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ジャパンC2022 全頭分析

今週こそと気合いが入ってる競馬アナリティクス研究所のMIZUKIです!

先週はセリフォスが新マイル王者になりましたね!
ダミアンレーン騎手も完璧な追い出しのタイミングでした。

そして今週は東京最終開催で今年最後の東京GI

第42回 ジャパンC(GI) 芝左2400m 東京

今年は海外馬も4頭参戦で盛り上がりますね!

それでは見ていきましょう!











【ヴェラアズール】

◇短評
芝に路線変更から覚醒
ライアンムーア騎手との新コンビで一気にGI獲り

◆不安材料
GI初挑戦でこの馬はスタートダッシュが速くないのでペースに対応出来るかが勝負
持ち時計はないので時計勝負になった時に最後脚があるか微妙
フルゲートでのGIで馬群を捌いて伸びてこないと最後届かない可能性がある
過去の成績を見ると左回りより右回りの方が得意かもしれない

★買い材料
前走いきなりGIIを勝ち切って底も見せていないので一気にGI級のパフォーマンスを出す可能性はある
エイシンフラッシュ産駒で東京2400mは実績もあるので舞台はベスト
追い切りも身体全体を使ったダイナミックな動きで状態は物凄く良い
脚元もしっかりとしてきたので充実期に入っている

■総評
あまり人気しすぎると嫌だがこのメンバーなら足りそう
鞍上とも合いそうなので買いたい













【ヴェルトライゼンテ】

◇短評
オールカマーは伸びずに7着
絶好調のレーン騎手と再コンビ

◆不安材料
前走が叩き台だったとはいえ見せ場もなく簡単に負けすぎだった
過去10年で前走オールカマーから馬券に絡んだ馬はいない
恐らくベストの距離は2000m辺りで2400mは1ハロン長いかも
切れ味はそこまでないので瞬発力勝負になると厳しい

★買い材料
前走はまだ馬体に緩みがあったので1回使って状態は上がっている
東京2400mはダービー3着の実績があってきついコーナーよりは良い
鞍上のレーン騎手とは鳴尾記念でコンビを組んで勝利していて操縦性のある馬なので手は合う

■総評
前走の内容的に物足りないのが本音
鞍上の調子が物凄く良いので人気ないなら抑える













【(外)オネスト】

◇短評
フランスから参戦の3歳馬
鞍上にルメール騎手で百人力

◆不安材料
パリ大賞典の時計を見ても日本の馬場では対応出来るか微妙
多頭数の競馬ではいい成績を残せていないので今回も良くない
凱旋門賞はかなりの道悪で反動も少なからずあるはず
調整も勝ちに行くなら足りない感じ

★買い材料
フランケル産駒で母父はシーザスターズなので血統的には馬場はこなせる
3歳馬で日本では走ったことがないので未知の可能性を信じるならあり

■総評
基本的には厳しいと思う
ルメール騎手が乗るので大穴で考えるなら















【カラテ】

◇短評
天皇賞(秋)は上位に届かず6着
混戦で大穴を開けるのはこの馬か

◆不安材料
歳を取るにつれて切れ味がなくなっているので切れ味勝負では分が悪い
前は番手以下がスローだったが動けなかったので道中仕掛けられないほどズブくなっている
前走はダノンベルーガとほぼ同じ位置からあっさり交わされているので実力でGIでは足りない
前走から2ハロンの距離延長で流石に長いかもしれない

★買い材料
ローテは使っていった方が良いので中3週は問題ない
今回は前走よりも確実にレベルは下がるので2,3着ならチャンスはあるかも
東京コースは実績はあるし重賞の勝ち鞍は全部左回り
時計が掛かる展開になればズブいので面白い

■総評
前走を見てもGIではワンパンチ足りない印象
ここは微妙なところだが見で良いと思う















【(外)グランドグローリー】

◇短評
2年連続でジャパンC参戦
今年こそは日本の地で勝利を

◆不安材料
前走道悪の凱旋門賞で少しは反動があるかも知れない
多頭数だと器用ではないので馬群を捌いて伸びてこれない
追ってからの反応も遅いので勝負所では置いて行かれる
調教も今の感じだと物足りない印象

