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キャリア的視点247 -働く企業の選び方:就職支援1/3-

毎日ブログ 247日目(2020/11/1)

この記事は今日からの3日連続企画として書いております。
11月に入ったと記念で(意味不明)、今回はその1回目で、「企業の選び方」です^^

企業選び(新卒)

まずは新卒としてこれから働く方に対してのお話です。いわゆるファーストキャリアです。ファーストキャリアの選び方はとてもとても、それはもう大切です。

本人も企業も、転職をしたくなった時の紹介会社も、とにかくみんな「これまでの職歴」だけで次の仕事を探そうとする事が多いのです。いざ「やりたい事」が新しく見つかった時には、なかなかその道に移る事が難しいのが現実です。

私も40歳頃まではそうでした。
学生の頃に好きだったことや、それを基にその先を考えて仕事を探すのですが、実際に「本当にやりたい事」が見つかるのは20代後半から30代半ば位です。これはエドガー・H・シャイン先生のキャリアアンカーがそこにちょうど該当します。

そこで見つかる「やりたい事」がその先に見つかれば一番です。それが最高の流れです。

目標が変わるというのは比較的外的要因に影響されることが多く、内的動機が明確でない場合に起こり得ます。内的動機とはまさに「自分が本当にやりたい事」であり、キャリアアンカーに近い物があると思います。

そして本当にやりたい仕事が見つかっても、最初からその道でキャリアを重ねてきた方と比べたら実績も経験も大きく変わります。
だからこそファーストキャリアから自分の将来を見据えて選べると、その後のキャリアにも大きな影響を与える様になります。

苦あれば楽あり。
まずは今自分が興味のある領域を求めて、業種ではなく職種で選びましょう。

もちろん選ぶのは自分です。誰も代わりに選んではくれません。
誰かに選ばせてしまってはいけません。あなたは自分の人生を人任せにするのですか?

企業選び(これからの転職)

転職する人の多くは何らかの事情を持っています。
それは家庭の事情かも知れませんし、前職の人間関係かも知れません。先ほど書いたファーストキャリア等の中で「本当にやりたい事」が見つかったのかも知れません。

しかしどんな事情があっても、転職先の企業さんにとっては全く関係がないのです。
企業さんが求めているのは、数週間、数ヶ月の内に周りの先輩社員の中に入って活躍できる人材です。少なくともビジネスマナー等の教育が完了して、そこに余計な費用のかからない人材です。
これは企業側からしてみたら当たり前の事です。つまり転職者が、転職先の企業の中で活躍するためには、やはり転職者のそれまでのキャリアに頼る他ないのです。

転職者は「本当にやりたい事」を見つけての転職は、なかなかそれが難しくなるんです。ある意味で0からのRestartになる訳です。

今あなたが転職しようと思っているのであれば、そこには相当の覚悟と努力が必要になってきます。実際に転職すると給与も下がってします。
であるからこそ、今は複業を先にやることをお勧めします。

複業であって副業ではありません。
現在の仕事を続けながら、自分の「やりたい事」をテスト的に始めるのです。折りしも政府の後押しで「副業解禁」の流れに時代が成っています。
これから転職を考えている人も、今は危険を犯すタイミングは今ではありません。実際に複業で仕事を始めてみて、収入等々が「いける!」となった時に元々の会社を辞めてやるのです。

つまり、転職をする人は、ただ辞めるのではなく計画性を持って辞める方が後々へのダメージが少ないのです^^

企業選び(転職中)

既に今、辞めてしまっている人に向けての企業選びはこちらです。
私自身が過去の転職の時にやってしまった失敗談です。ダメダメな仕事の選び方をすると、多くの場合が数年後にまた… と言う事になり易いのです。

①給料額で仕事を探す。
②通勤距離・時間で仕事を探す。
③年間休日数などの条件面で仕事を探す。

これらはあるあるなくらい失敗を繰り返す探し方です。確かにそれぞれは重要なファクターなのですが、絶対に辞めましょう^^; それはあなたがやりたい事とは違う可能性が高すぎます。

④採用率が高いから「営業職」を選ぶ。

創業間もない企業ならともかく、そうでないのに営業の採用率が高いのは、その分辞める人が多いと言う事です。気をつけましょう^^;

⑤これまでのキャリアから「似た様な職」を探す。

このパターンが1番多いと思いますが、ここで微妙な注意をしてみましょう。探すのは似た職ではありません。前職で培ったキャリアを基に自分のテーマを探し、そのテーマに沿った仕事を探すのです。結果として似てくるだけなのです。

元々は漁師をしていた方の話です。
年齢と長年の怪我で漁師を続ける事が困難になった彼は、新しい仕事を探していました。
彼は魚が大好きでした。
魚に触れている仕事がいいと言って選んだ仕事は、スーパーの生鮮食品加工の仕事でした。
その後も、実に活き活きと仕事を続ける事ができています。
彼のテーマは「魚と共にあり、魚を皆さんの食卓に届ける事」でした。

冒頭にも簡単に書いた、キャリアアンカーほどであるものでなくても良いです。自分は仕事を通じて何に成りたいのか。何を成し遂げたいのか。
それを考えた上で転職先を探すと、給与よりも、通勤時間よりも、福利厚生などの条件よりも大切な物を見つけることができるようになると思います。
収入もない時期に焦ってしまう気持ちはわかりますが、時間はあると思いますから、一度自分を見つめ直してくださいね^^

不本意な転職を避ける為に

と言うことで、新卒さん、これから転職を考えている方、今仕事を探している方、それぞれの転職のHow toを書いてみました。皆さんの参考になれば良いのですが、いかがだったでしょうか。

私も結構転職を経験していますので、いろいろと思うところがあるのです。
ちゃんと本人が望む職に就かないと、不本意な退職に繋がりやすくなってしまいます。私はそれを防ぎたいのです。

私は全力で「不本意な退職」をなくしていきます。

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