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涙の女王

「私の夫と結婚して」の後

「私の夫と結婚して」を見た後、若干ロス気味だったのだが、とりあえず新しいのを見ようと見始めたのがこの「涙の女王」。Netflixでは日本時間で毎週日曜と月曜の深夜に新作が公開されていた。最初はさほど面白さを感じなかったが、「サイコだけど大丈夫」の主演や、「愛の不時着」でのカメオ出演していて好感を持っていたキム・スヒョンと、「私の解放日誌」で不思議な雰囲気の女性を演じていたキム・ジウォンが主演とあって、興味が沸いた。
見続けているとなかなか面白く、財閥令嬢でデパートの社長と田舎の優等生弁護士の結婚、余命宣告、乗っ取り、記憶喪失など韓ドラにありがちな話が盛り込まれていて、引き込まれていった。

視聴率

視聴率は最終話では、24.9%と歴代のtvNドラマの中では最高視聴率となり、「愛の不時着」の21.7%を抜いている。

大まかなあらすじ

夫婦は、財閥と田舎の梨農園というバランスの違いもあって、夫は離婚して財閥家からも解放されたいと思い、妻は仕事にしか興味がなく夫の気持ちは理解しようともないというすれ違い夫婦に。
ところが、妻の余命3ヶ月の病気をきっかけに再びお互いに魅かれるようになる。
ネタバレになるので、内容は書けないが、夫は最初は余命3ヶ月と聞いて、妻の部屋に持参した離婚協議書をひっこめる。3か月我慢すれば自由になれる!と思ったのだろう。
どうも最初は3か月の我慢ということで妻に優しくなったように見えるが、途中から夫は妻を再び好きになり、妻も夫を見直していくことに。

愛の不時着のオマージュがたくさん

脚本は「愛の不時着」を書いたパク・ジウン。そのせいか「涙の女王」にはカメオ出演が多い。シーンも「愛の不時着」で見たようなシーンがあった。
ネット上で調べると自分も気づかなかったのもあり、もう一度見直そうと思っているくらいだ。

もう一回見るときのメモ

「愛の不時着」をオマージュしたシーンやカメオ出演について調べてみた。
まず冒頭の結婚式。これは知らなかったが、ヒョンビン&ソン・イェジンの結婚式を再現したようなものだったそうだ。韓国の人は結婚式に様子をSNS等で知っているだろうから、冒頭から掴みを見せたか。
自転車の二人乗りのシーンも両方にある。

オープニングの男女二人が一緒の画面に別々に出ているのも同じような感じだ。

妻、へインのファッションも愛の不時着のセリと似ている。

出演者では、愛の不時着の耳野郎が夫ヒョクの父親の友人として登場。彼に恋心を抱くへインの叔母は愛の不時着の北朝鮮の村の司令官の奥さんだった人。
彼らの恋話も展開が気になるストーリー。

財閥会長の頼んだ探偵的な二人は愛の不時着でセリを探した秘書と保険担当者の二人だった。会長がお前たちは能力あるのか、と聞くと、北朝鮮の国境の向こうに行った人を助けたことがあります、と言わせていた。

他にもヘインの母がテレビで「愛の不時着」を鑑賞するシーンや、ユン・セリとホン・ヘインの一字一句違わぬセリフなどがあったとのこと。

出典:

他のカメオ出演も多く、キム・ヒョンスが主演したサイコだけど大丈夫に自閉症の兄役で出たオ・ジョンセが精神科医役で登場、へインが離婚協議に入った時に呼んだ弁護士がソン・ジュンギ演ずる「ヴィンチェンツォ」そのもの役で登場した。
第15話で、ヒョヌの無罪放免を手助けした3人の探偵は「星から来たあなた」に出ていた人たちらしい。
出典:

最終回でヒョン・ビンが出るのではという観測があった。これもネタバレになるので控えることとする。
いずれにしても名作となった作品かと。必見とお勧めしたい。
それにしても韓国ドラマは世界的なヒットが続いている。

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