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くちびるに唄を

2024年12月15日(日)に「くちびるに唄を」配信リリースすることが決まりました。

10月のワンマンライブの際に、年内にもう一曲リリースいたしますというお話をしていたので、もしかしたら次はあの曲なんじゃないか?とか、あの曲だったらいいな。とか、予想をしていただいた稀有な方がいたかもしれません。

きっとそんな方でもこの曲を予想した方はいないと思います。

なぜなら、すでに配信リリースされている楽曲だからです。

福岡の後輩の的野祥子に提供&フィーチャリングという形でリリースされております。

今回はその提供曲をセルフカバーさせて頂きました。

なぜ、この「くちびるに唄を」をリリースしようと思ったかをこちらでお話ししたいと思います。

あ、きっと長くなりますので予めご了承ください。


2021年の7月に、福岡のROOMSさんにてワンマンライブをさせて頂きました。

当時、コロナ渦真っ只中で、全国のライブハウスがとても大変な状況に陥っておりました。もちろん、ライブハウスだけでなく、様々な職種の方が苦労されて、正直僕自身も音楽続けるの厳しいかなって思っていました。

そんな時に、ROOMSさんの方からワンマンライブのご依頼を頂きました。

僕が元々組んでいたユニット「満月」で初めてワンマンライブをさせて頂いたライブハウスでした。もちろん個人的にも人生初めて。

当時21歳とかだったような気がする。

調べたら分かるんすけど、調べんのも億劫なくらい昔の話。

でも、よく覚えてるんです。←書きながらどっちやねんって思った。

20年近く前のことなんでもちろん忘れてることも多いけど、

お客さんを集めるために直前3ヶ月間めちゃくちゃ路上ライブやったこととか、

だいたい何の曲歌ったかとか、

そん時に「君がいるから」って曲初披露したなとか、

ピアノに下にゃんがいてくれてSaxにりく君がいてくれたこととか、

受付を仲間のHOWLがやってくれたりとか、

幕間の映像を友達のフジモに頼んだりとか、

その映像に友達のたかひろと堤さんにに出てもらったりとか、

本番前に緊張しすぎてて、相方と体動かそうってなって楽屋でソーラン節踊ったこととか

アンコールで着る用のTシャツ(非売品)を作ったんすけど、当時のお客さんたちからサプライズでアンコール用のTシャツをプレゼントされて、相方と直前までどうするか悩んだこととか。笑 ←お客さんからもらったシャツ着ましたよ。

全てが初めての経験だったので、覚えてることがたくさんあります。

前回のnoteでソロになってからのワンマンライブの回数について書いたんですが、それの一番根っこにあるワンマンライブを行ったのが ROOMSでした。

なので2021年にROOMSでワンマンライブする際に、満月で活動していた頃のことを思いながら曲を書いて披露しようと思ってました。

んでこっから紆余曲折していくんですが(笑)

それよりも先に後輩の的野から、デビュー10周年にお世話になった方々とのフィーチャリングアルバムを制作したくて、ミズケンさんにも是非お願いしたいですという、楽曲依頼を受けておりました。

当初、ROOMS用に書こうと思ってた曲ではあったんですが、その時はまだサビのメロディしかなく歌詞も全くはめていなかったので、的野の10周年にちなんで「十年後も〜」というフレーズをはめてから昔のことを思いながら書いてみました。

内容は当初の予定通り、昔切磋琢磨していた仲間や、お世話になった方々のことを思いながら書きました。的野も切磋琢磨していた仲間の一人でして、そして今も続けてる数少ない仲間の一人なので、的野と歌うのもいいなと思い、提供曲に切り替えました。

ちょっと赤裸々に語りすぎかいな。笑

気づけば、同年代で音楽続けてる仲間はほとんどいなくなってしまいました。

でも、けしてそれはネガティブなことではなく、みんなそれぞれ今も一生懸命頑張ってます。

道は違うけど、今も変わらず切磋琢磨してます。

「遠い未来に思いを馳せて くちびるに唄をずっと」

昔のことを思って書いた曲ですが、これから先みんなにとって、もっともっと素敵な日々になるようにという思いで「遠い未来に思いを馳せて」というフレーズにしました。

ちなみに満月を2013年の12月7日に解散しました。

今日で11年目。

十年後ではないけど、10年以上経過し、今現在のタイミングでリリースしたくて、今回「くちびるに唄を」をリリースすることにいたしました。

セルフカバーなので、的野とのfeatバージョンとはまただいぶ変わっております。
そもそも男女で歌ってる曲は音域が広いので、キーを移調するだけで一人で歌うのは困難なので、原曲にはない転調を用いたりしてるので、その辺の変化も楽しんで聴いていただけたらと思います。

アコギは今回左右別の弾き方して録ってるんですが、レコーディング中にふと思って試してやってみたらめっちゃ良かったのでそうしました。
原口さんに、「よくそんなすぐ対応できるね」と褒めてもらいましたが、これは長年デュオをやっていたからですね。アコギの雰囲気は満月感出てます。

ピアノは今回も隆ちゃんにお願いしました。隆ちゃんには自分がツインで録ったギターだけの音源送ったら、満月っぽくて泣きそうでしたって返事きました。笑
寄り添うピアノを弾いてくれて本当に感謝です。

レコーディングやmix、今作もGood Comingの原口さんにお願いいたしまた。原口さんによく会ってるのに、写真全然撮ってない。今度撮らせてもらおう。

いろんな方の支えのおかげで新たに曲をリリースすることができました。

みなさん、是非「くちびるに唄を」お聴きくださいませ。


余談なんですが

満月を解散した日に親父からメールが来ました。

「心に太陽を、くちびるにうたを」

親父の好きな言葉。

みんなの心が温かくなる曲であったらいいな。

https://linkco.re/dqbrT3HM


くちびるに唄を

夢中でかけぬけた日々は 通り雨のように過ぎ去って
背負うものもたくさん増えて 少しずつ枝分かれしていく

一生懸命な君の姿が僕の糧になって
別の道歩いていても 背中押してくれる

口ずさむといつも 思い出すあの頃
今でも懐かしい あの日のままの君に出会える 

十年後も君の胸に残るメロディ紡いでいく
遠い未来に思いを馳せて くちびるに唄をずっと

時に誰かと比べて 自分自身に嫌気がさして
でも勝ち負けじゃないって 君が教えてくれた

僕は僕 君は君 それぞれの人生があって
並行したり交わったり だからこそ面白い

日常を彩るただの飾りじゃなく
どんな場面だって よりそうように流れている

十年後も君の胸に残るメロディ紡いでいく
遠い未来に思いを馳せて くちびるに唄を

繋いだ声と声 色褪せぬまま ここにあるから

十年後も君の胸に残るメロディ紡いでいく
遠い未来に思いを馳せて くちびるに唄をずっと

遠い未来に思いを馳せて くちびるに唄をずっと

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