こころにすみつく
読んでいる本の、登場人物たちが
自分の中で、知らず知らずにしっかり生きている。
特に主人公、松坂熊吾とその家族、
房江(妻)、伸仁だ(子)。
流転の海シリーズ 全9部
宮本輝
新潮社
最初読み始めた頃は、うわ、9部(巻)かぁ
読みこなせるだろうか、不安ななか、
実際、途中で一旦読むのが止まった。
そして、別の気になっていた本を読んだ
けれど、読んでいる間もふと、
彼らが気になってしまう。
今、シリーズ 6部 「慈雨の雨」を読んでいる。
こうなると、もうこれ一筋だ(たぶん^^;)。
それにしても、毎回ヒヤヒヤさせられる。
熊吾の、カッとなる(理由も分かるけど)とこや、
色々な事が起きて、まぁ起きないと小説としてはだめだろうけど、早く安定して家族に幸せになって欲しいと思いながら読んでいる。
最初からだったのか、章ごとに、熊吾、房江のそれぞれの視点から書かれている。
(6部第2章 読み終えた時点では)
房江視点の章を読むと、房江の思いが知れて、
深くまた味わうことが出来て好きだ。
もしかして、もう少し伸仁が大きくなったら、
彼の視点の章もでてくるかな、と期待してる。
ネタバレは絶対知りたくないから、必要以上にネットもそのあたりは見ないようにしてる。
本当は、本編前にあとがきを読みたいけど、
危なかった時があったから、それからは、
本編読後に読んでいる。
たまに、内容(犯人とかあらすじ?)知ってから
じゃないと読めない、という人がいるが、
びっくりする。
いないとおもっていたら、身近に数人いたのもびっくり。
まぁ、人それぞれだ。
登場人物がかなり多すぎて、この人だれだっけ?となるが、どなたかがブログか何かで説明してるのを見れるので助かる。
早く読み進みたいような、そうでないような、
なんとも不思議な気持ち。
まだ残り、3巻あるはあるんだけれど。