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キャリア的視点329 -職業的自己概念-

毎日ブログ 329日目(2021/1/22)

昨日、自己概念に関して書きましたので、続きというものでもありませんが、今日は職業的自己概念に関して書いてみようと思います。


職業的自己概念

職業的自己概念と聞くと、なんかまたややこしそうな単語が出てきたな、と思うかもしれません。まず、名前が硬いですよね^^;

でも実は、昨日紹介した「自己概念」よりも範囲はとても狭いんです。しかも、これを明確にすることで、自分に適した仕事の傾向がわかりやすくなるという特典付きです^^;

改めて職業的自己概念とは一体何を指すのでしょうか。
それは以下の3点を総称して言います。

興味
その事柄に対して、どれだけの関心を持っているか。
能力
その事柄を達成する為に、適した適正・技能などを持っているか。
価値観
その事柄に対し、他に変え難いほどの優先度を持っていられるか。

この3つのうち、どれか1つに該当していれば、比較的その職業との相性は良いと言えると思います。

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特に価値観は大切だと思っています。
感覚的に興味も価値観も、源泉には『好き』が流れている様に感じます。
好きがレベルアップして興味になり、好きが高じて価値観になる、そんな印象を受けます。

また能力も「好きこそ物の上手なれ」と言う様に、「好き」が変化した「興味」に自然発生的に備わっていく様に思うのです。

そう考えた時には、人は「好きが物事の判断基準になっている」のだろうか、などとも考えたりしちゃいますね(^^)


自分の仕事に当てはめてみる

話を職業的自己概念に戻しますが、興味・能力・価値観のどれか一つでもハマっていれば、楽しく仕事ができるのだと思います。

では二つハマっていたら、どうでしょうか? 三つ全部だったら?
今のご自分の仕事に対して、自分の職場的自己概念はどれだけのハマっているのでしょうか?

逆に、一つもハマってなかったら?
いつも不安や不満に押し潰されそうになっている人は、ひょっとしたらここに原因があるのかも知れませんね。
就職や転職の際に「給料の額」や「通勤距離」だけで選んでいませんか?

これから転職する人は、求人情報誌の「やりがい」に釣られていませんか?
ハッキリ言いますが、求人情報誌に書かれている「やりがい」は、書いた本人も信じていない事がほとんどですよ。いいこと書いておがないと来ない、書いておけば「釣れる」から書いているだけです。ホント現場を見ているとため息が出ますよ…囧
仮に、仮に書いた本人にとっては真の「やりがい」なのかもしれません。しかしやはりそれは、「その人にとっての」やりがいであって、ほぼ間違いなくあなたにとってのやりがいにはなりません。
なぜなら、職業的自己概念が異なるからです。

では私たちはどうすれば良いのでしょう?
応募は構いません。どんどんしましょう。
面接まで通った時に、自分の職場的自己概念とどれだけ合致するのか、そこに注意して話を聴きましょう。

話がまたズレましたが、それだけ職業的自己概念というのは、私たちの職業人生に大きく関わってくるのです。
一度、じっくりと考えてみましょう。

興味・能力・価値観。
その組み合わせは人それぞれです。仲の良い友達でも、もちろん全く違います。

だからこそ、自分で考える事を大切にしましょう。面倒くさがらずにね(^^)



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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。


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