ゆる音民アドベントカレンダー1日目
はじめに
ゆる学徒カフェにいらっしゃる皆さんはきっと人との会話であったりコミュニケーションが好きか、もしくはそれ以外だと思いますので、同じように人との交流を楽しむ「バー」に繰り出してみてほしいです。
バーはただ酒を飲むだけの場所ではなく、そこに居合わせた人同士の会話や流れる音楽、灯る照明、タバコの香り、その場にある全てが、一杯のハイボールやグラスホッパー、茶割り、ジンのロック、オレンジジュースであっても、それらをその時その場だけの特別なものにします。
そんな特別な一杯との出会いをしていただきたく、自分が過去に素敵なバーをいくつかここで紹介いたします。
The Bar ALCAZAR 大宮 Whisky & Cocktails
ザ バー アルカサルさんは落ち着いた雰囲気のオーセンティックバー(クラシックなスタイルのバー)で、種々のスタンダードカクテルの中からオススメを聞いて作ってもらえば、初めて見ても分かる技術の高さと美しさがあります。
あるいは、ウイスキーの種類も豊富で、飲み比べてお気に入りを見つけるのもとても楽しいです。
込み合っている間は、忙しなくも美しい所作を眺めつつ、ゆっくり一杯を楽しむのがおすすめです。
50's cocktail's bar Cool
こちらは山形駅すぐ近くにあるアーリーアメリカンスタイルが基調のバーで、小洒落たフローズンカクテルがおすすめ。
自分が行ったときにはオリジナルカクテルの試作をいただいたが、本当に美味であった。
BAR HELL (Lizard&Gin)
横浜は伊勢佐木町にある厳つい雰囲気のバー。
真っ赤なライト、壁に掛かったフェイスハガーやサソリ、それに赤髪の店主さんはいわゆる身体改造界隈の方で、彼自身のまとった空気感が実にHellやLizardを醸し出している。
おすすめのジンを聞くとニガヨモギのジンをジントニックを出してくれたが、爽やかな香りと強い苦渋みに突かれる一杯であった。
BAR CENTIFOLIA
麻布十番駅の程近くにあるビルの最上階に居を構える完全予約制のバー。
カクテルやウイスキーなど、全て一杯4000円~で敷居はかなり高いものの、それに見合ったサービスとパフォーマンスがある。
モヒートやシソモヒートがおすすめで、氷の羽が生えたグラスの頂上にはフレッシュなミントやシソが束になっており、そこに刺さったストローを咥えると、ミントやシソの束の中に鼻を突っ込む形になり、フレッシュなその香りを直に感じられる。
ホットカクテルのファイヤーパフォーマンスや液体窒素を使ったシャーベット、ロックアイスを”斬る”ダイヤモンドカットなど、派手で美しいパフォーマンスが数あるが、私がそれより驚いたのが、コーラルスタイルのカクテルが提供されていたことである。
コーラルスタイルは砂糖や塩をリキュール等を使ってグラスのフチに幅広くまぶしつける技法で、サンゴのような見た目からそう呼ばれており、発祥の店で修行していたために提供していると聞き及んだ。
派手でありつつも、オーセンティックバーの流れを汲んだ美しい所作を楽しんでもらいたい。