α6700でソニーデビューしました
Noteを頑張って更新するとか言いながら、ごっそりと間が空いてしまったわけで
すが、1ヶ月ほど前にα6700を買ってソニーデビューしました。
コンデジすらソニー機を買った事が無く、現状のミラーレスではニコンZで揃えている自分がα6700を買った理由と1ヶ月使ってみての感想を書いてみようと思います。
α6700に決めた理由
欲しかったのは使い勝手のいいお散歩カメラ
α6700を買うまではZ6II、Zfc、Z30をローテーションで通勤のお供&無目的なお出かけ用のカメラとして使っていました。
その中でも手軽さが抜けているZ30を持ち出すことが多かったんですが、
被写体認識も少なく、たまに正面の猫でも認識しないとかってことがあって、やっぱりAF周りは弱いと感じていました。
Z9を使った後だと尚更です。
花とかを撮るなら全然いいんですけどね。
Zfが出たら代役になるかというと、大きく重くなるのであまり代役には向いてないなというのがあります。
フルサイズになるとレンズも大きめになっていきますしね。
仮にニコンのAPS-C機にExpeed7が搭載されるとしても、いつ出るのかもわからないし、価格も20万前後になるんだろうなと考えると他社でもいいのかと思って候補を探し始めました。
選択肢はEマウントだった
既にZマウントでレンズを揃えていっているので、あまり他マウントのレンズを揃えていくというのも無駄にお金がかかってしまいます。
そこで、マウントアダプター経由でZマウントでもレンズを利用できるEマウント機から探すことにしました。
Zマウントは望遠レンズばかりで広角の単焦点なんかがほぼ無いので、コンパクトなフルサイズ単焦点のシグマ 17mmをそのうち買おうと思っていたので、Eマウント機もアリかなと思っていたのも大きかったかもしれません。
APS-C『が』良かった
上でも書きましたが、フルサイズになるとレンズが大きめになってしまい、ボディのコンパクトさがスポイルされてしまいます。
ソニーストアで発売前のα7cIIも試してみましたが、フルサイズのズームレンズになると、どうしても本体よりもレンズが邪魔になってくるケースが多いんです。
その点、APS-C用のレンズはコンパクトなものが多いので、普段持ち歩くにもちょうどいい感じでした。
α7cIIにAPS-Cレンズも考えましたが、クロップで1,500万画素クラスになってしまうのは勿体ないなという気持ちもあったのもあります。
α6700が丁度良かった
使い勝手に関しては、以前に古いαをセミナーで試したときにUIがちょっと使いにくいと感じた事があって、それ以降はほぼ触れることも無かったんですが、α6700やα7cIIを触ってみた限りではその感じはありませんでした。
そして、ニコンのAPS-C機には搭載されていないボディ内手ブレ補正を搭載している事、Z30と差が無いボディなのにEVFを搭載している事、AIプロセッシングユニット+BIONS XRによる高性能AFと被写体認識という、まさに自分が欲しいものが詰まっていました。
おまけにISO50や電子シャッターで1/8,000秒が使えるのも大きいです。
実際に使ってみると、α6700とキットレンズのE 18-135mmのハンドリングが凄くよかったんです。
元々、Zマウントの方で18-140mmの便利ズームを買おうと思っていたのもあって、α6700のレンズキットを買えば必要としていたものをほぼカバーできる存在になるなと・・・
そんな事をソニーストアの店頭でレンズをあれこれ試させてもらった時に考えていたんですが、勢いで行くのもどうかという気持ちもあって、一旦取り置きしてもらって帰宅。
悩んだ末に翌日には分割手数料無料なのもあってローンで買ってましたw
因みにですが、α7cIIとの差額は6万くらいだと思うので、今時のカメラの金額からすると意外と大きくないです。
新規でデジカメを買われる方や買い替えの方は大いに悩むことになるかもしれません。
思った以上にいいゾ
早速持って帰った時に、Z30と比べてみました。
手ぶれ補正を搭載しているので、α6700の方がボディの厚みがありますが、実際に使ってみると大きな差はEVFのアイカップが飛び出てるかどうかくらいの差しか感じません。
意外と18-135mmを付けてもそんなに大きいという感じがしませんでした。
高さもほぼ変わらず。
重さ的にもそこまで変わらないので、持ち歩くにはどちらを使っても大差がない感じです。
大きく違うのは、ニコンではグリップ側のレンズマウント横にFn1やFn2があって、片手で撮影画像のプレビューとかが出来るのに対し、α6700にはそれが無い事なんですが、α6700はメニューボタン以外の操作は右手でほぼ全て行う事が出来るので、Fnボタンが無くても困らないんですよね・・・
