キャリア的視点212 -あこがれの人:ロールモデルの存在-
毎日ブログ 212日目(2020/9/27)
憧れの先輩
皆さんは身近にあこがれの人はいますか?
あの人の様になりたい。
そう思える人はいますか?
仕事場でなくても構いません。
プライベートでも、芸能界でも。
ある分野において尊敬できる人。
真似をしたくなる人。
そういう人の事をロールモデルと言います。
ファッションモデルの「モデル」はここから来ています。
思わず真似したくなる存在。真似をすることで自分も格好良くなれるんじゃないかと思わせてくれる存在。
学生時代の部活動などで、憧れの先輩っていませんでしたか?
その先輩が格好良くて、それまで触れる機会のなかったスポーツを始めてみた。その先輩をそばで観ていたくてツラい練習も愉しかった。その先輩と一緒に大会で出場できたことで、先輩になれた気がした。
今日は憧れの先輩、「ロールモデル」に関しての話です。
ロールモデル
ネットで調べてみると、その意味は、
具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人材
と出てきます。
前章では憧れの先輩と書いていますが、実際は後輩でも年下でも模倣の対象になるのであればロールモデルに成り得ます。自分が「凄い」と持ったらロールモデルに成り得るんです。
例えば漫画家さんであれば、昔は手塚治虫先生、現在だったら鳥山明先生や尾田栄一郎先生などでしょうか。
あの人の真似をして絵を描き始めて、漫画を描き始めて、憧れの先生と一緒の雑誌に投稿して…
そんなロールモデルに出会えることは「人生の宝物」とまで言う方もいます。人生を変える存在にもなり得るのです。私もまったくの同感です。
それは学校の先輩であったり、先生であったり、会社の上司であったり、もちろん家族であったりします。
自分が何を求めているかによって異なります。だからまた自分が「どう在りたいのか」が明確な程、ロールモデルは見つかりやすくなります。
ロールモデル活用法
仕事をしていく上で悩む事って多いのではないでしょうか。そんな時はどうしていますか?
自分で考えて、自分なりの解答を出すことも大切です。上司に聞くことも大切です。
しかしロールモデルがいれば、
「彼だったらどう考える?」
「彼女だったらどう行動する?」
と想像するだけで、解決策が見つかる場合があります。雑な説明で申し訳ないのですが、これが最も効果的なロールモデルの活用法です。別に相手に何かをしてもらう、というものではありません。
自分の中にいるイメージ上のロールモデルと会話をするのです。
「先輩だったらこの取引先に対してどう伝えますか?」
「そうだね、僕だったら……」
それが自分なりの解答を導き出すことに繋がります。
もちろんすぐそばにロールモデル足る人物がいて、気軽に話ができるのであれば、直接聴くのも効果的ですね^^ 相手にとっても考えることは刺激になるので相乗効果で良いかも知れませんね。ただし、依存にならない様に気をつけてくださいね(^^)
自分がロールモデルになる
いずれは皆さんも、それぞれの後輩からロールモデルに指名されるかも知れません。その時はもちろん言ってくれることもまずないと思います。
いつの間にかロールモデルにされ、参考にされるのです。皆さんが自分のロールモデルを参考にしてきたように。
であればこそ、今から「観られている」という意識を持って行動することに慣れておくと、より良いロールモデルになれるのではないでしょうか?
自分だったらどんな人をロールモデルにしたいのか。してきたのか。
自分とその人との違いは何があるのか。そうすればそのGAPは埋められるのか。
またその人との違いを活かせる方法はないのか。あるならその人を抜く事はできるのか。
自分をロールモデルにしている後輩がいると仮定した時、その後輩は自分に何を求めているのか。
色々と想像することで見えてくる答えもあります。考えることは答えを導き出す事です。
まだロールモデルを見つけることができない方も多いと思います。いなければいないでも問題はないのですが、どうしても欲しい、という方は「どう在りたいのか」を中心に自分の路を見つけるところから始めてみると良いと思います。その路の先に歩いているのが、あなたにとってロールモデルになる人なのかも知れません。
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