サンバの本場ブラジル・リオデジャネイロ2020： ファヴェーラに迷い込んだ話 #2
2020年2月新コロ禍直前の
ブラジル・リオデジャネイロ。
前夜、強盗に遭いかけた教訓で
宿からUberでサンバの会場まで
向かうことにしました。
でも結局...
■先輩たちの呼び出し
時刻は19時過ぎ。
「ポルテーラのショーは何時に観に行きますか？準備出来てるので向かっていいですか」と
先輩たちを呼び出し
（日本で一緒にサンバをやっている仲間です）。「来ていいよ」とのことだったので、
早速イパネマの宿からUberで
コパカバーナのAirbnbへ向かいました。
■高級Uberで向かう
先輩たちと合流。
どうやら寝起きの様子
（昼も観光、夜もサンバだと本当に疲れます）。
ブラジルで通常のUberを頼むと、
まれに床に穴の開いた車が来て普通に怖いので、Uber Comfort（料金が少し高い）でリオ市北部のMadureiraへ。
やってきたのは綺麗なセダン。
長距離でも安心。
しかしコレが悲劇の始まりでした...
■〇〇に侵入？拿捕？
Comfortというだけあって車内は快適。
サスが良いのでリオの荒れた道路でも快調。
ただ渋滞がひどく、ゆっくりしか進みません...
到着まで2時間以上かかる模様。
いつの間にか寝落ちしてしまいました。
「ガタン」
車のスピードが急に上がり目が覚めます。
目に飛び込んでくる斜面のバラック群。
これはもしやファヴェーラ（スラム）では...？
横を見るとこわばったドライバーの顔。
渋滞を避けようと
ファヴェーラに迷い込んでしまったよう...
リオには約600ものファヴェーラがあるとされ、住民の4人に1人が住んでいるそう。
ファヴェーラには独自のルールがあります。
ドラッグディーラーが支配する区画も。
「よそ者は受け付けない」
窓が全開に開けられました。
なぜ？
外から車内が見えるように。
そうしないと撃たれるからだそう。
誰に？
ドラッグディーラーに。
ディーラー間で抗争をしているらしく。
「流れ弾で邦人が負傷」というのも
在リオ日本領事館のニュースに
珍しくありません。
恐る恐る地元の人に道を聞きます。
道の入り組んだファヴェーラ
GPSは役に立ちません...
とても親切に教えてくれました。
どうやら幹線道路から
大きくは外れていないようでした。
車を走らせること数分...
幹線道路に戻れました。
良かった...
がしかし
悲劇はコレで終わりませんでした。
■Portelaポルテーラのショー
Image：Bruno Albernaz / G1
会場に到着。
22時の開場を待ちます。
22時半過ぎ…開きません笑
なんでも時間通りに進める日本が特殊なのですね...
しばらくして
ようやく会場に入れました。
ステージでサンバの生演奏が始まります。
軽やかなサンバ・パゴーヂのショーです。
聞けばダンサーのショーは1時過ぎとのこと。
ゆるりと2時間が過ぎていきます。
結局2時間以上かかって会場に到着しているので、くたくたに疲れています。
椅子があると良いのですが...
パゴーヂでだいぶ会場の空気が暖まり、
段々と人も集まってきました。
集まり過ぎ…
ポルテーラのエンサイオショー（公開練習）は
人気コンテンツです。
彼女はハイーニャのBianca Monteiroさん。
日本にも何度か招待されています。
ハイーニャはバテリアの象徴。
この日は他のエスコーラとの共催でした。Salgueiroのショー。
ショーも終わり、明け方4時近く。
眠気も身体の疲れも限界に近いです。
帰って休みたい。
しかし...
ネットが繋がりません...
ブラジルで買ったSIMカード残高0円。
今日チャージしたばかりなのに...
Wi-fiも繋がらない...
Uber呼べない...
タクシーも居ない...
先輩たちともはぐれている
あれ、帰れない、どうする？...
【教訓】
Uberはファベーラに入らないように
渋滞時間を避けた利用を！
クアドラでは
疲れても大丈夫なようにテーブル予約を！
▼番外編
昼間はコルコバードの丘で
キリスト像を観光しました！
このように午後は逆光になってしまいます。
だから午前中が人気。
丘へは観光列車で向かうのがおすすめですが、
事前の座席予約は必須です。
コルコバードの丘は
車をチャーターすれば予約は不要です。
Uberはファヴェーラに迷い込むのでNG…
丘なので密集しています！
こんな厚切りのステーキも食べました！
ジューシーでした。
ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」が
生まれたGarota de Ipanema。
おすすめです。
リオに行ったらぜひ
召し上がってみてはいかがでしょうか？
（つづく）
▼第3話［つづきを読む✨］
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