犬山城と城下町の旅 -フローな仕事っぷり-
毎日ブログ 147日目（2020/7/24）
昨日、7月23日はオリンピックイヤーに合わせた、特別編性4連休の初日でした。世間ではGoToキャンペーンの話題で持ちきりですね^^;
新型コロナウイルスの第2波がまさに起き始めているのを実感する日々の中で、何をどうする、いつ、どこに行く、というのも個人の裁量に任されるところですね。
そんな私は家族で初めての愛知県の国宝・犬山城に行ってきました。基本的には開けているところですし、大丈夫かな、と^^;
歴史に触れる
まずは犬山城ってどんなお城なのでしょうか？
1537年の建立ということで、現存する天守としては日本最古の物。2004年までは個人所有だったというから驚きです^^
かの織田信長が生まれたのが1534年と言われていますので、おおよその歴史的な背景はイメージできるのではないでしょうか。
1級河川の木曽川沿いに位置し、しかも小さいとは言え山の上です。正に自然の要塞と言った感じでした。天守からの見晴らしも良く、正に城下町を一望できる景観でした。
昔の城によくみられるのですが、敵が攻め込んできた時を想定して、階段は非常に急な作りで、日常生活を送るにはちょっと不便な印象です。
食事とかはどのようにしていたんでしょうかね^^ 少なくとも調理はお城の中では難しい（水を持って上がることが重労働）ため、離れなど別の場所を利用していたでしょう。でも階段が急すぎてお膳を毎食持っていくのも大変です。そこにはどんな工夫があったのでしょうか？
そんな想像もしてみると面白いですね。
城下町観光
まずは1件目。
金魚すくいを長男が楽しみました。先日Eテレの某番組で金魚すくいのコツを観ていた甲斐もあって2匹get！ すごい！
残念ながら家で飼えないので、お店にお返しさせていただきました。
私は次男の面倒をみながらソフトクリームを堪能していましたが、これがまたおいしい^^ 麹バニラは絶品です。まるでマシュマロみたいな見た目も可愛いですね(^^)
冬は金魚すくいではなく鮎焼きのお店をやっているそうです。また冬に行きたくなりました^^
続けて伝統芸能を紹介する「からくり展示館」です。
江戸時代のからくり技師のすごさを目の当たりにする時間でした。
どのような発想で、この様な仕組みが作れるのでしょうか？ 観ていても驚くばかりで想像もできません。
フロー
ここからは私の創造になりますが、江戸時代の職人さん・技師さんの仕事を想像してみましょう。
からくり人形自体は、中国からの輸入なのかも知れませんが、だとしても最初の技巧を考えた人は本当にすごいと思います。まさに携帯の時代にスマホを発明したジョブズ氏の様です。
江戸時代ともなると、現代の様なテレビの様な娯楽はなく、庶民の楽しみはかなり限られていたと言われます。そんな限られた楽しみのひとつが、この「からくり人形」だったのではないでしょうか。
であれば、技師の方たちの責任感ややりがいはかなりのものがあったように思います。
「俺っちの造るこの人形で、みんなが楽しんでくれる！」
これはやりがいに繋がりますね。
「やりがい」というのは得てして他人や社会からのフィードバックで盛り上がります。その感覚は青森のねぶた祭りのねぶた師がまさに近いのではないでしょうか。
より高度な技は出来ないのか。
どうしたらお客様が喜んでくれるだろうか。
お客様の笑顔が見たい。
それにより作業に集中し、没頭していくのです。
この没頭状態こそ「フロー状態」とも言います。みなさんも経験があるのではないでしょうか。
好きな事に集中していたら、いつの間にか何時間も過ぎていた。
まさにこれがフロー状態ですね。
フロー状態は気が付くと寝食を忘れることもしばしばある事でも知られていますね。それはいったいどれだけの集中なのか。その状態にある時はその事すら意識はしないものですので、ちょっとわかりませんね^^;
そしてなによりフロー状態では、「苦労」とか「不安」などと言ったネガティブ要素とも無縁でいられるのです。リラックスとは正反対に位置するだろう心理状態のはずなんですけどね^^
自分自身の仕事を、作業を愉しむ。これがフロー状態に繋がります。
そしてフロー状態で行った仕事は、大抵の場合が上手くいくという非常にありがたいオマケもついてくるからありがたいですよね^^
からくり技師たちの仕事っぷりが少し想像できたように感じます。
彼らは夢中になって自分に仕事に没頭していたのだと思いますね^^
そこには確かに人々の暮らしがあって、そこには人数分の仕事・人生があります。
ちょっとした観光で犬山城に行ってきましたが、思わぬ歴史の想像の旅までできてしまいましたね。
その後は雨が降らない内に帰路につきましたよ^^
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