寂しさは恋を容易にする
というのは、山田詠美せんせい"A2Z"からの言葉。そうかもなぁ、とおもう。でも、今のあたしがばかみたいに恋、失恋、恋、と繰り返してるのは、寂しさからではないと信じている。
どうも最近記事を書こうとすると、恋について書きたくなる。
もともと恋愛体質では、ある。すぐにひとを好きになる。誰にでも興味がありすぎて、もう、困っちゃう。恋人ができたら、その人に夢中になる。とにかく、誰かに狂っているときの自分がおもしろくてたまんない。
失恋というのも、告白して断られるというよりは、どちらからともなくやりとりが途切れるかんじ。ある程度期間があくと、あー連絡しづらいなぁ、とおもっちゃう。きっと相手もそうおもってるはず。
みなさんご存じの通り、この世の中には無限に感じるほど人間がいます。半年前に書いた失恋記事の彼と付き合ってるときは、この人しかいない、なんてかわいいこと思っていたけど、今はそんなことまったく思わない。あたし含め、代わりなんていくらでもいる。
そう思うことで悲しくなることもあれば、気が楽になることもある。
慢性的に恋人はほしいけど、メリットがわかんない。「付き合うことに対して、メリットとかデメリットとか言ってる時点でさ、」と、少し前まで仲良くしていた9歳上のひとに言われた。たしかにそうだとおもう。
でもさ、じゃあ今あそんでるあたしとあなたが付き合う意味って何?きっと付き合っても何も変わんないよ。一般的に"付き合わなきゃできないこと"に対してオープンなあたしたちにとって、付き合うことって制限しか感じない。
じゃああたし、なんで恋人ほしいっておもってるんだろう。わかんないや。カウンセラーみたい、セルフカウンセラー。書きながら自分について解いていく。書くことは自分のカウンセリングだ。
いつも記事を書くときは、メイントピックを決めない。だから読みにくいんだろうなぁ。思うままにキーボードをたたく。書きたかったいくつかのことが書けたら、あたしの記事は完成。起承転結はない。自分が楽しむ映画や小説もそういうのが好き。誰かの生活の一部を覗いた感覚。
あたしが今日この記事で書きたかったこと
・山田詠美せんせいの言葉は良い。「寂しさは恋を容易にする」。あとはせんせいの小説によく出てくる「即物的」という言葉が好き。
・あたしは今、ばかみたいに恋と失恋を繰り返している。たのしい。
・付き合うって何?と思いながら、今もこの文章を書きながら、一緒にしあわせな朝を迎えたあの人のことをかんがえている(が、相手もしあわせだったかどうかはわからない)。
ヘッダーは9歳上のひとが撮ってくれた写真。見返すと思い出しちゃうのに消せない。くやしいね。
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