3泊4日ソウル旅行
韓国と北朝鮮の境界、DMZにずっと行きたくて、ソウルに行ってきました!の旅行記です。
1日目
16時くらいに空港に着いて、1時間ほど鉄道に乗ってソウルへ。
まずは明洞聖堂へ。
24時間営業の原宿みたいな繁華街にこんな教会があるなんて!
22時まで開いているそうで、忙しい旅行客に優しい。
明洞餃子(と麺類)を食べて次の日に備えて早めに寝る。
2日目
今回の旅のメイン、DMZ(非武装地帯)ツアー!
と銘打っていますが現在は韓国と北朝鮮の境界であるDMZに入ることはできなくて。
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北朝鮮の国土
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DMZ(入れない)
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民間人統制区域(ガイドツアーでのみ入れる)
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普通の韓国の国土
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韓国と北朝鮮の境目ってこういう区分けになっているのですが、民間人統制区域に入り、トンネル(170m先にDMZがある場所、ここがツアーで行ける範囲で一番北朝鮮に近い)まで行くというツアーでした。
ツアー参加前にホテルのロビーにあった英語圏向けのツアーパンフレットを眺めたのだけど、全て表紙は戦い!戦争!って感じだった。ミリタリーとか軍隊とかそういうのが好きな人が参加しそうな。私は未知のものを見たい!好奇心!と思って参加したんだけど、メインターゲットはそこなのね…?
ちなみに私が参加した日本語ツアーの参加者は30人ちょっと。
連休中だったので日本人参加者がたくさんいるのでは?行く先々で日本人向けガイドツアーばかりかな?と思っていたけど、全然いなかった。周りは英語でのガイドツアーばかりだったので、どの国から来る人が多いんだろう…と疑問。もちろん国によるけど英語圏(アメリカとか)からだと韓国はかなり遠い、かつ航空券代もかかる場所なはずで、日本から数時間飛行機に乗ってさくっと参加できるのとは負担感が全然違うよね…そこまでの意志があって来てるんだよね…と。
早朝に明洞駅発のバスに乗って写真を交えた解説(今回行く場所について、韓国と北朝鮮のチョコパイ比較や韓国の兵役や軍隊の話)を聞きながイムジンガグ(臨津閣)平和ヌリ公園へ。
建物の中には飲食店や展示など。
ここは観光ツアーに参加せず車などで普通に来れる場所で、キャンプ場もあって人気とのこと(それはそれですごいな…)。
ここでガイドさんが民間人統制区域に入る手続きをしていた(先着順で入場時間が決まり、ここで出遅れると民間人統制区域に入る時間が遅くなって待つことになるし、ツアーの終了も後ろ倒しになってしまうらしい)。
公園には平和を祈念するようなモニュメントが多い。
突然慰安婦像があってびっくり、なぜここに…?
ここにあった売店では北朝鮮の貨幣(新札、コレクション的なもの)や北朝鮮のチョコパイらしきものが売られており、一瞬迷ったけど買うか?となったので買わず。
バスで移動してパスポートチェックを経て民間人統制区域に入り、第3トンネルへ。
民間人統制区域に入ってしまうと写真を撮る時間はあまりありません(なので、平和ヌリ公園でたくさん写真を撮っておいた方がいい)と言われていて、実際その通りでした。
民間人統制区域には3時間しか入れないらしく、結構入ってからバタバタでした。
北朝鮮が韓国に向けて掘ったトンネル、見つかっているものが4つもあるそうで。
3/4のトンネルは公開されているので観光ツアーに参加すれば見学ができるとのこと(今回入った第三トンネルは一番ライトに見学できるもので、他の2つはもっと所要時間が長い=過酷)。
紹介映像的なもの(けっこうプロパガンダ的な…日本語字幕あり)を観てから過去に見つかったトンネルを探索する際に人や犬が犠牲になった、などの説明を聞きながら展示を見て、トンネルに入ることに(展示も充実していたから時間かけて見たかった〜)。
トンネル内は写真撮影も荷物の持ち込みも禁止(水のみOK)なので、手荷物をロッカーを預けて急な坂をひたすら下る。DMZの170m手前まで行き、そこから登って戻った。トンネルの中はとても涼しいし、きちんと整備されているので危ないところはまったくないけれど、急傾斜で足がしんどくなった…
途中で休めるようなベンチもいくつかあったので、全く体力がない人や閉所が苦手な人でなければまず大丈夫かと。
トンネルの中には掘っていた北朝鮮の人を模した人形などもあり、迫力があった。
入り口から奥まで乗って進めるトロッコもあるらしく、それっぽいのを見かけたけど、私が参加したのは徒歩コースのツアーだったらしい?