買い材料
昨年よりもここに来る過程は順調で良い状態で挑める
日本の馬場を経験しているのは他の海外馬に比べてアドバンテージがある
世界最高レベルの凱旋門賞でも5着に来ているので実力はある

■総評
昨年のレースを経験しているのはデカいと思う
買いたい気持ちもあるが見でもいいかな















【(外)シムカミル】

◇短評
凱旋門賞をスルーしてここに挑戦
ドウデュースを負かした末脚で日本も激走

◆不安材料
前走も勝ったが小頭数で揉まれることもなく展開も楽だった
今回は最内枠を引いたので道中揉まれてしまうのでポジションが後ろに下がってしまうかもしれない
ニエル賞の時計も遅くて時計の裏付けがないので厳しい

★買い材料
デビュー戦以来連対を外していないので未知数
今回は斤量も前走から3キロ減で4戦連続2400mなので距離はベスト
ニエル賞から凱旋門賞をスルーしてジャパンCに来たので本気

■総評
意外に面白い存在だが最内枠は厳しい
ここでは見で良いと思う














【シャドウディーヴァ】

◇短評
ラストランになる今回
最後を導くのは松山騎手

◆不安材料
今までの成績を見ても全盛期は昨年あたりでベストの距離は1800mで2400m実績はないのでこの距離はあまり合わない
基本的に最後方からなので追い込んできても間に合わない可能性が高い
今までもGIでも結果は残せていないので実力的にも厳しい

★買い材料
圧倒的左回り巧者で東京コースの相性は良い
血統的にもハーツクライ産駒で東京は走る
前走も上がりの脚は使っているので展開が向けばチャンスはある

■総評
切れ味は健在なので展開が向けば面白い
抑えではあり















【シャフリヤール】

◇短評
天皇賞(秋)は最後伸び切れず5着
目標の舞台で再び頂点へ

◆不安材料
前走叩きとはいえ上位には完敗でジャックドールも交わせていないので3歳の頃に切れ味はなくなっている
恐らく今回は一番人気で目標にされたときに自分から動いて最後脚があるか
ディープインパクト産駒特有で3歳春がピークで今は全盛期に比べたら下り坂かもしれない

★買い材料
ダービー馬で昨年のこのレース3着で東京2400m実績は申し分ない
一回叩いて前走から明らかに状態は上がってきている
展開的にもペースはそこまで速くならないのである程度前につけて持久力勝負に持ち込める
近年は天皇賞(秋)からのローテが好走しているので良い

■総評
前走の内容は正直不甲斐ないが挽回は出来る
このメンバーなら勝ち負けしないとダメ













【ダノンベルーガ】

◇短評
天皇賞(秋)は最後追い詰めるも3着
絶好調3歳世代で新たなGIホース誕生なるか

◆不安材料
前走がメイチで今回は上積みがあまりないかもしれない
ダービーで最後止まった感じがあるので2400mは現段階だと微妙に長いかも
右トモの不安は常にあってレース間隔が狭い時は思った以上なパフォーマンスを出せていない

★買い材料
前走も内を突っ込んできて勝ち馬とは0.2秒差で実力は示した
ハーツクライ産駒で東京実績は申し分ないので勝ち負け出来る
ダービーの内容も時計的には例年よりもハイレベルでこの馬は1番人気で4着で十分強い内容だったので同じ条件なら好勝負出来る
枠順も外枠の偶数番で包まれずに競馬出来るので良い枠だと思う

■総評
今回は色々不安要素が言われているが問題ないと思う
ここは自身の本命候補














【テーオーロイヤル】

◇短評
アルゼンチン共和国杯は不利もあり6着
人馬一体で初GI制覇を狙う

◆不安材料
一瞬の切れは持っていないので切れ味勝負には弱い
距離も2400mよりもう少し長い方が向いている
本来の実力を出すのは長距離で中距離だとGIIIまでが限界

