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毎日ブログ 39日目(2020/4/7)
(※この記事は自社ホームページからの転載記事です)

卒業と入学・入社の季節です。
もう少し言えば進級の季節で在り、
変わる予定が変わらなった、
と言う季節でもあります。


起きる予定のことが起きる
起きる予定のないことが起きる
これをイベントと言います。


逆に起きる予定だったものが
起きないことをノンイベントと言います。


どちらもまとめて転機と呼びます。
特に学生時代などの若い世代ですが、
社会人も移動などの多い時期ですから
ほとんどの方に
何らかの転機が訪れる季節。
それが春なのです。

話題にするには遅くなりましたが、
「緊急事態宣言」発令されましたね。

これも事前に聞いていた上で
起こった事なので、
「イベント」に該当します。


緊急事態宣言に関する考察は
またの機会に譲るとして、
転機についての
話をする事にします。

人は人生の中で
様々な判断をしながら生きています。
あまり意識をすることのない判断もあれば
考えに考え抜いて行う判断もあります。


前者の例を挙げれば
朝ごはんはパンかな、ご飯かな
今日はどんな髪型にしようかな

極論、今日は右足から踏み出す、
なんてのもあるかも知れません。

意識はしていなくても
ひとつひとつあなたの脳は
状況を踏まえて判断をして
行動に移っているのです。


後者の例は
どこの高校・大学に進学するか
どこの企業に就職するか
気にあるあの子にどう想いを伝えようか…

悩みに悩んで複数の選択肢から
ひとつを選択するのです。


このひとつひとつが転機なのです。
転機って特別な事ではないんです。
皆さんが普段当たり前に過ごしている
日常のホンの一コマが転機なんです。

パラレルワールド(並行世界)を
想像してくれても良いかも知れません。

ひとつの小さな判断で、
転機の枝分かれが生じる。
Aを判断していればAの未来
Bで決断していればBの世界

これが転機なのです。
ただ実際の転機の定義としては

転機とは私たちが人生で経験するさまざまな出来事で、自分の人生に大きな変化をもたらすような出来事を転機として定義される。

という表現をしますと
先の例は転機に成り得ていない転機、
と言ったところでしょうか。


そんな転機の中でもひと際大きく
人生などに影響を及ぼすのが

誕生・成長・結婚・離婚・死亡
入学・進級・卒業
就職・異動・退職・転職

ライフステージに沿って
予定されている転機です。


これらは事前に分かっているため、
準備ができるので比較的対応が楽ですね。


ただし、先に「死亡」とは書きましたが、
事故などによる「突然死」は
少々様子が異なります。


いわゆる
起きる予定のないことが起きる「イベント」です。

また、起きる予定だったものが
起きないこと「ノンイベント」

これが問題です。
予定の反対になるので
心の準備が整っていません。

こういう時に
人はパニックになりやすいのです。

あなたなら
どう対処しますか?


キャリアの理論には
こうした「転機の乗り越え方」が
確立されています。


ナンシー・シュロスバーグ

私もあったことがある訳でもありませんが、
とても分かりやすく解説してくれています。


転機の際には4つのSを点検しましょう。

①状況(Situation)
   原因は何か
   予期可能なことであったか
   一次的なことなのか・継続的なことなのか
   過去に経験したものか
   前向きに捉えているか
②自己(Self)
   個人的特徴(性、年齢、健康状態、社会的地位等)
   心理的資源(性格、価値観、信念・信条、行動様式等)
③支援(Support)
   身近の関係者(家族、親族、友人、上司、同僚等)
   専門家、専門機関
④戦略(Strategies)
   状況を変える対応
   認知・意味を変える対応
   ストレスを解消する対応


これらのリソース(資源)を確認し、
有効に活用することで、
転機の衝撃を緩和することが
できるようになります。

あなたも今、まさに
コロナショックと言われる転機に
自分、またはお子さんの学校の休校、
在宅ワークへの転換、
企業の業績悪化。

一部の方は、自分、または知人の
新型コロナウイルスの感染
という方もいらっしゃります。


この時期は自分の人生の転換期を
改めて見つめなおすチャンス!
なのかもしれません。


こんな転機に、
あなたは何を思い
どう活用しますか?

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