学生に立ち返った週末
この土日の、図らずも学生に戻ったような時間を通して心が若返ったようでした。
僕は学生の頃2ヶ月フィリピンへ行ったのですが、そこでできた友人の知り合いが今の職場でアルバイトしています。
彼から「週末バドミントンしない?」と急に誘われ、二つ返事でお台場の寮まで遊びに行きました。
自分の大学内にもあったような留学生のマンションに隣接する体育館でバドミントンをして、その後共有のキッチンでフィリピン料理(アドボという肉料理)を食べ学生ばりに飲みまくりました。
この季節は夜も涼しくて、汗をシャワーで流した後にコンビニへ歩く道は気持ちいい風が吹いていました。
ビニール袋一杯にビールと韓国のお酒を入れて、よーしこれから飲むぞとワクワクする気持ちは久しく忘れていた感情で、お金はないけど時間だけ余分にあった研究室生活を思い出しました。
飲み会のゲームで飲み過ぎたりしながら、フィリピン人学生との明るくて賑やかなやり取りを全力で楽しみました。
朝、気づくと何故か上野の漫画喫茶で一人で寝ていて、回らない頭で「あー死にたい」と思うのも学生そのまんまの感覚でした(笑)
「もういいや、今日はそういう日だ」と割り切って、最新巻まで追えていなかった葬送のフリーレンを読み出すと涙が出てきたり、「楽しいことってこんな所にもあるじゃん」とちょっと狭まっていた視野が広がった気がしました。
ジャンクな物がひたすら食べたくなって、ついでに行った秋葉原で鶏だしのラーメンを食べました。〆のお茶漬けが不健康な体に沁みました。
必要と思い続けて時間がなかったHDDも中古でそこそこの容量のものが買えて、ばっちり戦利品も手に入り満足です。
時間に迫られる社会人生活の中で、週末はいかに有意義に過ごすか焦るような気持ちがありましたが、その場の流れに任せて新しい友人と飲み明かしたり、酔っ払って行き着いた漫喫で思いがけず感動するこういう楽しみを、そのまま素直に楽しみ続けられる歳の取り方をしたいと思ったこの土日でした。
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