見出し画像

いつの間にかテレビを見なくなった

最後にちゃんとテレビを見たのはいつだろう。
トリビアの泉は面白かったし、イッテQ、鉄腕ダッシュは夕食時によく見てた(まだやってる?)。

なんとなくテレビを流し見していたのは中学生くらいまでで、自分のノートパソコンを手に入れてからはニコ動やYoutubeを見るようになった。いま僕は29歳なので、15年前、2009年くらいの話。自分の好きなジャンルを好きな時間にCM無し(当時はYoutubeにCMが無かった!)で見れるんだからテレビなんか敵うわけがない。

実家にはテレビがあるが、僕ら夫婦の家にはもちろんテレビはない。「テレビどうする?」の会話すら無かった。夕食はアマプラで今期のアニメや海外ドラマを見ている。いまは21インチのモニターで見ているがもうちょっと大きいモニターは欲しいと思う。テレビはいらないがテレビサイズのモニターは欲しい

テレビはお金を掛けられるのでYoutubeよりクオリティが高い。といっても、たまに実家に帰ってテレビをつけると、知らない芸能人が知らない芸能人をいじってたり、東京でご飯を食べたり、横浜でご飯を食べたり、なんかご飯を食べたりしている。どのチャンネルもご飯を食べているのでニュースに替えたら、いつの間にかご飯を食べている

いまの10代には信じられないかもしれないが、「テレビを見てない」と言うと「はいはい、テレビ見ない俺異端でかっこいい~ってやつね」と思われた時代がある。今風に言うと「Youtubeって古臭くて見ないんだよね、Tiktokばっか見てるわw」みたいな感じか。Youtube=テレビくらいテレビを見ることは当たり前だったのだ。

うちの母はYoutube=テレビ世代なのでテレビをよく見る。夜、リビングで酒を飲みながらぼーっとテレビを見ていたり、聞き流しながら洗濯物を干してたりする。静けさが苦手な人が環境音として垂れ流すという需要はあるのか。自宅よりカフェの雑音があったほうが集中できる、みたいな。だったらそういうYoutubeの動画でも流してればいいとも思うが。

そんな母も最近はタブレットを買って、そこで映画やドラマ、格闘技の試合なんかを見ることが多くなった。「若者はテレビを見ない」どころではなく、中高年も見なくなってきているのではないか。メイン視聴者の後期高齢者がいなくなってしまったあとはどうするのか。

「テレビはオワコン」なんて言われていたのも10年くらい前、いじられているうちが華で、本当にオワコンになると誰も興味を持たないのでオワコンすら言われない。おじいちゃんになったら「そういえば昔テレビというものがあってのー」と、ふと思い出したときに子供や孫に語り伝えていくのだ。

いいなと思ったら応援しよう!