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3年目から仕事でますます伸びるためのコツ

こんにちは,HARuです。今日は「過去の自分へのメッセージとこれから3年目になる先生方へお伝えしたいこと」というお話。

「1,2年目は仕事がバリバリで,定時退勤なんて余裕でした!」
「提出書類や文書はすぐに作成して一番最初に提出が当たり前」
「〇〇先輩はなんであんなに仕事が遅いんだ?!」

という方に読んでほしい内容となっております。
まあ,正直,過去の嫌なやつだった自分に向けての戒めの記事なのですが😅

私が3年以上経験した仕事が教職しかありませんので,他の職種の方に当てはまるかはなんとも言えません。ご了承ください🙇‍♂️

では,いってみましょう!


採用1年目

採用されて1年目は,その学校の中でも,相当軽い校務分掌(仕事の割り当て)がされているはずです。さらに言えば,多くの自治体で,初任者向けの研修があるかと思いますので,その研修を踏まえての仕事の割り当てになっていることでしょう。
自治体によっては1年目には初任者指導員といって(多くは再任用された先生が)初任者の授業であったり,学級経営全般について助言をくれる制度もあるようです。
つまり,初任者の間(採用1年目)はかなり仕事量が軽減されているのです。

でも,冷静に考えれば当然のことですよね。
大学を卒業していきなり仕事をすることになった方に,重い仕事の割り当てなんて原則はしません。
(※ただし,教育界ではこの原則が破られることも多く,それゆえ,多くの初任者の先生方がメンタルを病んでしまう状況になることも少なくありません。誠に残念です。仕事の楽しさを感じられないまま,辛さだけを味わうなんて…)

採用2年目

2年目からは少しずつ責任の範囲が増えてきますが,とはいえ,まだまだ軽めの仕事がほとんどです。
仕事を割り振られている本人は軽めの仕事とは思えなかったりするのですが😅
周囲の先生方とのバランスを見れば,軽めなんだなと私は感じていました。
増えてくる仕事は学校にもよりますが,学級担任を持ったり,部活動の主顧問になったり,状況によっては教科の主任を任されたり,少しずつ仕事量も増え,充実感も増してくる時期ではないかと思います。
基本的には自分発信,自分完結の仕事が多いと思います。
しかし,問題は次年度以降です…

3年目から仕事量が増えてくる

もう3年目ともなるとある程度一人前と認めていただけるのか,仕事量がドッと増えます。私自身は小さな学校に勤務していたので,余計にそう感じることが多かったです。イメージとしては

自己完結する仕事から,他者も巻き込む仕事への転換

ですね。
1,2年目は,ほとんどの仕事が自分だけが関係する仕事だったはず。締め切りはあるけれど,他者を経ての仕事ではないので,自分の締め切りだけ気にしていればよかったのですが,3年目以降はそうもいきません。
締め切りは変わらずありますが,その間に他の先生方にお願いするようなことが増えます。他の先生方に提出いただいたものをまとめたり,共同で作業をしたりする場面が一気に出てくるはずなのです。

1,2年目までのノリでは乗り越えられないことも多い

ですので,1,2年目までの仕事の仕方では乗り越えられないことが多くあります。
多くの人は締め切りが近くならないと仕事に取り掛かりません。
人にお願いすることの一番の難しさは,締め切りをいつ,どのように設定するかということにあります。
依頼する仕事の負担を見極め,通常業務をこなしながら,何日くらいあればできるのか,多少の余裕を持たせるとなるといつまでに全ての仕事が完了していなければならないのかという視点が必要になります。

3年目以降を乗り越えるための仕事術

3年目以降を乗り越えるためにはテクニックが必要です。
ここで,そのいくつかをご紹介します。

・ゴールを設定すること
・早めに仕事に取り掛かること
・自分で調べること
・分からなかったら積極的に人に聞くこと
・自分の気づかない仕事を誰かがフォローしてくれていると心に留めておくこと

それぞれ詳しく説明します。

・余裕をもったゴールを設定すること

まず,これは大原則です。抽象的な話になってしまうので,具体例を挙げて説明します。
例えば,提出書類Aがあるとします。この書類の期限は3週間後です。しかし,その間に,先生方にアンケート調査をし,集計しなければいけません。
さて,あなたはどうしますか?

