国産材を使ったダイニングテーブルを作りました。
少し前になりますが、国産材を使ったダイニングテーブルを製作し、吉祥寺ショップにて展示販売をしています。
ソリウッドでは、輸入材を使うし、国産材も使います。ここ10年ほどは輸入材を使うことが多くなっています。
市場を見回してみても、国産材よりも輸入材の方が供給量が多いように感じます。たくさんの木材を使う場合は、国産材よりも輸入材を使った方が木材を集めやすくなります。
ソリウッドで輸入材が使うのが多い理由は、人気があるのと手に入りやすいの2点です。
北米産のチェリー材やウォールナット材はとても人気があります。
ですが、ここ数年はクルミ材の人気が高くなっています。そのため、クルミ材を使うことが多くなり、必然的に国産材を使うことが多くなっています。
国産材は輸入材に比べると供給量が少なく、安定した質でコンスタントに手に入れることが難しい場合もあります。ただ、クルミ材やクリ材などは比較的安定した質でコンスタントに手に入れることができると思います。
こちらのD154テーブルは、岐阜県の製材所から仕入れたクルミの柾目板をテーブル天板に使用しています。優しい雰囲気があるクルミ材ですが、柾目板を使うとさらに大人しさも加わり、ナチュル感が高くなるような気がします。木の質感は好きだけど、木目が目立つのはちょっと苦手と感じる人には抵抗なく受け入れられる木のテーブルかもしれません。
こちらのD155テーブルは国産ヤマザクラ材を使用しています。このヤマザクラは数年前に岐阜県の原木市場のセリ市で仕入れた板を使っています。
国産材に限ると、あまり大きな板は手に入りにくくなっています。無垢材テーブルと聞くと”1枚板テーブル”を思い浮かべる人も多くいます。しかし、現時点で国産材で1枚板テーブルを作ろうとすると樹種はごく限られてしまいます。ケヤキかトチかのほぼ2択になると思います。それだけ、幅の広い大きな板は手に入りづらくなりました。
しかし、幅が狭めの板なら国産材でも手に入れられます。クリ、クルミ、ヤマザクラあたりはコンスタントに仕入れることができます。なので、そういった国産材を使ったテーブルの製作を今後は増やしていきたいと思っています。