実際に色々と撮ってみた
テレ端135mmで撮った月をちょいとトリミングしてみたもの。
等倍で切り出すと結構しっかりと写ってました。
α6700はISO感度50がつかえるので、スローシャッターを使う時に凄く役立ちます。
長時間露光すると、どうしてもF値を絞っていく必要があるんですが、それでもかなり白っぽくなってしまう場合が多いです。
しかし、ISO感度50が使えるので、Z30で撮ってた時よりも楽に撮影が出来るようになりました。
欄干の上に置いて撮ってますが、手ぶれ補正のお陰か橋自体の揺れも吸収されてる感じでした。
ISO-50は何気に昼間の日差しが強い時にも明るめのレンズを絞り開放で使えるというメリットもあります。
キットレンズだけど、結構良く写るし、案外テーブルフォトもいけるので、普段使いには本当に便利です。
そこらに居るような猫もサッと認識してくれるので、本当に快適。
色味としては意外なほどにストレートな感じなので、搭載されているクリエイティブルックのカスタム機能で自分好みの色合いを作っていくのがいいかもしれません
上の写真はVVをベースにして彩度を+3、コントラストを-2、ハイライトを-5で撮ったものです。
レンズも1本生えました
ZマウントでMマウントのレンズをオートフォーカスで使えるマウントアダプターのTZM-01というのを使っていたのですが、後継モデルが出てサポートされることもなくなって、いよいよ使えるのがZ6IIだけになってしまったので、これを下取りに出してSONY E 16mm F2.8を購入しました。
写り的にはE 20mm F2.8の方がいいんでしょうけど、中古での圧倒的安さには勝てませんでした。
そのうちウルトラワイドコンバーターを買って動画用として使おうかなと思ったのもあるしね。
換算24mmなので結構広いです。
周辺が酷いと言われるレンズですが、Eマウントの最初期のレンズでもあるので、そこは仕方ない部分でしょう。
意外と逃げなかった野良さんに寄ると、かなり背景も入れて撮る事が出来ます。
逆に広すぎて、食べ物を撮る時なんかには寄らなきゃいけないので、カメラが影になったりとか暑いものだと湯気で見えなくなったりとかw
使ってみると結構面白いレンズではあります。
1ヶ月使ってみた感想
無くても困らなかった機能
・カメラ内RAW現像が無い
・フォーカスエリアをワンタッチでセンターに戻す機能が無い
という部分が大きい点でしょうが、意外となくても困りませんでした。
どうせRAW現像はPCやスマホでするし、フォーカスエリアもタッチとかで移動させるし・・・って事で、搭載されていないけど困る事はありませんでした。
寧ろSNSにアップするとかならクリエイティブルックで好みの色を作ってスマホに転送→明るさなどの補正だけで十分かもしれません。
スマホ連携がまともに動く
結構色んなメーカーのカメラを使いましたが、α6700だと画像転送中に接続が切れるという事があまりないです。
ニコンだとWi-Fiを繋いでアプリが起動して使えるようになったと思ったら接続が切れてるとかが普通にあるので・・・(;´Д`)
流石にZ9ではこういった事は皆無なんですが、下の機種だとよくあるので、この辺りはもうちょいニコンさんには改良してほしいです。
かなりストレスフリーなカメラだった
最初のうちは初めて使うメーカーだし、設定とかを色々弄ったりしてトライ&エラーみたいな感じで使ってましたが、ある程度分かってきて使い始めるとかなりのストレスフリーなカメラだなと感じました。
コントラストAFにしか対応していないE 16mm F2.8を使ってる時は少し違いますが、キットレンズで使っていると被写体認識を変えれば電車や飛行機、鳥も追跡してくれるので、Z6IIやZfc、Z30でターゲットAFで頑張っていたのに比べると、かなり楽になりました。AF自体も機敏ですしね。
流石に暗所の撮影はフルサイズの方が強い
最新のカメラとはいえ、やはり物理的な物には抗えないので、暗所の撮影だとちょっと弱い部分があります。
この辺りはやっぱり高感度撮影が得意なフルサイズ機の方がいいでしょうね。
とはいえ、ノイズが乗っても昔のカメラのようなものではないので、普通に見るなら十分かもしれません。
まとめ
あっという間に1ヶ月が経ちましたが、買って良かったです。
使っているうちに「やっぱ合わねぇ」とかってなったらどうしようかとヒヤヒヤしてた部分はあったんですが、予想に反してかなり気に入ってて、自分にとっては最適なお散歩カメラだなと思っています。
2本のレンズとマウントアダプターでMFレンズを活用しつつ、そのうち安い30mmマクロ辺りを買いたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?