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後天的に才能を身につける方法

世の中には人よりも早く圧倒的にうまく物事をこなす人がいて、
そういった能力は才能と呼ばれます。

これは生まれ持った素質であると考えられることがほとんどで、
生まれ持ったものが違うんだと諦めから入ってしまう人もいる。

確かに才能には生まれた時から決まってる要素もあって、
スポーツなんかはそれがはっきりわかる。

例えばボクシングでフェザー級に属する人がどれだけ体を鍛え、
テクニックなどを身につけようとヘビー級の選手には勝てない。

フェザー級でチャンピオンになれてもヘビー級では戦いにもならない、
生まれ持った体格の素質によって限界が決められてしまう。

このどこまでいけるかという才能を限界値と呼んでいるのですが、
限界値は持って生まれた素質で決まってしまうことが確かにある。

それをくつがえすことは容易ではないしものによっては不可能でしょう。

ですが、才能にはもう1つどれぐらい早く上達するかという、
修得値と呼んでいるものがあります。

同じことをやったとしても早くうまくなる人とそうでない人がいて、
じゃあその違いも生まれ持った素質なのかというと必ずしもそうじゃない。

修得値を左右するのは試行錯誤力です。

人が何かをうまくこなすには意識的な試行錯誤を経て、
それを無意識で自動的におこなえるまで繰り返す必要がある。

例えばピアノなど楽器をうまく弾けるようになりたいなら、
まずは体をじっくり何度も試行錯誤しながら繰り返し動かしていく。

すると、そのうち意識しなくても勝手に体が最適な動きを実行し、
意識して考えてしまうと逆にうまくいかないということがおこり始めます。

意識しないとできない状態と意識するとできない状態、
この境目がうまくこなせるかそうでないかの境界線であり、
上達が早い人はこの境界線を超えるのがうまい。

境界線を早く適切に超えるために必要なのが、
最適な行動を意識から無意識に移し替えるための、
試行錯誤する力なわけですね。

で、この試行錯誤力っていうのは後天的に訓練して身につけられるもの。

先に話したように限界値はひとそれぞれあってどれだけ努力しても、
それを超えることはできないこともあります。

だけど、その限界値にどれだけ早くたどり着けるかという修得値は、
試行錯誤力を身につけることで後天的に上げていくことができる。

才能の1つは後天的に誰でも身につけることができるのです。

なので、試行錯誤力を身につけることは意識してみてください。

身につければ限界値までは圧倒的に早くたどり着ける、
それに見合った成果を得ることができるようになります。

何より試行錯誤力はあらゆる分野に使えるものですから、
一度身につければ一生無駄になることのないスキルなので、
ぜひ実践してみてください。


では、今回はここまでです。
ありがとうございました。

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