またまたバスで都羅展望台に移動して、北朝鮮側を眺めた。望遠鏡(何台もある)を使えば北朝鮮の人が歩いていたり自転車に乗ったりしているところが見れるとのこと。
望遠鏡で凝視したけど私は田んぼと建物しか見れませんでした…
北朝鮮方面の景色が見れるカフェもあり、登り降りの疲れを癒す。
最後に統一村(民間人統制区域にある村)のお土産店に立ち寄っていろいろ見る。
DMZチョコレートやDMZ米、これらは購入したとして日本に持って帰れるのか…?(DMZ米は日本に持ち込んで検疫に送ることになったツイートを見た)
バスでソウルに戻って14時くらいに解散。
ガイドさんの説明のスタンスがすごく上手くて、私は韓国人ではないので自国上げが強すぎる説明だと感じが悪く聞こえるんだろうし、かといって韓国で開催しているガイドツアーなので両国の歴史を中立的に語るのもなかなか難しいんだろうし、バランスが絶妙だなと感じた(このあたりについて思ったことをうまく日本語にできなかった、聞きたい方いらしたら直接私に聞いてください…)。
自分で決めて参加しておいてあれですが、北朝鮮の人を望遠鏡で覗いて、見えた!って言ってる構造、けっこうグロテスクだなって…
そして観光客で賑わっていたので、韓国にとってこれって貴重な観光資源なんだろうな、とも感じた。
こんな微妙な気持ちになるなんて参加前は思っていなかったな…
お腹がすいた!ということで、焼肉のお店へ。
2人分のセット、おいしかった。
外が暑すぎたのでスタバでのんびりしてから仁寺洞を通って北村韓屋村へ。
あんまりのんびりできなかったけど仁寺洞は小さいギャラリーが多くて、明洞ほど混在しておらずゆったり楽しめそうだったので再訪したい。
北村韓屋村は坂にある街並みが有名な地区で、素敵な建物!とっても景色がいい!人が多い!
観光地として有名になったものの普通に人が暮らしている場所なので、注意書きのポスターなどがたくさん。
ホテルに戻る途中で行きたかった「onion」と「LONDON BAGEL MUSEUM」に寄ってパンとベーグルを買う。
3日目
ソウルから地下鉄で1時間くらいのところにある水原華城に行きたいね〜と話していたんだけど、暑い中で3時間くらい歩いて回るのはちょっと大変だねと断念。代わりに景福宮へ。
日本語ガイドツアー(本来1時間のところ、猛暑のため30分に短縮)に参加してからふらふら歩く。
入り口のあたりは韓服で写真を撮っている人が多いけど、とても広いので奥の方に行くとほとんど人がいなくて落ち着いて散歩ができる。
暑くて歩き疲れてしまったので明洞に戻ってソルビン(かき氷)のお店に入る。
かき氷1個が大きくて(その分いいお値段する)、周りの人は数人で1つシェアしている感じだったけど、暑かったしお腹が空いていたので1人1個食べましたね…
なんか博物館とか行きたいね〜となって、月曜休みのところが多い中あいている韓国近現代史博物館へ。
日本語の説明はほとんどなかったんだけど近現代の歴史を扱った博物館ということもあり、日本語の看板なども。
かき氷だけではお腹が空いてしまって、でもあんまり味が濃いものは気分じゃないねということで、平壌冷麺のお店へ。
ごく薄味で、酢やカラシで自分で味をつけるスタイル。そうめんみたいでさっぱりしていておいしい。つるつるしているのですぐ食べてしまってから、意外と量が多くてお腹いっぱいになってしまったことに気がついた…
平壌冷麺の近くにあったので立ち寄ってみたDDP東大門デザインプラザ、おしゃれなビルだった!ぱっと見た感じデッドスペース大きすぎない?と思ったけど、雰囲気がある(夜もライトアップされてきれいとのこと)。
4日目
帰国日!あんまりゆっくりはできないけど何か食べて空港に向かわないと!ということでソウルの老舗ベーカリー「太極堂」で朝ごはん。シンプルなビルの見た目からは想像できなかったけど、店内がレトロでかわいい。
バタークリームを挟んだパンとロールケーキみたいなパンを食べました。
空港に鉄道で移動して、約2時間のフライトで帰ってきました。
いろんなところに行けて楽しかったのですが、予定を詰めたり、歩きっぱなしだとやっぱり疲れるなって。せっかく来たので動かないと時間を無駄にした気になっちゃうのですが、歩いたり立ったままでいたりすると普通に疲れるので、上手に休憩挟んでいきたい…あとは疲れたら思い切ってホテルに早めに戻って休むくらいの割り切りをしたい。
あとはその国の食が合わないとちょっと損した気持ちになる。私は生肉、とても辛いものが食べられないので、ガイドブックに載っているような韓国の食の一部ってあんまり私の口には会わないんだなとなんとなくはわかっていたのですが、なんだかもったいないなと思いながら過ごしており…でもおしゃれなカフェなどは多いし食べられるものもあったので、食べられるものを楽しむしかない。
次はドバイか香港(ディズニー)かトルコかポーランド(アウシュビッツ)に行きたい!
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