毎日ブログ 105日目(2020/6/12)
(※この記事は自社ホームページからの転載記事です)
連日ニュースを観ていると
「派遣切り」
と言う言葉が飛び込んできます。
嫌な言葉です。
2008年のリーマンショックの際に
社会問題になりました。
まだまだ記憶に新しいですね。
Wikipediaから引用すると、
派遣契約労働者(派遣社員)を
使用する企業等、派遣先事業所において、
派遣元である人材派遣業者との
当該派遣労働者の派遣契約を打ち切ること。
または、派遣契約の解約に伴い、
当該派遣労働者が派遣元人材派遣業者により
解雇もしくは雇用契約の
更新拒否(雇い止め)に遭うこと。
と、あります。
私も昔、
派遣の営業をやっていた
そんな時代があります。
少なからず、
その業界の内情も
知っているつもりです。
何より、
今ではもう会って話をする機会もないのですが、
多くの派遣労働者さん(当時)の
顔を知っています。
どうしても「派遣切り」という
言葉には敏感になってしまいます。
派遣業界にいる友人に
少しだけ伺ってみました。
前年度比で9割減。
ぎぃぃぃぃぃやあぁぁぁあぁぁぁぁーーーーーっ!
恐ろしい数字です。
派遣元さんも、
登録スタッフさんも頑張って欲しい!
先日も「派遣という働き方」として
書かせていただいたばかりです。
日本人ばかりではなく、
海外から様々な事情で
働かれている皆さんの
問題を書かせていただきました。
言葉の壁、文化の壁によって
外国人労働者の方の方が
就業の苦労をされている、と。
しかし現実は
外国人労働者だけでは
もちろんありません。
私が観たニュースに
出演されていた方は
2011年の東北地方太平洋沖地震で被災し、
仕事を求めて派遣社員として
一生懸命働かれていた、と言います。
その話を聴くと
自分の無力を改めて感じます。
今の彼らに必要なのは
キャリアコンサルティングではなく
今日の宿、
明日のごはん、
明後日の安心、
なんだと思います。
5年後のアカルイミライのためにも
今日を生きるために何ができるか。
企業側の理屈もわかります。
外的な、どうにもしようのない理由とは言え、
経営していくために
これまで苦楽を共にした
派遣社員さんに対して
血を吐く覚悟での契約解除なのです。
それでもまだ体力のある会社は
休業に対しても契約通りの
契約料を派遣元企業に
支払っていると聞いています。
派遣というシステム自体に
どこか歪なところがあるのでしょうか。
緊急事態であっても
企業にも、労働者にも
不具合が無い様に
作り変えることは
出来ないのでしょうか?
無力な私が
無責任に言って
本当に申し訳ないのですが、
現状を何とか生きてください。
今は悪循環の真っ最中でしょうが
生きていてこそ、将来、
活きる事が出来るのです。
自分の人生の舵を
誰かに握らせるのではなく
自分自身で主導的に
「活きる」ためには
どうしたら良いのでしょうか?
派遣という業態である段階で、
ある程度の自由も
なくなってしまうのでしょうか?
そんな事はありません。
自分が自分で在るために。
働き方の業態は関係ないはずです。
自分を磨き直しましょう。
知識やスキルだけの話ではありません。
自分らしくいられるように、
自分だからこそできる事を
見つけていきましょう。
自分にできる事、
これまでの経験や知識から
「能力」を再確認してみましょう。
自分がやってみたい事、
これまでの人生から
「興味」を再認識してみましょう。
自分が大切に思う事、
これまでの生活から
「価値観」を見つめなおしてみましょう。
ここまでが
「職業的自己概念」の再確認です。
仕事を探す事にも役に立ちます。
しかし何より、
自分が「どう在りたいのか」
何をしたいか、より
どんな自分でいたいのか。
自分らしさって何だろう。
一度真剣に考えてみる時間を
取ってみるのも良いのではありませんか?