★買い材料
前走は直線で不利があって1番人気だったので度返しで良いと思う
メンバー的には足りるし前につけられるので展開は向く
過去を見てもアルゼンチン共和国杯組は穴で面白い存在

■総評
適距離はもう少し長い距離なのは確か
メンバー的には足りると思うので買いたい








ぱ話0



【(外)テュネス】

◇短評
兄は凱旋門賞馬トルカータータッソ
今度はドイツが逆襲する番か

◆不安材料
前走は5頭立ての競馬で逃げているので日本のフルゲートの競馬で揉まれると厳しい
前走のレベルも高いとは言えないしドイツ馬で時計も持っていないのでペース対応も含めて厳しい
前走から中2週で輸送してきているので状態や精神面も微妙

★買い材料
デビュー以来連対は外していないので未知の可能性を秘めている
前走から斤量は3キロ減でパワーはあるので持久力勝負なら
2400m実績はあるので距離は向いている

■総評
基本的には足りない印象
ここは素直に見で良いと思う














【デアリングタクト】

◇短評
前走は1番人気に支持されるも6着
新コンビマーカンド騎手と復活へ

◆不安材料
怪我から復帰して全盛期の能力には戻っていない印象
初の中1週のローテで怪我のこともあるので脚元が不安
前走道悪である程度走っているので反動は少しありそう

★買い材料
今回は宝塚記念以来人気を落としそうで鞍上も追えるマーカンド騎手に乗り替わりなのでプレッシャー無く乗れる
東京2400mはオークス1着やジャパンC3着があるので申し分ない

総評
実際全盛期にパフォーマンスを出せていないのは確か
人気との兼ね合いで考える













【トラストケンシン】

◇短評
ハーツクライ産駒の刺客
大金星を挙げることは出来るのか

◆不安材料
近走も重賞では結果を残せていないしOPでも勝てていないので厳しい
右にモタれることがあるので併せ馬で直線を迎えないとキツい
後方からの競馬で他の馬に比べて切れ味で勝てるわけでもないので展開の助けがないと厳しい
距離も2400mはベストから2ハロンくらい長い

★買い材料
ハーツクライ産駒で左回り4勝なのでコース適性はある
前走休み明けで一回叩いて上積みはある

■総評
基本的には厳しいと思う
ここは見で














【ハーツイストワール】

短評
前走は最内から意表を突く2着
レジェンド久しぶりのJC制覇なるか

◆不安材料
安定感はあるが意外性はないので勝ち切るのは難しいかも
GIだと爆発力に欠けるのである程度の展開の助け必要
前走から斤量2キロ増で相手強化なのでどこまでやれるか

★買い材料
完全なサウスポーで左回りの走りならパフォーマンスを上げる可能性はある
穴を開けるアルゼンチン共和国杯組で東京2400mはベストな舞台
ハーツクライ産駒の晩成型で確実に本格化してきている
器用なタイプで前走よりも内枠を引いたのは凄く良い

■総評
今回狙える穴はこの馬くらい
無欲の追い込みで2,3着ならある















【ボッケリーニ】

◇短評
京都大賞典は最後差されて2着
安定感抜群の走りでGI挑戦

◆不安材料
前走も大外一気に差し切られてGIで勝ち切るにはワンパンチ足りない印象
ここに来て初のGI挑戦で上位の切れ味に対応出来るのか
近走は内枠から競馬をしていたので大外枠を引いてどう競馬をするのか過去10年で6歳以上で馬券圏内に来ているのはトーセンジョーダンの7歳のみ

★買い材料
先行出来るタイプなので展開面ではこの馬に向きそう
京都大賞典からのローテは成績がまあまあ良い
血統的には母系にトニービンがいるので左回りに変わるのはプラス
重賞での安定感はあるので着狙いなら面白い
休み明けから一回使って調教を見ても状態は良い

