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私たち夫婦が「子どもをもたない」と決めた日(子なし主婦の独り言②)

私は妊活をしていましたが、なかなか恵まれず、その間にいろいろ考えたり話し合ったりした結果、「子どもをもたない」と決めました。この記事では、そんな私の思いや葛藤などを書いているので、もしかすると不快に思われる方もいるかもしれません。「嫌な思いをするかも」と思われる方は、そっと画面を閉じていただければと思います。


私たちが「子どもをもたない」と決めたのには、特にこれといった出来事やきっかけがあったわけではありません。

ただなんとなく、私は年齢的な不安があったので、1年ほど前から「このまま妊活を続けるか(医療の力を借りるかも含めて)考えよう」と夫には投げかけていて、その時々で私の気持ちを伝えたり、夫の思いを聞いたり、特にこの1年は、頻繁に子どもについて話し合っていました。


そして数か月前のある日、夫から「子どもはいらない、2人で生きていこう」と言われました。

これまでも、「この期間までに子どもができなければ諦める(不妊治療はしない)」という方向で話し合っていたし、私もそのつもりでいたので、そのこと自体がどうというわけではありません。


ただ、私は、決断する時は、2人で向き合って正座して「今から話し合いましょう」みたいな真面目なシチュエーションを想定していたので、「なんかあっさりだな」と思ったのが本音です。

優しい夫のことなので、空気が重くならないようにあえて何気ない感じで伝えてくれたのかもしれません。

でも、「今から話し合うぞ」と意を決したタイミングというわけではなく、どちらかというと突然のことだったので、その時は「分かった」と返事をするので精一杯でした。

でも、後から、「私はもう子どもを産むことはないんだ」「両親には伝えるべき?」「将来はどうなるの?」といろいろな思いが頭の中を駆け巡って、なぜだか分からないけれど、涙がぽろっとこぼれました。


その時の心境は、自分でもよく分かりません。

心にぽっかり穴が開いたような気もしたけれど、どこかホッとした気もして、一言ではとても言い表せない、複雑な心境でした。

しいて言うなら、シンプルに「悲しい」とは思いました。

やっぱり心のどこかで「自分の子どもを見てみたい」という思いがあったからです。

だけど、ここ数年、頭の中に「子どもはどうしよう」という悩みがずっとあったので、「もう悩まなくていいんだ!」とホッとしたのも事実です。


正直、数か月経った今も、私の感情は迷子のままです。

「やっぱり子どもがいた方が良いのでは?」と思う時もあれば、「夫婦2人で楽しく生きていきたい!」と思う時もあります。


どちらの選択が正しかったかは、分かりません。

でも、自分の選んだ道が正しかったと思えるような生き方ができたら良いなと思う、今日この頃です。


ちなみに、私が「子どもはいらない」と決めた理由については、以下の記事に書いているので、ご興味のある方はご覧ください。


あと、こちらの記事もよければ。


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