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最強野球団

原題は최강야구(最強野球)
JTBC というテレビ局のスポーツバラエティだが、ハマってしまった。テレビ局が元プロ野球選手を招集し、アマチュアチームと試合をするというもの。
日本でもプレイしたイ・スンヨプを監督として、パク・ヨンテクなどのレジェンドを集めたチーム。
OBたちは40歳前後、しかし見事に引退後は体が動かない人が多く、思うように勝てない。プロ野球史上最多安打を誇るパク・ヨンテクも肝心なところで凡退するなど、高校生相手でも苦労する場面も。

筆者は野球は大好きで、カープファンでもあるが、さすがに韓国の選手は日本に居た人を数人知るだけだ。
だから、こんなにいい選手がいるんだと思わされることも多い。

シーズン1の途中で監督のイ・スンヨプがプロ球団のベアーズの監督に就任し、パク・ヨンテクが監督代行に。そしてシーズン2では野球の神とも言われる81歳(現在82歳)キム・ソングンを監督として迎えた。
日本生まれの彼は2022年までソフトバンク、その前にはロッテにもコーチ的立場で在籍しており、ロッテでは里崎や今江を育てたという。

シーズン2はとにかく勝てるチームということで、監督が選手を自ら訓練するシーンが多くなった。ピッチャー出身だが、打者の特訓をおこなうシーンが多く、実際に効果もあったようだ。
トライアウト時に若い選手を見つめる彼は、素質を見抜く力は相当なもので、例を挙げればキャッチャーのパク・ジェウクは配給も去ることながら、ブロッキングもうまい。そしてなんといっても、盗塁を阻止できる強肩。

この番組は野球を独特の方法で見せている。ドローンを含む多量のカメラの投入、選手は全員マイクを着けており、プレイ中のつぶやきやため息などを聞くことができる。
投手が1球なげるだけでも、あらゆる角度のカメラで、ピッチャー、キャッチャー、両方のベンチの面々など複数の映像が切り替わる。打つまでにけっこう時間がかかり、やきもきさせられる。これも一種の演出だろう。

日本はプロアマ規定が厳しく、実現しづらいだろうが、やったらおもいろいだろうなと思う。
一方で韓国の野球のレベルが下がってきているような気がする。東急速度が140kmで騒いでいるので、これは?という感じ。
巨人で活躍した新浦投手は韓国での経験があるが、YouTubeで、韓国は悪い意味で大リーグ化しており、選手任せの育成になっている点が弱点だと指摘していた。

まもなくシーズン2が終わるが、シーズン3もあるようだ。まったく働いていない選手もいるので、そのあたりはフレッシュなメンバーに入れ替えてもらいたい。

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