■総評
近走は安定感もある
大外で人気を更に落とすのなら面白い













【ユーバーレーベン】

◇短評
昨年のオークス馬
同じコースで再び輝くのか

不安材料
オークスを勝った時に比べると良い状態とは言えない
テンのスピードも遅くてポジションが後ろからになって展開の助けが必要
毎回追い込んでくるが競馬が終わった後に追い込んでいるだけ

★買い材料
前走からの距離延長はプラスで体重も絞ってきている
使って良くなる馬なので夏秋と使ってこれたのは良い
東京2400mはオークス勝ちもあるので実績は十分

■総評
やっとこの馬にとってベストな条件で走れる
人気もしないと思うので抑える












【ユニコーンライオン】

短評
福島記念を逃げ切り勝ち
再びGIで好走はあるのか

◆不安材料
前走がこの馬の目標で今回はそこまで上積みがない
前走もノーマークの小回り単騎逃げで相手関係にも恵まれた感じ
今回はベストな距離でもないし直線の長いコースは合わない
過去10年で見ても年齢的には厳しいし輸送もある

★買い材料
単騎でハナを切れるのでマイペースに逃げれる
マイペースで逃げた時はレイパパレを交わすくらい能力はある
宝塚記念の時も良い状態のまま好成績を残したので過程が似ている

■総評
今回は案外展開が向きそうな感じ
チャレンジで買ってみるのも面白い














【(地)リッジマン】

◇短評
地方から唯一の参戦
地方の星としてチャンスはあるのか

不安材料
年齢的にも9歳で上積みはないと考えた方が良い
秋も3戦使っているので前走からの上積みもない
全盛期の頃でもベストは3000m以上で距離は短い

買い材料
持久力勝負になって展開がズブくなればチャンスはあるかも

■総評
基本的には追走で一杯だと思う
ここは大人しく見で












まとめ

今年のジャパンCは確かに全体的なレベルで言ったらそこまで高くはない感じ。ハナをユニコーンライオンが切っていけたらテュネスが番手かその後ろにボッケリーニ、テーオーロイヤル、オネスト、シムカミル、シャフリヤールで中団にヴェルトライゼンテ、グランドグローリー、ハーツイストワール、カラテ、ダノンベルーガあたりで後方集団にヴェラアズール、デアリングタクト、シャドウディーヴァ、ユーバーレーベン最後方は離れてトラストケンシンとリッジマンの隊列かな。ダノンベルーガは実力的にこのレベルなら普通に勝ち切ってほしいレベル。外目の偶数番で枠的にはもんだいなく競馬が出来ると思う。距離の心配もされているがダービーはマークも厳しくて逆に良く4着まで来たくらいだと思う。地力は間違いなくあると思うので自信を持って推したい。シャフリヤールは近走の走りを見てもダービーのような切れ味には期待出来なさそう。明らかにここが目標なのは間違いないから抑えるけどディープインパクト産駒特有の3歳春がピークだった馬に見えてしまう。あとはヴェラアズールで内目の偶数番で後入れなのはいいし鞍上も折り合いとかに不安はなくて直線で上手く外に出せればチャンスはあると思う。穴馬で狙いたいのはボッケリーニとハーツイストワールとヴェルトライゼンテでボッケリーニは安定した成績を残しているし東京実績もあって外枠で人気を落とすのなら面白い。ハーツイストワールも安定した成績で左回り巧者なので東京はベストだし血統的にも覚醒したハーツクライ産駒は怖い。ヴェルトライゼンテは絶好調のレーン騎手で内枠を引けたのでじっくり内で脚を溜められればかなり面白い。ダービー3着の実績もあるので東京2400mも問題なし。デアリングタクトは騎手が変わってここで人気を4番人気まで落とすのなら抑える。海外馬は基本的に調整不足だと思っているので厳しいと見る。唯一ありそうなら昨年参戦しているグランドグローリーくらい。7

ジャパンC推奨馬 ダノンベルーガ、ハーツイストワール、ヴェルトライゼンテ、ボッケリーニ、デアリングタクト

最後までありがとうございました。
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