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キャリア的視点246 -子供の頃の記憶:先生の役割-


毎日ブログ 246日目(2020/10/31)

学校の先生

先日、妻の誕生日と言うことで1本記事を書かせていただきました。今日も私にとって大切な恩師の誕生日ですので、その話から入っていきたいと思います。

本日10/31は、私の小学校1年生当時の担任の先生の誕生日なのです。
岐阜県可児郡可児町(現在の可児市)の小学校で、担任の先生の名前が可児先生です。カニカニでクラスで作っていた文集の名前が「カニっ子くらぶ」。ぴったりのネーミングですね(^^) 1年間かけてまとめたその文集には、クラスみんなの夢が詰まっていたものです。

正直、結構鮮明に覚えているものです。
小学校1年生と言う事は、当たり前に43年前の話なのですが…^^; 物忘れの激しい私にしては珍しい気がします。きっとよほど楽しかったんでしょうね(^^)

その時の担任の可児先生は、当時およそ40〜43歳前後だったと思います。私が20代の頃定年を迎えられていますので、そんくらいかな〜、と。今で言えばアラフォーな訳ですが、当時はそんな言葉はまだ誕生していません^^;
元気で明るく、優しくて楽しくて、面白くて大好きな先生でした。

黒板

今日は子供達に大きな影響を与える、先生・教師のキャリアを、少しだけ考えてみます。

もちろん私としては教師免許もなく、もちろん教師経験もありません。教育大学のキャリアセンターなどに勤めていた事もありませんので、相変わらず推測・想像の域です。
私が可児先生を始めとした、各学年の担任の先生たちとの関わりの中で、また、最近学校のキャリア教育の一環として「ドリームマップ授業」に参加している中で、教師をどの様に感じているか、と言う話です。

①成功体験をくれる

何より記憶しているのは、とにかく褒めてくれるという事です。

保育園の先生も、私が絵を描くと「元気な絵だよね〜(^^)」みたいな感じで褒めてくれていました。「三子の魂百まで」の諺の通り、私は今でも絵を描く事が好きです。
可児先生もそうでした。もちろん私だけではありません。クラスの全員を分け隔てなく褒めてくれるのです。その「褒めてくれる」事が、小さくても細かくても、その一つ一つが子どもたち(私たち)の小さな成功体験に繋がっているのですね。

②勉強の楽しさを教えてくれる

国語・算数・理解・社会・体育・図工。今は小学校から英語や道徳の授業もあるんですよね^^; 私の当時は英語は中学校からでした。
その多岐に渡る教科を一人の先生が教えてくれるのです。全てを大好きな先生が教えてくれるのですから吸収が早いのだと思います。

授業でわからない事があっても、手を挙げて質問させてくれるから、そんな雰囲気でいてくれるから、一つ一つ理解して勉強ができたのだと思います。私は高校で勉強を嫌いになった時期はありますが、それまで楽しく勉強できていたのは、また現在もキャリアコンサルタントとしての学びを続けられているのは、担任の先生たちのおかげだったんだな、と今改めて思います。

挙手

③新しい気付きをくれる

子供達に勉強(に限らず)の愉しさを教えてくれる先生には、ぜひキャリアコンサルタントでありファシリテーターであって欲しいと思います。
ファシリテーターとは「促進者」を意味します。クラスというグループの学びや気付きを促す発達的視点に立った関わりを、先生たちには行って欲しいのです。

子供達の可能性を信じて、子供達自身で何かを成し遂げる事が出来る様に、そっと背中を押して、支える存在です。

④多様性の承認

何より30人前後(私の当時は1クラス40名強でした^^;)の個性あふれる子供たちがいるのですから活発な子、大人しい子、勉強ができる子、声の大きい子、運動が得意な子、みんなを笑わせるのが得意な子、人見知りな子……

こんなに個性的な多様性の集まりはなかなかありません。多様性(ダイバーシティ)があるという事は、その一人一人はなんらかのジャンルでは少数派(マイノリティ)にも成り得ます。

中学生・高校生ともなると、そのマイノリティを理由に「いじめ」というハラスメントが起こり得てしまうので、その様なことのない様にダイバーシティシティとマイノリティと言う概念を伝えて来て欲しいと思います。


先生という仕事

思いつくままに教師という仕事に対して思う事を書き連ねたら、まさにキャリアコンサルタントとして学び続けている事がピッタリとはまってしまいました^^;

先述の全てを一人の先生で行うのは大変です。
授業を行なって、なおこれらを行うのは大変です。

だからこそキャリアのプロが学校全体に関わる事ができたら、子供達の将来の為にも、先生たちの業務負担軽減にも良いのではないでしょうか。

笑顔のおばちゃん

私の恩師の可児先生は今、私には連絡先もわからなくなってしまっています。
単純に考えれば、既に80歳を超えてアラエイティのはずです。定年を迎えられた時に友人と訪問していますが、その時に「定年後にはセカンドキャリアとして社会貢献をしたい」と笑っていたのを思えています。
今日で何歳になったのかすら今や分からないのですが、誕生日おめでとうございます^^;

もう一度、逢いたいなぁ(^^)



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