もちろん,アンケート調査の内容にもよりますが,私は基本的に1週間以内にアンケートを依頼します。記述式のものであれば,もう少し時間を取りますが,原則早めに仕事をお願いしておくのです。1週間であれば,次の1週間でまだ提出されていない先生方へ再度依頼の声かけをすることができますし,自分がアンケートを集計して回答するために余裕も生まれます。

自分のことしか考えていないじゃないか!というご批判もあるかと思いますが,もちろんその通りです。
仕事は自分に与えられた役目をそれぞれがこなすことによってスムーズに回るものだと私は考えます。
そして,実はこの早めに依頼するということは相手のためにもなります。
元々先生方は大変お忙しいのです。そんな中,新しくきたアンケートに回答している時間も惜しいという方もいらっしゃいます。しかし,アンケートに答えていただかないことには,こちらも書類の提出のしようがありません。
管理職から,なぜ書類Aの提出がなされていないのか問われた時,「アンケートに答えない先生がいるから提出できません」と答えたのでは,その先生の評価を貶めてしまいます。
ですので,早めに締め切りを設定することで,私個人の提出期限も守りつつ,他の先生方へ不快な思い(管理職から声をかけられて提出を求められるような)をさせずに済むと考えます。

長くなりましたが,結論として,余裕を持ったゴールを設定することは,仕事において欠かせないテクニックなのです。

・早めに仕事に取り掛かること

上記内容と同じようなことですが,仕事のスタートは早めに切った方が,あとあと楽ができます。

依頼が来た瞬間に書類に目を通すでも,一行だけ文書を書くでも,少しだけやっておくことが大切です。
ちなみに,これを心理学の用語で

ツァイガニクル効果

と言います。ツァイガニクル効果とは「終えてしまったことよりも,途中でやめてしまったことの方が気になる」ということです。
少しでも手をつけたものについて,人は「早く終わらせたい」と思うものなのです。
ですので,依頼が来た瞬間に少しでも手をつけておくと,この心理効果も相まって,早く仕事を終わらせたくなるということです。

ちなみに,夏休みの宿題も同じかと思います💦
なかなか手をつけずに,夏休み終盤に手をつけ始めると,なんだか一気に進む気がしませんか?
実は,これはツァイガニクル効果と締め切り効果という二つの心理学的要素が関連しています。今回の「仕事に早めに取り掛かる」と前述した「ゴールを設定する」ということは心理学的にも効果があると実証されていることなのです。

・自分で調べること

分からないことを100%人に聞くのは正直迷惑です。
まずは,少しでいいので,自分で調べてみましょう。特にこれだけICTが発達している社会に生きているわけですから,気になることや疑問点は

まず自分で調べるというクセをつけておきましょう

それだけで,時間短縮にもなりますし,相手の時間を奪わずにすみます。結果として,あなたの評価も上がることでしょう。

・分からなかったら積極的に人に聞くこと

上記内容と矛盾するように感じるかもしれませんが,そんなことはありません。
まずは,自分で調べることが大前提ですが,どうしても分からないことはあります。
例えば,その学校独自のルールややり方など調べようがない時,今までの先輩方の知識をお借りした方がスムーズに物事が進む時(これは経験によって徐々に見極める能力がつきます)はさっさと人に聞いてしまいましょう。
ただし,これもポイントがあります。それは

誰に聞くべきか適切な人物選択をすること

例えば,中学校でいえば,体育祭のことを聞きたいのに社会の担当の先生に質問しても,回答してもらうことはなかなか難しいでしょう。
もちろん,担当教科以外にも人柄や知識量に差はありますが,聞きたい内容に関連している人物に聞くのが一番間違いない方法です。
むしろ,分からないことをずっと自分一人で抱えていることの方が多くの場合,迷惑をかけてしまいます。
困ったら早めに相談したり,確認したりしておきましょう。

・自分の気づかない仕事を誰かがフォローしてくれていると心に留めておくこと

そして,実はこれが最も重要だと思っているのですが,「自分の気づかない仕事は必ず存在し,それは誰かがフォローしてくれているのだ,ありがたい」という気持ちを持っておくことです。
最初のテクニックのところでも述べましたが,仕事は自分に与えられた役目をそれぞれがこなすことによってスムーズに回るものです。
自分が全ての事柄を把握できるわけでもないですし,できなくて当然です。
しかし,それと感謝の思いを持つこととは別問題です。特に3年目という経験年数では,自分が気づかない仕事が多くあることが当たり前です。
たあだ,それを当たり前と思うのではなく,誰かが自分のサポートをしてくれているのだという意識を持つだけで,自分の行動が変わります。
そして,自分の経験年数が増え,仕事にさらに余裕が出るようになったら,今度はあなたが誰かが気づいていない仕事のフォローをしてあげてください。
世の中はそのようにして恩送りをして回っているのです。

と,長くなってしまいました💧少しでも,若手の先生方(ビジネスマンの方)のお役に立てれば幸いです。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

それではまた😊


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