キャリア的視点362 -70歳まで働くために-
毎日ブログ 362日目(2021/2/24)
高年齢者雇用安定法の改正
~70歳までの就業機会確保~
2021年4月より、70歳までの就業機会の確保が努力義務化されます。これは少子化社会、高齢化社会の中での苦肉の策、という印象を受けます。そしてこの先にはやはり、定年が70歳まで延長されるという流れがチラつくのは私だけなのでしょうか?
しかし、先のリンク(厚生労働省)をみていただいても書いてあるのですが、
定年の70歳への引上げを義務付けるものではありません。
という事で、今はまだ『チラついている』だけにはとどまります。
現代の日本は、およそ10数年後の労働人口減少が避けられない状況がある訳ですが…
年金制度の問題(財源の確保)や物価の高騰などにより、高齢の方々が生活に困窮する、という事態が起こっているのです。
前職の派遣会社でも65歳の方が、
「お孫さんに誕生日プレゼントを買ってあげたい」
と言って仕事を探しにこられました。
しかし、無いのです。60歳を超えた高齢者を受け入れてくれる派遣先企業は。
どんなに人が良くて、どんなに体力があって、どんな素晴らしいキャリアやスキルを持っていても関係ありません。年齢だけではじかれてしまうのです。
今回の法改正により、就労機会の門は少し開くかもしれません。知れないのですが狭き門です。その狭き門を潜って就労の機会を得るにはどうしたら良いのでしょうか?
プロティアンに活きる
70歳になっても働き続ける為には、まず何より健康な身体がなくてはいけません。どんな仕事をするか、にもよるのでしょうが、健康な身体で体力的に余裕がないと、続けることが難しくなってしまう訳です。
そして大変なのは、70歳としての健康的な身体は必須になるでしょう。更に70歳なのに50歳代の様な健康的な身体、であることが望ましいのです。
他にもあります。
現代の仕事についていけるための知識やスキル(ビジネス資本)
会社の中で年の離れた同僚とチームを組めるための心の柔軟性や協調性(社会関係資本)
これらを活かし、自分の芯(アイデンティティ)を持って、臨機応変(アダプタビリティ)に、心理的成功を求めて活きること、これをプロティアンと呼びます。
多分これから10年の後には定年は65歳、再雇用は70歳と引き上げられると思います。更に時代が進めば、更に伸びるでしょう。
今ではセカンドキャリアと呼ばれる60歳以降の40年(人生100年時代)をどの様に生きるのでしょうか。
生きるための資金をどの様に確保するのでしょうか。
「しか無い」という選択肢を奪う表現を使うのは好ましく無いのですが、少なくとも「働く」という選択肢が一番手前に現れる気がします。年金に頼るのも限界があります。
それならばせめて、自分がやりたい仕事に少しでも近しい仕事を選べる様に、今から準備をしておきましょう。
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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。