noteで音声投稿ができる素晴らしさとその優位性
心鏡の湖です。今日はタイトル通り、『noteで音声投稿ができる素晴らしさとその優位性』について語りたいと思います。
音声投稿、それはひとつの創作です。
ネットにおいては、イラストやCG、YouTubeといった視覚的作品、あるいは音楽といった聴覚的作品が大半を占めます。
私みたく、女声を出して、詩を書いて、なんてやっている人は変わり者が過ぎるのです。しかしながら、そんな私にとって、noteはとても居心地がいいのだと気づかされました。
ときどき思うのです。「noteで音声投稿ができなくなったらどうしよう」と。事実、音声ファイルはデータを食います。文章は軽いです。文章は1万文字書いても約20キロバイトです。理論値にはなりますが、約20キロバイトで127kbpsのMP3録音をした場合、録音できる時間は約1.26秒です。
実際はnoteで1単位の最大10分ほど録音をした場合、127kbpsで約10メガバイトだったため、まあ、それなりに食うわけです。100件投稿したらそれだけで1ギガバイトです。Googleの無料データ容量であれば15GBですから、それなりのデータ容量だと理解できるでしょう。
無料でこんなに利用しているのが申し訳なく思えてくるのですね。
仮にnoteで音声投稿ができなくなった場合、筆者の場合、かなり選択肢が限られてしまうのです。音声投稿プラットフォームそのものは多いですが、自分に合うかどうかは別問題です。
では、いろいろと調べてみましょう。
前置きとして参考になる記事をば。
(てか、SoundCloudにポッドキャストあるのね。そうなったらなんか話が変わってきそう。と思ったら無料では容量制限がかなり厳しいから結局厳しいか。音楽を投稿していて、データ残量が残り1割しかない。個人サイトを作るくらいなら課金したほうが作曲側として願ったり叶ったりではあるが、決め手に欠けるかもしれない?)
音声市場について考える
まず、音楽メディアが多種多様です。オーディオブックも音楽メディアなわけですからね。ダイヤモンドオンラインの記事は有料なのですが、そこの図解をみれば、おおよその区分けがなされています。
オーディオブック、ラジオ、ポッドキャスト、音声配信プラットフォーム、そして音声SNSです。2021年の記事ということで、ちょうどClubhouseが流行した時期です。今やほとんど耳にしなくなりましたが、こういったカテゴライズができるのですね。
価値観から見る音声市場
次に「価値観」で比較してみます。誰にだって価値観というのはあるものです。筆者にいきなり「ローカルラジオに出演してください」と言われても断りますし、萎縮してしまうでしょう。また、変な反応をもらっても困るというのもあります。「民度」というものです。
上記サイトの図解を照らし合わせたとき、実のところ、自分に見合ったプラットフォームがまったく存在していないのです。
オーディオブックは無関係として、ラジオはかなりのプレッシャーになります。ポッドキャストもラジオと似たような状況で、ラジオの録音版といった認識です。まだまだお堅いものです。(ポッドキャストが堅いというイメージがあったのは、自分が眺めていたポッドキャストが有名どころだったからかもしれません。Spotifyとかね。プロや著名人が情報発信をしているがため、ポッドキャストはこれという先入観があったのかもしれません。もしかしたら自分が求めているのはポッドキャスト……?)
そもそもとして、配信と書いている以上は双方向の展開になりますが、筆者は双方向の展開をまったく望んでいません。仮に筆者が配信をしたら「どれだけの失言を重ねることになるのか」となってしまいます。配信だと編集が効きませんし、編集をするにしても骨が折れるというものです。その点で筆者は一方向の展開を望んでいますし、noteで実際にそのように運用しています。
ではもっとカジュアルにといって、音声配信プラットフォームや音声SNSになると、今度は逆に「ジャンキー」になってしまうのです。粗末で質が悪いという意味です。
「女声なんてジャンキーの極みなのだから、おあつらえ向きだろう」と思われたかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
何がどうジャンキーなのかといえば、より双方向の情報発信となってしまうのです。
筆者は1日だけSPOONを利用したことがあります。実家で数時間の配信、両親がいないときでした。実際にやってみてどうだったかといいますと、地獄そのものでした。(そのときは女声を出していませんよ)
記事を読み返してみると、まあ、苦痛だったのだろうなというのが文章から伝わってきました。人とコミュニケーションをとるのが苦手なことをコミュ障とはいいますが、筆者の場合ASDのため、コミュ障でも格が違うのです。(Vtuberがコミュ障を名乗るのって、本物のコミュ障への当てつけなのかと思えたり。それは被害妄想が過ぎるのだが)
そうなったらSPOONなんて自傷行為みたいなものです。コメントの雰囲気を察するに、とてもじゃないですが、女声を出せる余裕はありませんでした。
noteの音声投稿
ではnoteの音声機能はどうでしょうか。一方向、配信ではない、カジュアル、変なコメントが来ない。とても満足できる環境だったのです。
ちなみにnoteを使っている人は、じつはnoteで音声配信をするのが最も手っ取り早いかもしれません。noteのメニューから「音声」を選んでラジオとして配信している人もかなりいます。
何度も言いますが、女声なんてカジュアル中のカジュアル、そしてマイナー中もマイナー、究極のアブノーマルとさえいえます。ただし、Vtuberの台頭もあいまって、女声へのイメージはかなり柔らかくなったかと思います。それでもボイチェン勢が多いですし、無加工でやろうという人間はよほどなのだと思います。
