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始まりは笑顔。終わりも笑顔。

私はいま、インターンシップのために月曜から沖縄に帰省している。インターンシップの内訳というのが、大好きなコーヒー・カフェに携わるというお仕事だ。詳細をもっと話したいところだが、別の記事にかなり内容濃く執筆したので、私も改めて確認しようと思う。

さっそく昨日20日は、那覇の国際通り近くパレット久茂地にて、予定通りキッチンカーの出店を開催した。商品の販売は合計で3品だ。一番の売りとしている、ルワンダ産スペシャルティコーヒーのアイスとホット。そしてコーヒーが苦手な方でも気軽に美味しく飲める黒糖ミルクコーヒーだ。

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私以外にキッチンカーを運転し来て下さった付き添いの方はいたが、販売の準備と、機械の説明を軽く済ませたあと、他で作業をすると言っていなくなってしまった。販売からコーヒーの提供まで、全て自分で行うというまさか予想外の展開だった。

そして以下の記事は、私がキッチンカーの出店を経験して学んだことや、将来お店を挑戦したい方が大切な教材になることを誓って執筆していきたい。

一人になれたからこそ

これにはびっくり仰天ではあったが、お店の売り上げには貢献したいという気持ちになってた。「どうすればお客さんを引き寄せられるだろうか」「コーヒー以外の魅力を話そう」

など、逆に一人になれたおかげで考えることができた。コーヒーの匂いや看板に惹きつけられて近づいてくる方はたくさんいた。ここでもうひと手間加えたいと考えたところ、一つ最強のやり方がある。

満面の笑顔で挨拶をすることだ。そして、笑顔で歓迎することだ。お客さんは、コーヒーに興味を持って見にきてくださるが、まだ少し警戒心があったように思えた。しかし笑顔は最強の味方だった。

心の底から笑顔で挨拶をすることで、相手は会釈でも返してくれるし、挨拶をしたおかげで立ち止まってコーヒーに興味を持ってくれるお客さんが徐々に増えてきたのだ。

会話を楽しむ

注文を受けてから、豆を挽いてコーヒーを淹れるのがお店のスタイルだった。なので提供までに最低でも3分は待たせてしまう。この3分を、いかにお客さんにとって待たせていると思わせないためには、会話があった。

また購入してくれたお客様の大半が、コーヒー目当てで、まだキッチンカーの詳細やお店がわからない状態だった。そこでコーヒーを抽出している合間を見つけ、お客さんにコーヒー以外のストーリーを話した。

・「19歳の大学生が、子供を救いたい、助けたいという思いで立ち上げたカフェなんです」
・「コーヒーも美味しいだけではなく、現地ルワンダに行った時のコーヒー豆を使っていて、生産者との交流もあるんです」

味以外にお店のストーリーを話すと、お客さんは目を輝かせて聞いてくれた。『次、家族でドライブ行った時に寄ります!』と言ってくれたり、『読谷に住んでるのにこんな素敵なカフェがあるの知らなかった。絶対行きます!』と言ってくださったり。

私まで嬉しくなって、お客さんも自然と笑顔になってくれた。お客さんとの会話が終わる頃には、コーヒーは出来上がっていた。コーヒーを提供するとき、最後はお互いが笑顔で感謝をした。

美味しいだけじゃない。体験と会話の時間も提供したい。

映画「えんとつ町のプペル」を大ヒットさせた、キングコングの西野亮廣さんが大切なことを言っていた。「あらゆるサービスのクオリティーが均一化されると、間違いなく、『店(みせ)検索』から『人(ひと)検索』になります」

飲食で置き換えると、味のクオリティが均一化された現代に、味で差別化を図るのは困難になること。これからは人情(理念)、会話、体験が重要になるということだった。こちらはすごく勉強になった。

美味しいコーヒーの提供だけではなく、それにプラスα会話・体験の価値も提供したいと考えたことが、今回のキッチンカー出店で実行できたと思った。それと実際現場に立たないと体験できないことだらけだったので、将来に役立つ最高の経験だったと思う。

今回の経験で、私は新たな目的が見つかった。コーヒーを通して、笑顔を届けたい。大好きなコーヒーで、最高の笑顔を一人でも多くの人に提供したい。心からそう思ったオフラインのインターンシップだった。

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この日は30杯提供することができた。オーナーさんからも、お褒めの言葉をいただくことができた。素直に嬉しかった、そして楽しかった。コーヒー以外に学べたことが沢山あった。

また個人的に一つ嬉しいことがあった。出店の前日に、私が一つインスタグラムにて投稿した。すると、投稿を見てくれたお友達が駆けつけてくれたのだ。

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最近コーヒーに興味を持っていて、勉強したいと言ってくれた。わざわざお時間つくって来てくれて、心からありがとう。ぜひ、お酒かコーヒー交わしながら話したいね。

最後に、家族や、母と祖母のご友人まで顔を出しに来てくださった。心から感謝します。ありがとうございました。

これからも大好きなコーヒーを追求し続けるための活動費に充てさせていただきます。