近況まとめと補足(2023年11月時点)③完
まさか年まで越して1月になってしまいました!
①を書いた時は11月、②は12月でしたが、昨年の11月時点で自分の中で整理がついたこと、という区切りで書ききります。
今度こそ終わります!
(結局3000字オーバーだってよ!)
11月に①から書き始めていました↓
12月に書いていた前回はこちら↓
シスヘテロ婚活3周目 お見合いが楽しみにならない問題
婚約破棄になった即日即時元の相談所に再入会して、勢いだけでシスヘテロ相談所婚活3周目に乗り出してすぐ。
お見合いが楽しみにならない。
以前(2周目まで)のまだ婚活疲れしていない頃は、その日その時のお見合い相手のプロフィールを読み込んでいくらか楽しみなポイント(会話で盛り上がりたいポイント)に目星を付けていました。
「このソシャゲ私もやってる」とか、「ジャンプ系読んでる人か~どの作品メインかな」とか、「(私が)よく知らない仕事してるな、ちょっとググって素人質問用意していって、お仕事話聞かせてもらおう」とか。
しかしそれらを全て阻むものの存在に、やがて気付きます。
顔。
私を「結婚相手候補」として見ている顔。
私を「女として見る(将来的にその可能性がある)」顔。
シスヘテロ婚活で会おうとする相手なんだからそりゃそうだろというのはごもっともなんですが、それが無性に気持ち悪くなってきたのです。
ある日突然、それを自覚したのです。
それと同時に、そのうちの誰に対しても「将来妻になるかもしれない人」「女」として見られようという姿勢を作って向き合っている私自身に対しても怖気が走りました。
お見合い場所に指定されたシティホテルの、お相手と鉢合わせしなさそうな位置にあるお手洗いで化粧直しをした時に鏡に映る自分。
万人受けしそうな、いわゆる女子アナ風の、清楚系の、婚活界隈に量産された女の像。
事前に開示されたプロフィールを見返しては、「今日最低一時間は顔突き合わせて話さなきゃいけないのか」と、開幕前からネガティブ。
毎回のお見合いの目標は「とりあえず場を持たせる」「最低限相手に失礼はないようにする」「悪印象は持たれないようにする」程度となり、ものすごく意識低い系に成り下がりました。
「私の沼を脅かされてまで婚活したくないわ」
そうして毎回のお見合いを「どうにかやり過ごす」に徹するようになった後。
とある日のお見合いお相手とのプロフィール上の共通項は、私の最新の沼(最新の推しがいるジャンル)である漫画でした。
とりあえずアイスブレイクとして「そういえば『●●』(作品名)読まれてるんですよね〜?」と話を切り出してみて、10分経たずに盛大な解釈違いが発覚。
向こうは無辜の一般の民かもしれないけれど、こちらは首まで浸かりたての今が一番活きの良いオタク。
解釈違いは致命的でした。
どうして、推せもしない三次元の男と会話するために、手間暇かけて好きになれないガワを自分にかぶせて赴いて、その果てに私の沼の解釈を脅かされなければならないのか。
※被害妄想を大いに含んでいます
もう、三次元の男、全体的に駄目かもと思いました。
恋愛観・結婚観を問われた時には、
「趣味は一緒に楽しめても嬉しいし、それぞれに熱中してるものも応援したい」
と答えていましたが、もしオタク同士で結婚して、解釈違いに神経をすり減らすことになるくらいなら、配偶者要らないじゃん、とまで考えてしまいました。
※思考の飛躍を大いに含んでいます
しかも私は三次元の男の推しが出来たことがなく、配偶者候補たちに会っても会っても推せそうにない。
男の推しは二次元に増えるばかり。
最近ではオタ気質のある人を中心に、「パートナーが(も)推し」としてパートナーシップを成立させている人も見られますが、私はそれは無理そうだと。
なんせ私は三次元の男を推せそうにない。
そうなると、シスヘテロ婚活は完全に詰み。
現行日本での法律婚もかなり詰み。
