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毎日ブログ 151日目(2020/7/28)

2020年5月、距離の壁、崩壊!

2日前の日曜日の話です。
国家資格キャリアコンサルタントの資格更新講習がZOOMで行われました。

それまでは各自が各会場に赴いて、同じ講習を受ける方々が一堂に会しての開催でしたが、もちろん今は感染拡大防止のためにZOOMでの開催に変わり、我々も自宅などから参加です。

これにはあるメリットが想像以上に大きく発生しました。
多くの方がその恩恵を感じているのでしょうが、簡単に言えば距離の壁が壊れた事です。

これまでは各自が現地に… と言うことでしたが、よくよく考えてみれば地方に住まわれている方には「交通費」と「移動時間」、場合によっては「宿泊」までしないといけませんでした。

私は比較的名古屋に近い地域に住んでいますので、交通費と言っても往復1,000円以内、移動時間も往復で1時間以内です。名古屋市内とさほど変わりはありません。講習会場も都市圏に集中しているため支障はなかったのです。
さすが「自称・日本第3の都市」。

確かにお互いに直接会って、名刺交換などをしたりしながら話をすることはできなくなりましたが、それと同様の出会いがありました。

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これは1989年11月のベルリンの壁崩壊と同レベルの衝撃なのではないでしょうか? 世間は未曾有のパンデミックと経済危機で、そんな悠長な事も言っていられない状態ですが…

時間を超える!

当たり前の話ですが、これは更新講習に限った話ではありません。

TwitterなどのSNSで募集を募りセミナーを開催する場合にも、参加者は自宅から参加します。愛知県から、東京都から、大阪府から、北海道から、沖縄から、先日はオランダからも参加されていました。
この様に距離の壁が崩壊すると言うことは、他にどのような意味を持ってくるのでしょうか。

まず第一に、本来移動にかかっていた時間もかからなくなります。
これは一種のタイムマシンだ! という方もいるくらい。

大げさに聞こえるかもしれませんが、例えば東京←→名古屋間は新幹線を使っても2時間弱です。在来線を使った会場までの道のりを考えると、2時間30分はみておいた方が固いですよね。それが往復で考えると5時間。5時間あれば何が出来ますか?
この5時間をタイムワープするイメージなんでしょうね^^

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どうしても経済市場としては、人口の集まる地域にこれらのイベントは集約してしまいます。過疎とまでは言いませんが、人口の少ない地域では「娯楽が少ない」というのもある程度は仕方のない話なのかも知れません。

オンンラインミーティングの環境は元々ありました。ZOOMやスカイプ、ハングアウトは、2020年4月以降にできたものではありません。
インターネット回線を利用した遠距離ビデオ通信ツールとしては以前からありました。

ただ爆発的に普及、浸透したのはやはり今回のコロナの一軒があったからでしょう。これが無かったらまだ数十年はタイムマシンは起動しなかったと思います。
だからこそ、不謹慎とは思いつつ、しっかりとその事実を受け止め、その恩恵だけでも受領していきたいのです。

キャリアへの影響

多くの会社がテレワークを実施し、数は少ないですが「完全テレワーク化」として社員は自宅での仕事を始めています。

完全テレワーク化ができた企業の一部の社員の方は、都市部を離れ自然環境豊かな地域に転居したそうです。彼女の価値観に照らし合わせた時に、そちらの方が有益だったのでしょう。

これからの「地方」は変わります。
都市部からの移住者が増えるだけではありません。

距離と言う壁の崩壊により、時間を有効に使える「タイムマシン」も手に入れました。

オンラインセミナー(ウエビナー)を受講するなどの学びの場への参加も容易になります。学びの質も量も変わってきます。
実際に会う事でしかできない内容の場合にのみ、都市部に行けばよいのです。使い分けていけば良いのです。

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キャリアは「いつでも」「どこでも」「誰とでも」築いていく事が出来ます。極論、意識さえしておけば良いのです。

今、「何」を目的として、「何」を学んでいるのか。
今やっている事により将来の自分や周りの人達に「どのような」影響があるのか。それは喜ばしい事なのか。
自分なりの答えを導き出すことを「考える」と言います。「悩む」と「考える」のは明らかに違うのです。

自分と周りの将来を考える、そして実行に移す。これこそがキャリア開発の根源になるのです。

距離の壁は壊れて、タイムマシンが手に入った今、次に変わるのは私たち一人ひとりではないでしょうか。


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