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キャリア的視点331 -キャリアコンサルティングを世のインフラに-
毎日ブログ 331日目(2021/1/24)
ゴールドラッシュ記念日
1848(弘化5年)年1月24日、アメリカ・カリフォルニアの製材所で働くジェームズ・マーシャル氏が川底に金の粒を発見。
この事実が全米に広まり、多くの人が一獲千金を求めてカリフォルニアに押し掛ける。
ゴールドラッシュ
この歴史的な出来事が起こったことにちなんで制定された記念日。
人の欲は果てしないもので、金の粒を集めんとばかりに多くの人が集まったというゴールドラッシュ。果たしてどれだけの人が、その泡のように浮かんでは消える「一攫千金」という夢を叶えたのでしょうか?
記録としては見つけることはできませんでしたが、個人で探すよりチームで力を入れて併せて探す方が効率や持続力が変わってきそうです。チームの中の誰かが一粒でもみつけると、
「よし! 俺も!」
とモチベーションも上がるのでしょう。
ゴールドラッシュというのは現代で言うところの「宝くじ」のようなものなのでしょうか。当たるかもしれない、当たらないかもしれないとドキドキしながら購入する点は、感覚的に似ている気がします。
私は買っていないので当たりません。挑戦した人のみにその権利が、ドキドキする権利も含めて、あるのです。
もちろん宝くじとゴールドラッシュは違います。
ゴールドラッシュは仕事をほったらかして、又は辞めて、真の意味で人生をかけています。
そして何よりゴールドラッシュは「買えば誰かが当たる」というようなこともありません。
全てを失ってしまう人、文字通り人生を賭けた賭けに負けてしまった人も続出していたのだと思います。
インフラを整備する
しかし、ゴールドラッシュで成功を収めた人も間違いなくいるのです。
それはインフラを支えた人たちです。
ゴールドラッシュに燃える人たちのために、食事や宿、スコップなどの各種ツールを提供した人たちです。少なくともこの方達は、このゴールドラッシュの間、仕事が途切れることもなく大忙しの日々だったのではないでしょうか?
考えてみると当たり前の話で、どんなに金を探していてもお腹が減ります。夜は身体を休めます。スコップが壊れたら新しいものをら用意しますよね。彼らがゴールドラッシュフィーバーを支え、そしてがっつり儲けたのです。
現代で例えるなら、電気・水・ガスなどのライフラインを提供したり、通信・移動・流通と言った「なくては困る」と人々が認識をしているものです。
これらをインフラストラクチャー(以下:インフラ)と呼ぶのです。
インフラとは、生活や産業などの経済活動を営む上で不可欠な社会基盤と位置づけられ、公共の福祉のため整備・提供される施設の総称。
ビジネスの基本です。人が必要としているものを提供するのですから、需要があるのですから儲かって当たり前なんです。
キャリアコンサルティング
やっとここからが今日の本題です。お待たせしました^^;
現代日本において、疲れきって疲弊した日本の労働市場において、必要とされているものがあります。
それは「自分のキャリアを自分で拓く」という考え方です。
自分の未来を自分自身で開拓していくのですから、西部開拓に近い部分があるのかもしれません。
現代日本に生きる私たちは、キャリア構築に関しては世界に対して完全に出遅れています。
日本型雇用システムの弊害で、時代錯誤な鎖国状態です。
海外ではプロティアンキャリアを主流に、さまざまなキャリア論を学び、自分に合ったキャリアを考えながら、自分で仕事を選んでいるのに対し、日本では目の前の給料の額や通勤距離だけで選んでいるのです。
「これまでの会社は給料の額が少ないから、転職をするなら高い方を選ぶ」
「ただでさえ9時間以上も拘束(休憩時間を含む)されるんだ。せめて近いところでないと身が持たない」
これは私もサラリーマン時代に思ってきたことですから、よく分かります。これが日本の現状です。こうして並べると、日本の働き方って費用対効果が悪すぎですね^^;
第一段階
とはいえしかし、日本で働く以上はこう言った現状を受け入れ、その中で出来ることを考えていく事が必要です。
だからこそ、自分のキャリアを自分で拓く、その能動的・アグレッシブな考え方が必要になってくるのです。
言い換えれば、日本人は自分のキャリアに関して無頓着すぎるのです。もっと「自分のキャリア」なのですから自分事として捉えていきましょう。
そしてそのキャリアを拓くときに、相談相手が必要でしたらいつでも頼って欲しいのが、皆さんの周りにいるキャリアコンサルタントです。必要がなければ別に頼ることもありませんが、将来どうしようかな、と、キャリアに関することで困ったらキャリアコンサルタントです。
病気になったら病院にいく。
仕事に困ったらハローワーク。
道に迷ったら交番に駆け込む。
まさにこれです。
私が考えているのは、さらにその先ですが、まずはその第一歩です。
キャリアコンサルティングを世のインフラに。
キャリアというものが浸透していない中で言ってもピンとこないところもあるのでしょうが、自分がこれからどうしようか、と困った瞬間に相談できる「信頼できる他者」が必要になってくるのです。
まずはその第一歩。
日本で働く一人ひとりが、「自分のキャリア」を見つめ直すところから始めていきましょう。
人生100年時代。そんな言い方がされる時代です。皆さんの人生はあと何年ですか?
その時間をどう使っていきますか?
キャリアコンサルティングがインフラにまでなれば、「キャリアをどう構築するか」で悩む人が少なくなります。困ったときはキャリアコンサルタントに話に行けば良いのです。
社会全般の活性化の為に! キャリアコンサルティングが社会のインフラになる日が一日も早く到来することを願っています^^;
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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。