しかも筆者の場合、男性と女性の両方を表現するのですから、まあ、受け付けない人もいることでしょう。そういう点でnoteで投稿できたことはとても安定していたのです。現状では無料ですし。
今後の展望
そういうことで、「noteで音声投稿ができてうれしー」という話でした。ないとは思いたいですが、仮にnoteで音声投稿ができなくなる場合は、おそらくはSoundCloudを用いてポッドキャストを展開したいと思います。投稿容量がカツカツということで、無職でもまあ課金はやむを得ないかなあと。その代わり、収益化を導入するとかするかもしれませんが、無料のまま維持することになるかもしれません。
「収益化しないなんて、もったいない」と思うでしょう? 生活保護では就労以外の収入は事実上没収(保護費の減額)されるため、仮に収益を得たとしても、そのお金は筆者のふところには入らないのです。
筆者のふところは冷えっぱなしです。そんな状況下で、音源を衝動買いして、卵かけご飯とお茶漬けだけ食べて、ただただ創作としょうもない情報発信をするだけのバケモン。それが心鏡の湖です。
余談として
話は変わりますが、障害者手帳には最近になって「旅客鉄株式会社 旅客運賃減額」なる表記が増えました。話によると、精神障害者でもJRが割引になるとのこと。ただし――
片道の営業キロが 100 キロを超える場合に限ります。
あほくさ。
愚痴らせてください。そんなん、ないようなものなんですよね。
購入できる乗車券は、片道の営業キロが101km以上となる経路の普通乗車券のみです。日常利用する短距離の区間や定期券に割引が適用されないのが痛いところです。
(中略)
企業や作業所へ通勤するための定期乗車券の割引を行うことで、障害者の就労(障害者雇用・福祉的就労)を促進する効果があるのではないでしょうか。日常生活の中で障害者割引制度が十分に活用されるかということを、今回の導入では十分に検討されたとは言いがたいように思います。
すごいありがたい解説です。
『企業や作業所へ通勤するための定期乗車券の割引を行うことで、障害者の就労(障害者雇用・福祉的就労)を促進する効果があるのではないでしょうか』まさにその通りだと思います。
知っている人しか知らない情報ですが、A型事業所は交通費支給がないところがほとんどです。(あっても上限額は5,000円くらい)
それでいて、A型事業所そのものがそう多くありません。
これも有識者だからこそですが、就労継続支援は必ずといっていいほど体験があります。その間は無賃です。施設外労働の場合、3日ほど体験を『させられる』のが一般的です。筆者はこのただ働きが嫌でA型事業所の体験を断ったなんてことがあります。(それでB型事業所を利用するのは割に合わないように感じるかもしれませんが、作業内容といった根本から、地域格差や交通事情まで、いろいろと訳があるのです)
それでいて通勤もまた苦痛ではありませんか。朝の殺伐とした空気のもとで通勤しなければならないのですから。モータリゼーションの影響もあって、車は渋滞でドン詰まりし、自転車や歩行者が入り乱れると。児童の飛び出しよりも、二段階停止しないで車が飛び出してくるほうが恐怖ですよ。実際、後者のほうが比較にならないほど多いはずですし。
いや、話は戻りまして。
障害者手帳の存在を否定しているのではありません。障害者手帳は基本的に持ち得とされていますからね。バスが半額になるのはうれしいですよ? しかしながら、それでもバスは高いのです。(障害者手帳の更新が3カ月ほどかかり、その間、割引にならないのが嫌でバスに乗っていませんでした)それに、A型事業所ならまだしも、もとより工賃が低いB型事業所に至っては、バスで通勤なんてしたら工賃はほとんど手元に残りません。収入が見込めなかったら、一体何のための就労なのかとなってしまいます。『奴隷が回している謎の棒』じゃああるまいし。
「経済的自立」にまつわる話でもうひとつ。生活保護の状況では15,000円以上稼ぐと減額されますし、バイトもろもろの出費は補填されません。3日間ほど障害者雇用で調理補助をやりましたが、収益としては実質マイナスとなりました。
収入 18,000円 -> 控除により減額 15,000円
支出 健康診断 10,000円 クリーニング代 3,500円 調理靴 1,500円 証明写真 1,000円 あわせて16,000円。(これらは実費であり、生活保護で補填されない)
収支 -1,000円。働いて赤字となった。さらに、3日間でも社会保険が切り替わってしまい、元に戻すためのややこしい手続きを考慮したら完全に骨折り損となった。障害者でなくとも病む。
こうなると、「経済的自立とは?」という話になってくるのです。言うなれば、『サービス利用以前の問題』『生活保護制度の欠陥』があり、それらが改善されていない現状があるのですね。
そんな細々とした不条理を受けている状態で――
電車が100km以上でようやく半額? うるせえよ、という話なのです。
電車なんて使ってもせいぜい1区間ですし、衝動的に遠出がしたいと思い立ち、実際に片道700円ほど使ったあたりから、「どうしてこんなところまで来てしまったのだろう」と後悔するのが、筆者のような「生活保護受給者 兼 精神障害者3級」の図です。
100km以上先の旅行なんて、そんな富豪じゃあるまいし、喜ぶにしても割引対象となる鉄オタくらいだろう、そういう感覚です。
制限なしで半額だと思ってぬか喜びした自分が本当に情けないです。(場所によっては制限なしもありますが、少なくともJRは100km制限です)
はい、そんな愚痴でした。
ちょうどいま、初期仏教を学んでいたところだったので、そこまで悲観的にはなっていません。俗世間なんて所詮はこんなものです。
それよりもSoundCloudでポッドキャストを投稿できる可能性が見いだせてうれしいですね。なるほど、その手があったのかと。