このこの にゃぁ~みゅ~ おねむ ねむ ねむ みるく のむ のむ にゃぁ~ みゅ~

朝蜘蛛

朝 出かけようと  ミュールに眼を落とすと 一匹の 小さな蜘蛛 朝蜘蛛は 縁起がいいって そう だから そっと  ミュールを持って 外に出る かたむけると チョコチョコと どこかへ 行ってしまった いつかきいた 蜘蛛の糸 私は ちょっとカンダタの気持ち お釈迦様は 見ていてくれたかしら                  byあすか

幼きみぎり クレヨンで  描いた女の髪の毛は 黄色と水色でありました ひとりの大人が聞きました 「どうして この女の人の髪の色は黄色なの?」 「この人は 金髪なの」 また ひとりの大人が聞きました 「どうして この女の人の髪の色は水色なの?」 「この人は 銀髪なの」 幼きみぎりの クレヨンに 金も銀も ありません けれども 私の金と銀は

心のふるさと

遠く夜空の向こうを見つめる 透きとおった月 小さく光る星たち 人は何処から来て 何処へ帰るの 仮の肉体での日々を生きながら 心のふるさとを 想う この空の向こうに ふるさとがある 通りすぎてゆく 一瞬の流れ星 また 誰かが この星に やってきた そして この星で肉体を持ち 生きる この星での ほんのひと時の人生 大切な時間 大切な家族 大切な友人 ひとりではないと 実感する いつか帰る その時まで 私は 大切な人たちと生きる            

恋供養 ~1983年頃~ 珈巣多夢(カスタム)にて 飛鳥薫(17歳からのペンネーム)

女は腰をかがめて 川へ燈籠を近づけた 女の肩には そっと置かれた 夫の手があった 女はその手のぬくもりを全身で感じながら 無表情に燈籠を川に流した 流れに身をまかせ 燈籠の火がゆらゆら揺れた あなた・・・ 女は口の中でつぶやいた もう一度 あなた・・・ 女が呼びかけた   夫ではない・・・男に 夫は妻の肩を いつしかしっかりと握っていた そうしないと 妻がどこかへ行ってしまいそうな 言いしれぬ不安が 彼をそうさせていた 燈籠を見つめる妻の顔 かつて彼の知らない冷たく悲しい

ルート四分の一

黄昏が降りるころ 私は 空を見ている 透き通った空を見ている サンファンヴァウティスタ 遠い昔の 船の名前 たくさんの夢を乗せた虹の国にある 枯れることのない泉から 湧き上がる夢の名前 昔 異国が遠い遠い夢の国だった頃 夢見た人々が 初めての命がけの旅立ちをした 夢の象徴 ルートを変えて まだ 二分の一を過ぎたところ 私の行きたいところは 透き通った空の下 黄昏時でも濁っていない 曇りなき 世の果てまで 舟に夢を見た人々 舟の先の夢を見た

カーテン越しの青空

うすいレースのカーテン 見あげれば 広がる青空 白い部屋にありて 硬いベッドに横たわり かの青空の 知らぬ国を 想う 眠りにつこうか もう 充分ではないのか 落ちる さ迷える魂が 崩れゆく肉体を かろうじて 支えている もう いいよね 眠りにつくのも 小さな灯り まだ 夜には 早いのか も

緑の整列

白い馬というのは いかにも気品があって ボクには眩しいくらいだ 白馬好みの おぼっちゃん 眩しいなんて言いながら 結局白馬に乗って ご満悦じゃないか 白馬に乗った王子様 とは よく言ったもんだ ぼっちゃんはスッカリ 王子様ならぬ 王様きどりだ あぁ 従者達も この白い馬にみとれているな さもありなん これはボクの馬だからね いつまで並んでいるのかな ぼっちゃんは走るつもりがあるんだろうか こちらの馬は白くは無いが 名馬の誉れ高い あのぼっちゃんの鼻をへし折って やり

緑 馳せる

飛沫(しぶき) 緑の 白の 透明な 馳せる 三つの 緑の 飛沫 (緑の整列の続)

真実

同情されるのは 嫌い 同情するのも 嫌い だって それって 上目線でしょ かわいそうに お気の毒に その言葉の裏は? 私は この人より かわいそうじゃない 私は この人より 気の毒じゃない それは 相手を見下しているとは 言わないの? 同情するのは 嫌い 同情されるのも 嫌い 本当に欲しいものは  心から信じられる友情 本当に必要なものは かけがえのない真実の愛情 そうじゃ・・・・ない? 時ノ刻(ときのきざみ)さんの「心に残る記事」にご紹介いただき

赤い落ち葉が

舞う季節になったね あの 赤く燃えた想い 夏の暑い 熱い 夜 冷めてしまった 醒めてしまった夢のよう 赤い葉が風に舞う さよなら さよなら ボクの想い さよなら さよなら キミの想い

二人でゴロゴロ

お休みの日は 目覚めると キミが隣にいる だから ゴロゴロ ころがって ちょっと 背中をつけてみる まだ 眠ってるキミ 疲れているんだね いつもなら 仕事に出るから 早起きして 朝ご飯作って お弁当作って それから 仕事に出かけて・・・ でも 休みの日は ゆっくり

雅月(みやびつき)

その瞳 黒く輝き 露 落つる 葉の調べ 光もて 歩み陰る 朧なる 闇にひとすじ 雅月

ねえ ねえ

ねえ ねえ 聞いて 聞いて 私の話 聞いて 聞いて ねえ ねえ 聞いて 聞いて どうして 誰も 聞いてくれないの どうして いつも 私を 見てくれないの 私だけ 見て 私だけに 答えて ねえ  ねええええ 誰か 聞いて 私を無視しないで 無視・・・・しないで 2010・12.5(日) ある日のこと いや 毎日のこと えぇ 長い人生のこと 一人ではいられない かもしれない だから でも そう  ねえ あなたのことだけを 誰もが見つめ