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言葉ならべ 詩?つぶやき?

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詩、かもしれない、つぶやきかもしれない言葉あそび
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2023年12月の記事一覧

翼の先には

光が降りてくる 魂の行き先 天に昇る光 その翼で行くがいい その翼とともに見るがいい 変わることのない 愛に満ちた世界を  20091109 (トンニャンシリーズを書いていた頃、こんな詩?つぶやき?が多いです) 【「炎の巫女/阿修羅王」全国配本書店名はこちら https://note.com/mizukiasuka/n/ne4fee4aa9556 】 そして、またどこかの時代

月と泉

泉に映る月の舟 目覚めたら あなたがいた 「つかれたんだね。ずっと眠っていたよ。」 月の青い光を背に受け あなたの瞳がやさしく微笑む そう 私は月の舟にのっていたのだ ブルーラベンダーの輝きは 私をつつみこんで はなさない  20091104 この詩の はじまりは

あの夜は

ちょっとだけ 寒かったね 夏に はしゃぎすぎて 二人で 思いきり ぬれてしまったから 透けた肌が 恥ずかしくて 服をかわかすことも 忘れて 二人は 黙って 星を見ていたね あなたは 私を見ちゃいけないと思って ずっと夜空を見つめていたけど 私は ほんとうは ちょっと のぞいていたの あなたの 横顔 だって・・あなたを 見ていたかったんだもの 20091107 【「炎の巫女/阿修羅王」全国配本書店名はこちら https://note.com/mizuki

少年の後姿を追って

少女は走る もう見えない もう届かない それなのに それをわかっていて 少女は叫ぶ あなたが・・・あなたが・・・ 途切れてしまった最後の言葉 あなたが・・ 20091102 【「炎の巫女/阿修羅王」全国配本書店名はこちら https://note.com/mizukiasuka/n/ne4fee4aa9556 】 そして、またどこかの時代

キミと君

キミは世界中のたくさんの人 君はたったひとりの人 それとも反対? ほんのきまぐれ ほんの気分 言葉の遊び 言葉のリズム 何故か何か わからないけれど 愛の詩は やはりラブストーリー こだわりもなく たわいもなく 思い浮かぶ言葉という名の 思いの数々を ハープで奏でよう  20091101 そして、またどこかの時代で

キラキラと輝いていた頃

明日という字には 明るい未来という意味がある どんな時でも明けない夜はないし 雪が融ければ春が来る この言葉を幾度繰り返し 幾千の夜を過ごし 幾万の朝を迎えただろう キラキラと輝いた頃・・・・ いや・・・輝きは 失われてはいない 心の奥深くに 眠っているだけ さあ 目覚めよう そしてまた 輝ける明日をめざそう 今こそ旅立ちの時 一杯の温かなコーヒーを口に含み 20091029 弟が最後に見たかもしれない光景を見たいんですよ 駒

少年はいつもストレート

いつのまにか忘れていた 夢見る夢子の夢の先 いつのまにか大人になった 突きつけられた現実と 鏡の裏側の 夢子の夢 だけど待って まだ時間はある 戻ることはできなくても 遅すぎることはない だから・・・少女もストレートを 投げてもいい?  20091028 弟が最後に見たかもしれない光景を見たいんですよ

物語のはじまり

心がふるえると 風がゆれる 心がぬれると 雨が降る 心が凍ると 雪が降る 心が笑うと 春が来る  080721 【「炎の巫女/阿修羅王」全国配本書店名はこちら https://note.com/mizukiasuka/n/ne4fee4aa9556 】 そして、またどこかの時代で

サヨナラの時

雪の花 散る吹雪 桜のごとし ゆく時を惜しみ さらりと溶けて 涙雪 かの時を覚悟せしか 魂の ことごとく 雪空に舞い 別れの その時を 向かえん 我が子よ 末に生まれし きみと ついの 別れか 200904頃 かあさん、僕が帰らなくても何も無かったかのように生きていってね

雪のように

暗い夜空に 星ひとつ 輝く星が隠れだし 小雪がちらりと 降りかかる かかる小雪の 真白さに こころの墨も溶けだして 白きこころと 変わりゆく 白きものこそ 雪なりき 【「炎の巫女/阿修羅王」全国配本書店名はこちら https://note.com/mizukiasuka/n/ne4fee4aa9556 】 そして、またどこかの時代で

無理

最初は よかったの 二番目でも  あなたが こっちを 向いていて くれていると 信じていたから あなたに 嫌われたくなかったから でも 嘘 嘘 私は 嘘つき ほんとうは 二番目なんて イヤ いつも 一番でいたい ほかに 何もいらない あなたの 一番であれば 一番なれないなら やっぱり サヨナラ しか ないよね

愛・・・する・・・

愛されたいと 思っていた 愛に包まれて 眠りたいと その愛の中で 安心したい 愛の海で泳ぐ 魚になりたい 愛のコラーゲンに  でも 愛されるのは 重い 想われるのは 重い 重くて その愛を 背負えない 愛してるという 絵空事の言葉は 苦しいだけ ただ 重たくて  捨てたくなる 結局 ワガママなんだな 私は 愛されても 愛さなければ

こころの ありか

ゆらゆら ゆれる たまゆらの こころの傷の 切なさよ ちいさな泡の しゃぼんの泡の  舞い上がり 舞い落ちる パチンとわれて きえてゆく 私の想いは どうなるの 心のありかも 知らないままで どうして そのまま 去っていけるの 何もきかないで 耳をとざして 何もいわないで ただ切り口上に どこへいったかも わからない 探そうにも 探せない

心のゆくえ

かすんだ色 くすんだ色  今の心を 表現すると なにか すさんだものが舞う 心の叫びを どう表現したらよいのか 心は いつも 雲のように 行きつ帰りつ あの空の向こうに 求めるものが あるのだろうか 夢の先が 見えるのだろうか 枯れかかった その葉の先に 潤いを 折れかかった茎の弱さを やさしくつまんで 腐れかけた根の 根本の深き思いを