提案は相手にも得があるかが大切
こんにちは,HARuです。今日は「いつも自分の提案が却下されて悲しいという方向け」のお話。
先日,ある先生と話をしていたら
「いつも学校で色々な提案をするんですが,却下されちゃうんですよ。」
とおっしゃっていた。
その場では「大変ですねぇ」と聞いていたが,
最近,自分自身を振り返ってみて,提案が却下される時とされない時の違いが
なんとなく分かってきたので,まとめてみようと思います。
では,いってみましょう!
基本的にみんな変化が苦手
そもそもの話ですが,人は新しいことを嫌います。
嫌いというより苦手という方が正確かもしれません。
それは,現状維持バイアスがあるからです。
現状維持バイアスとは
簡単に言えば,変わりたくないという気持ちですね。
それが強いため現状から変わることを嫌がります。
元々人間は狩猟採集時代が長く,コロコロ環境が変わることは望ましくありませんでした。
今までの生活環境で生きられるならそれがベストだったのです。
だから,基本的に人は変わることを好みません。
今までのやり方で出来ていた,問題がなかったのなからそれでいいだろうと
考える方が多いのです。
人を変化させることはできるのか?
人の考え方を変化させることはできません。
これは単純に,私がコントロールできることではないからです。
しかし,相手を納得させ,仕組みを変えることは可能です。
例えば,
タブレット端末の使用に関してルールを緩めたいとします。
休み時間の使用も認めてほしいと。
では,このことを職員会議などで提案すれば通ると思いますか?
まず間違いなく通らないでしょう。
提案を通したいのなら
相手の利益になる提案かどうか
を考えなければいけません。
その提案を通したところで,相手が損をしたり
嫌な思いをするのであれば,提案は通りません。
しかし,反対に相手もこちらも得をしたり
良さが感じられる提案であれば,通すことは可能です。
よくビジネスの世界で言われる
WIN-WINの関係
というやつですね。
可能ならば,相互の利害だけではなく三者の利害を一致させた
三方よし
の提案ができればベストですね。
ここで大切なのは,
いかに相手の立場に立って提案ができるか
です。
誰しも提案する際には,つい自分の利益を最大にしてしまいがちですが
その提案では当然誰も通したくありません。
相手の立場にたち,相手がなのにを望んでいるかを考えて提案することが大切です。
相手の立場に立つことが苦手な人はこうすればいい
では,相手の立場に立つことが苦手な場合はどうすればいいのでしょうか。
WIN-WINや三方良しのような提案はできないのでしょうか。
そんなことはありません。
むしろ,相手の立場に立つことが苦手な方の方が提案を通しやすいとさえ私は思っています。
具体的には
相手の立場に立てないのであれば,相手に直接どうしてほしいか聞いてしまえばいい
のです。
これで,相手の立場を想像して物事を考える必要がなくなりますし,
相手の立場を想像し間違えたり,読み違えたりすることもなくなります。
ただし,全体の場で提案をした際に聞いてはいけません。
最悪なのが
提案をしたことに反対した相手に対して
「では,どうすればこの提案を受け入れてくださるのですか?」と
職員会議等で発言してしまうことです。
周囲からの共感も得にくくなりますし,何よりその提案に反対した人のメンツを潰してしまいます。
メンツなんてくだらないと思われるかもしれませんが
世の中にはメンツが大切な方も一定数以上いらっしゃるのです。
一体どうすればいいのか。
答えは簡単です。
相手に個別に聞く
ただこれだけです。提案に反対しそうな方のところ(全員のところです)に行き,
「今度の会議で〇〇という提案をしようと思っているのですが,どのように思われますか?何か過不足はありませんでしょうか?」
と聞いてしまうのです。
そこで,過不足はない,良い提案だと思うと言っていただければ
その提案は全体の場で通ることでしょう。
反対に,こういうところが不測点だと思うとご指摘を受ければ,
それについて具体的に改善策を考えることが出来ます。
下手に相手の立場を想像するよりも,この手法の方が間違いのない方法です。
そしてこれが,時には「根回し」となってじわじわ効いてくることがあるのです。
人は一度自分が発した言葉を覆すことに抵抗をいだきます。
ですので,個別の場でOKした場合,全体の場で提案されたとしてもそれを否定することは難しくなるのです。
根回しをしようと思ってするわけではありませんが,実はかなり効果的な方法だと私は思っています。
相手の耳に事前に情報を入れておき,提案の改善をして全体で提案をする
この流れが出来ていれば,ほとんどのあなたの提案は通ることでしょう。
もちろん,それでもうまくいかないこともありますが,今までのただいきなり会議で提案をしていた頃よりはだいぶマシになるはずです。
ぜひ一度お試しください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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