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カープの試合を見るときに

私はプロ野球のカープファンである。
中学生までは巨人ファンだった。巨人の星も見たし、王や長嶋が好きだった。
従兄が高校野球をしていて、キャッチャーだったのだが、その時のピッチャーが北別府学だった。
当時の北別府は剛腕で四番打者というスーパーマン選手だったのだが、台風で県予選の開催が延期となり、ぎりぎりの日程で準決勝が開催され、あきらかにウオームアップ不足のまま登板し、打たれて負けてしまった。
その北別府がいきなりその年のドラフトで広島から1位指名。
それがきっかけで広島の試合を見るきっかけとなったが、ちょうどルーツという米国の監督から熊本出身の古葉竹識監督になったころに、このチームの野球は面白いと思うようになった。

以来、48年間カープファンである。学生時代は名古屋で中日球場にたまに行っていた。200発打線で、衣笠、山本、水谷に外人ライトルとギャレットとすごいメンバーだった。1番の高橋慶彦はスイッチバッターで盗塁をどんどん決めるのもよかった。

一昨年は10月のフェニックスリーグの広島西武戦で始球式をさせてもらった。ファンとしては最高の気分だった。

昨年、新井貴広が監督となり、大方の予想を裏切って2位になった。そして今年は現在首位である。
こうなると試合を見るのが楽しみである。今はネットで見れるのでありがたい。もともとプロ野球中継は巨人主体で編成されていたので、テレビで見ることはできなかったのだが、テレビでの中継もなくなった今、逆にネットで見られるのはありがたい。

仕事や会合等で見れない日は、見逃し配信を見る。どちらかというとこういう場合が多い。
見逃し配信は結果がわかっているので、卑怯な話だが、負けた試合は見ないで勝った試合だけ見ている。
勝った試合も点が入った回と、最後、栗林が抑える最終回を見ている。

最近、それが変わった。
負けた試合も見るようになった。そして攻撃回以外も見ている。
その理由は2つある。
1つは、投手がいいのだ。先発は床田10勝、森下9勝、アドゥワ6勝、九里5勝、黒原4勝と充実している。これに玉村3勝と調子が上がっており、また、森が1勝、ブランクのあった野村が好投と良い材料も多い。
逆転勝ちも多いがその場合は中継ぎ投手の存在も大きい。島内、森浦がよく、島内は7勝もしている。
そして栗林も完璧で9回を任せられる。
彼らのピッチングを1球ずつ見るのも楽しいのだ。
2つ目は守備である。
セカンド菊池は名手だが、ショートの矢野とサードの小園がいい。特に矢野は存在感がすごく、YouTubeでも矢野の特集がたくさん出てくるようになった。
彼らの存在は投手にとっても相当大きいと思う。ゴロさえ打たせばアウトが取れるという感覚だ。三遊間、一二塁間のヒット性の当たりはほとんどがアウトになる。
だからこそ、投手の成績がよいのかもしれない。

打線は大砲が少ないが、ヒット、フォアボール、バント、盗塁をつなげて全員で1点を取るという感じだ。

ということで、単なるファンのつぶやきになってしまった。

(イメージはAIで作成したのだが、ホームのユニフォームはCARPというチーム名が入るがその場合は生地は白となるので、これはフェイク。)

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