多芸に通じたいなら一芸を意識して極めると効果的
今の時代、いろんなものが早く、しかも大きく変化していきますから、
より多くのことに通じておきたいと考えることもあるでしょう。
だけど、日々の生活に追われ新しいことをする時間が取れないなど、
様々な理由からあまり多くのことに通じられないかもしれません。
もし、そんな状態を解決したいなら一芸を意識して極めるということを、
一度やってみると効果的です。
ここで重要なのは意識して極めるということ。
よく一芸は道に通ずる、1つのことを極めた人は、
多芸にも通じるものだと言われます。
そういう場合もありますが実際にはある高いスキルを持っていたとしても、
別のことはできないし身につくのも遅いという場合もありますよね。
通じる場合とそうでない場合の違いというのが、
意識しているかどうかなんですよ。
というのも、人の無意識はある程度正しいやり方を何も考えず、
ひたすら繰り返しおこなうだけで何かを身につけられるようにできてます。
もしそれが自分の資質と合致していれば身につく速度も到達できる場所も、
早く高くなっていくことでしょう。
1万時間の法則などでも言われるように続けるという方法が、
基本的には人の性質にあっているのです。
ただし、それは正しい方法をとれた時に限られる。
正しいとは自分がそれを身につけるうえで効率よく効果的でもある、
適切なやり方ということです。
正しい方法をとれなくても方向性があっていれば、
続けている限り少しずつでも成長して、
高いレベルで物事を身につけられはするでしょう。
その代わり莫大な時間がかかるでしょうから多芸に通じることは難しい。
正しい方法をきちんととれれば資質に左右される分野もあるでしょうが、
何であれ高いレベルで身につけられる、多芸に通じることができます。
じゃあ正しい方法を見つけるにはどうすればいいかということで、
そのカギとなるのが意識なわけです。
意識っていうのは無意識とは逆で継続することには向いてないですが、
分析したり論理的、抽象的に物事を考えることで、
より本質的なことを見つけ出すことに優れています。
試行錯誤から本質的な正しい方法を見つけ出すのがうまいのです。
ですから、きちんと意識を働かせて試行錯誤を繰り返し、
正しい方法を見つけてそれをひたすら続けた場合は、
一芸に通ずると同時にそれを多芸にも応用できる。
対して、一芸に通じているにも関わらず多芸に通じられない場合は、
間違いなく継続はしてきたのでしょうが意識があまり働いてない。
継続してきたことと自分の資質が偶然合致していたとか、
自分以外の誰かに考えることを任せっぱなしだったなどで、
一芸には通じられたたものの他に応用できるものがないのです。
なので、もし多芸に通じたい、それも比較的短期間でと思うなら、
まずは意識をきちんと働かせて一芸を極めるということを、
ぜひ実践してみてください。
意識してきちんと試行錯誤しながら何かを身につけた過程は、
必ず別の何かを身につけることにもつながりますよ。
では、今回はここまでです。
ありがとうございました。