ブラジルのBlack Lives Matter 「リオのカーニバル」 Salgueiro2022 「抗戦」
ブラジルで成功する秘訣とは?日本も一緒かも!
世界最大級のお祭り・リオのカーニバル。本質は「民衆蜂起」。メッセージ性に富んだパレードが繰り広げられます。今回ご紹介するのは、名門サンバチームSalgueiroが2022年に披露するテーマ。そのテーマとは?
■"Resistência" 抗戦
「アメリカ最大級の奴隷都市リオデジャネイロ。1888年黄金法の公布をもって奴隷制は終わった。しかし、我々が望む変革は遂げられなかった。」
「人間らしい生活を送ることができない。バラックや路上でその日暮らし、不安定な仕事。人権も公民権もなく、世紀を越えて差別・疎外されてきた。」
「黒人が、公共政策の欠如するブラジル・リオデジャネイロで生きるとは、毎日が尊厳を求める戦いであることを意味する。」
戦うとは?
”Resistir é ter nossa história.” 「戦うとは、歴史を持つことだ。」
「封殺された黒人の歴史」
「祝祭カーニバルは、世界と対話する場所でもある。」
「サウゲイロはリオのカーニバルで黒人性を表現したパイオニア」
▶︎参考:Salgueiro1960 "Quilombo dos Palmares"
”Resistir é plantar um legado nos “chãos” do Rio de Janeiro.”
「戦うとは、地に根ざすことだ。」
”Resistir é professar nossa fé. ”「戦うとは、信仰の告白だ。」
ウンバンダとは、アフリカ由来の信仰に根ざしたカンドンブレや精霊信仰、カトリックが習合したリオデジャネイロ土着の宗教のこと。
”Resistir é expressar nossa cultura”「戦うとは、文化の継承だ。」
「我々の肉体と精神を育む食」
”Resistir é fazer arte. ”「戦うとは、創作だ。」
「我々は自分たちで言説をつくり、それを発表する場を創設する。」
”Resistir é festejar. ” 「戦うとは、祝うことだ。」
「我々は本来一つの種。たとえ少しずつでも、平等な世界を目指して。努力は無に帰さない。いつの日か、社会が差別のマスクを取ることを願って。その時はじめて心から生を感じる。」
▼歌詞はこちら(ポルトガル語・日本語)
▼楽曲はこちら
▼パレード
Coming soon(2022年4月22日24時00分〜現地時間)
本来ならば2月末のパレードコンテストが延期
代わりに、開会式は特別仕様の開催
文化資本が充実すれば、貧困を解消できる可能性を上げられる。
サンバには力がある。
▼Salgueiroこれまでのパレードはこちら
▼参考
(おわり)
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