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兵庫県知事

毎日のように報道される兵庫県知事の件。よほど精神的に強い人なのか、淡々としている。
昨日19日に県議会において、賛成86名全員という、今までに聞いたことがない結果で不信任となった。
10日以内に、議会解散、辞職、失職のいずれかの選択となる。
議会解散の場合は県会議員の選挙があり、その後、議会で不信任案の提出となる。辞職の場合は、県議選はなく、知事選のみ。失職の場合も、知事選が行われる。

自分は何も悪くない、と考えている人なので、辞職はそれを認めることになるので、それはないだろうという見方。
県議会開催により県議選となると県議選の費用は16億円かかり、さらに知事選となれば18億円かかるとのこと。県議選は昨年4月にあったばかり。知事選は任期の終わる来年7月以降ということで、知事選の費用は来年かかる分が早くなるだけ、県議選はまったく余計な出費である。

コストカットを主に行ってきた知事が県議会を解散するのは、そのポリシーに反するはずだが、公益通報者を探して処罰を与えるような知事は議会解散をやりかねないとの見方もある。

今回の件は、知事のパワハラ、横暴な態度、おねだり等に始まっているのだが、維新の会との関係もあって、大阪万博を盛り上げようと企画された、阪神とオリックスの合同優勝パレードの開催でかなり無理をしたようだ。
まず万博は関係ないだろうと単なる優勝パレードのみとなった。私も大阪万博を無理に進めている現状は不思議でしょうがない。5000億円以上の予算、能登半島を含め被災地の予算に充てるべきと思う。
万博が盛り上がらないので優勝パレードという考え方がひどい。野球好きとしてはおもしろくない話だ。
兵庫県知事は大阪府に出向経験があり、吉村氏との関係が深い。尻尾を振るかのごとく優勝パレードに関与したのだろう。特定の球団のパレードと県のメリットを考えると知事の県政ポリシーとはそぐわないと思うのだが。
このパレードの寄付金に関しても変な話がある。兵庫県庁の担当課長が毎晩のように終電で帰るような勤務状態、ついには自殺にいたっている。
4月に亡くなっているのに県庁内ではかん口令的なものがなされて、発表があったのは3か月後。遺児育英金を募ろうとした職員の活動も差し止められたとのことだ。
パレードの予算が足らないこと、実務上での協議、大阪府主導の体制の中で、この課長は相当悩んでいたのではないか。

先日、ある会合で宮崎県庁のOBで部長経験者の方と話す機会があった。彼は「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」ということわざを入庁時に先輩から言われたという。
職員もそうだが、県庁外の人が自分に頭を下げるのは役職に対してであり、人物に対してではない、だからこそ、上に行くものほど礼節を守らないとだめということらしい。

兵庫県知事も伝え聞くには、人物は最低の男だ。知事という役職だからこそ、物をおねだりでき、パワハラをやりまくれたのだ。
この斉藤という知事、頭を垂れないから、稲穂はからっぽなんだろう。

兵庫県民もほとんどが支持をしていない。新たな知事には自分でなく県民のためを考える人になってほしい。

イメージ画像はAIで作成したものです。知事の画像ではありません。

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