こここそがシスヘテロ婚活の限界か
三度目の正直と言うべきか、遂にシスヘテロ婚活の限界が見えてきました。
しかし成立したお見合いがまだ残っている。
どうせお見合いしに行っても私は交際見送りを出すのだから、いっそ行きたくない。
でも一度お見合いが成立してしまっているから、罰金を払うことになる。
何にも気付いていなかった頃、勢いよくお見合いを申し込み申し受けまくっていた自分のツケが回ってきたのだと、病院の待合室でぼんやりとスマホを見ていました。
その日は季節の変わり目の最中、例年通り予測通りの肌荒れが始まって、皮膚科に来ていました。
病院で順番待ちをしている間に、あと何人、いつまでお見合いが残っているのかを、相談所の会員ページ(相談所婚活経験者の方向けに厳密に言うと、連盟のページ)で確認していました。
お見合い成立相手の一覧からトップページに戻ると、私の検索条件が保持されたままで、新着順に男性会員の顔写真が並んでいる。
どれも同じに見える、とまではいかなかったけれど、「どれも男なんだ」「この中の誰に会ったとしてもまた、柔らかい素材のスカートにヒールを履いて、小さいバッグで荷物テトリスをして、お行儀良く佇まないといけないんだ」と、もう一度感情の波が押し寄せてきました。
もう誰であろうが、「婚活相手の男」に会いたくない。
「婚活仕様の女」を私にかぶせたくない。
この苦行を経てまで、結婚したいとは思えない。
病院の待合室に整然と並ぶ椅子で一人、スマホに焦点が合わなくなって、涙が頬まで落ちていました。
婚活と距離を置いてみよう
その時、ここからはお見合いの申し込みと申し受けを止める、今これ以上続けたら私は壊れる、と安全装置が作動しました。
今成立しているお見合いが全て終わったら、今一度婚活と距離を置いてみよう。
それで考えを整理したり、考えが変わるかどうか自分の様子を見たりする期間を設けてみよう、と思い立ちました。
婚活疲れに入った人で、「この人を最後に婚活やめよう思ってたお見合い相手が、結局結婚相手になりました!」なんて奇譚もあるとは聞いていましたが、そんなことが自分に起こることもなく。
お見合い0、交際0と身辺を整えたところで、「そもそも自分が結婚したいかどうかを考え直したい」と相談所に休会の申し入れをしました。
そういう会員もままいるのか、相談所のスタッフさんは引き留めたり話を深掘りしたりする素振りもなく、あっさり手続きを進めてくれました。
ちなみにすぐに休会にしたのには三つ理由があります。
一つは、休会しないとお見合いを申し込まれるのは止められず、「申し込まれる→その都度断る」の作業をしなければならないのが嫌だったこと。
もう一つは、大体の相談所会員には月あたりのお見合い申し込み件数の制限があるので、その枠を無駄に私(どうせ断るマン)に使って欲しくなかったこと。
最後に、休会にすると月会費が発生しないこと。
チケ代1現場分くらいは浮くぞ~ひゃっふ~!!!
そうして私は爪を赤くして、男性との出会いを求めることをやめました。
↓爪を赤くした当時の話はこちら
「婚活と距離を置く」まで至りました
今回書ききれそうだな、書ききりたいなと思ったのが、この「シスヘテロ婚活と距離を置く」までのことでした。
シスヘテロ婚活仕様の「全方位男受け」に振り切っていた外見から一転。
ネイルは赤から始まり濃色ワンカラー、ヒールはTPO上必要な時以外封印、ワードローブにカジュアル系パンツを投入、長らく眠っていたファッションリングを引っ張り出してきて重ね付け、など。
この時点ではまだ「婚活をやめる・やめた」とまでは言い切れませんでした。
この時始めた「婚活と距離を置く」期間の後に何が来たのか、何をして何をしないでいるのかもまた、追々書いていきたいなと思っています。
ひとまずはここで一区切りとしたいと思います。
お読み頂きありがとうございました!