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【創作大賞感想】落語家探偵 事件ノオト 第一話 不可解な死 (越智 間九良様)感想

オールジャンル部門に投稿されているこの作品。
もうね。タイトルから、あらすじから、色々濃すぎるんですよ!!

え、探偵物なのにミステリじゃなくてオールジャンルなの??

そう思ったあなた。試しに第一話を最後まで読んでみよう!

「ちょ!!オチ!!(≧▽≦)」

と、ハリセン片手にツッコみつつも、心から納得することでしょう。
確かにこれはミステリでだしたら怒られるわ笑

※6月10日追記:本日更新された第三話まで読んだところ、古典落語をベースに一話完結で締めくくられている。
けれど大筋では事件が継続しているので、大きく見るとミステリ小説という形式になりそう。続きが楽しみです♪

落語好きのミステリ愛好家がこの世にどれだけいるかは不明だが、知っていればニヤリとなるネタを、これでもかといわんばかりに詰め込んでくるので、登場人物の名前ですでに、心を鷲掴まれている……!!

☆落語家、江戸川亭乱走(えどがわてい らんそう)師匠
心のツッコミ「エドガー・アラン・ポーのもじりの江戸川乱歩をさらにもじるんかい!!二葉亭四迷も真っ青だよ!!(≧▽≦)」

☆主人公:鉢五郎(はちごろう)と兄弟子の四太郎(よたろう)
心のツッコミ「よたろうまさかの下剋上?どうするはっつぁん!!(≧▽≦)」

与太郎(よたろう)というのは愛すべきおバカとして、傍若無人な活躍を見せる、落語界きってのアイドルである。他の追随を許さない、断トツのお間抜けキャラだ。

その上に熊さん・八つぁんコンビがいて、さらにその上に世話役である横丁のご隠居などがいるのだが、この作品では与太郎ならぬ「四太郎」が探偵事務所を開くという……。

もう、この時点で失笑しかない。断言するが絶対に事件は解決しない!
むしろ混乱を巻き起こす未来しか見えない……!!

落語調の話し言葉なのに、時代は現代。
厄介者を押し付けつつ、各地の銘酒を楽しむ師匠。
何もかもがおかしい……!!(←誉め言葉です♪)

一話を読み終えるまでに、一体何回ツッコミいれればいいんだ!(≧▽≦)
作者プロフィールがすでに

ばかばかしいことや価値のないことを書いて「まったく、くだらねえなあ」と思われたい作家

越智 間九良様プロフィールより

画面の向こうで、にやにやしながら読者のツッコミを待ち構えている様子が目に浮かぶ。まんまと術中にはまって悔しい……!!
でもツッコまずにはいられない……!!(≧▽≦)

落語好き、お笑い好き、酒好き、旅好き、ミステリ好き(どれだけ絞り込むんだ笑)……

そんなあなたに超お勧め!!唯一無二なのは間違いない
とはいえ、話の進め方からして思い切り落語調なので、お笑い好きなら、知識がなくても楽しめます♪
上記属性が当てはまるほど、より楽しみが多くなる、という仕掛けですな!

落語家や俳優を目指す人・町おこししたい酒蔵・旅館などとコラボしたら、お互いいい宣伝になりそうなこの作品。
まさにオールジャンル部門にふさわしいと思うのですよ。

上手く企画を練ればブレイクしそうな予感……?!

個人的には是非続けてほしいシリーズです♪
作者様、なにとぞなにとぞお願いしまする!!(≧▽≦)


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